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はじめてのまおう~《勇者に俺ツエーさせるRPG》   作者: どたぬき(仮)
第17章 N&G (NEZIRO AND Dungeon‘s) 第一章
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29-9 N&D1・山奥ダンジョン奮闘記 暗闇にたたずむメルヘン

 この現象に思い当たりがある。それが…ダンジョンだ。ダンジョンは唐突に穴ができ、中にモンスターが沸く。中に入るとステータスを得られ、魔法が使えるという話さえある。が、その話は都市伝説だったが今、こうしてダンジョンの穴は開いている。…きっとダンジョンだろう。だが…報告すればきっとこの辺は…

「ガチでこの土地が買い取られて終わりじゃん。いや、ガチで。マジヤバいよね。」

 大体この土地を買って終わりだ。そしたら私に残るのは、山奥の家一軒。当然ヤバい。が、東京スタンピードという話もある。このダンジョンを放置して逃げれば…モンスターが溢れて…死ぬのは私だ。どうする?

「でも…もしかしたら・・・。」

 その時に思い出したのが、アニメみたいな異世界転生物の話だ。もし入って、超チート能力とかゲットできれば買われて何とかできるかも…

「そう言えば、ダンジョンって入るに登録会社じゃなくちゃだめだっけ?」

 ダンジョンに入るにはギ��ド・・・クランという俗称のある冒険者たちを抱える会社の社員であることが条件となる。一応そこに警備された一般人も入る事が出来て、大阪は動物しかいなかったのでサファリパークが大阪にできてある意味大人気だった。

「今日は取引相手来ないし、工具探すか。」

 まず探したのは雪かき用のスコップと。作業用ヘルメット、そして探したけど何もなかった。鉄の塊とか加工すればいいけど、いきなりゴブリンとか出てきたら怖いじゃん。せめて狭い通路所に立てば…絶対ガチででバリケード作ろ。

「ここ迄ガチっておけばいいっしょ。さて、行きますか、でもヘッドライト内からまずスマホを首に下げて…。」

 明りになるものはないので、前に買ったスマホストラップを首にかけスマホの照明を明るくしてライトにした。一応腰に幾つか、スクラップに置いてあった釘とかも持ってきた。

「じゃあ、ガチる…っしょ。」

 怖い、怖いけど、動物だけならそれでいいはず。ゆっくりとスロープを降りると…そこは通称”福岡型”のダンジョンだった。壁と沢山の通路、そしていくつかの部屋。それが通称”福岡型ダンジョン”だった。

「いやマジで、ガチダンジョンじゃん。」

 一応動画には福岡ダンジョンについてという奴があります。それがダンジョン型で地下洞窟で、まんまのダンジョンでした。但し何もドロップせず何も落とさないそうで、そして地下の探索も半年で…それ以降は閉鎖までゴミ捨て場として活躍もしました。

「ちょっとつらくね?ここ石よ。」

 そう、ここはスロープを降りた先は石畳の通路だった。余りに露骨なダンジョンで驚いたけど…。その時の動画の話だと、ダンジョンの中だけでは超人的になれるらしく、外に出るとそうでなくなる。という話で元々警備会社がここで訓練して超人作成計画と下賜していたらしいけどダメだったらしい。外に出たら普通の人というのは…別の意味で危ないらしい。外と中で能力が違えば当然”強い方”に居たくなる。これは人間の本能みたいなもので、食べ物とかの感覚上の問題らしい。その為にここに入りたい奴が多くて、福岡では警備の方が多かったらしい。なお大阪は普通の動物なので、そいうレベルアップみたいな事は起きなかったそうだ。

「…私凄くなっちゃうのかな。ガチで。」

 そして歩いていると、通路にはこちらに気が付かないようにサッカーボールくらいの大きさの青い物体が跳ねていた。ゲーム的スライム?


メルヘンスライムtips:メルヘン要素が付いたスライム。メルヘンなスライムは跳ねたり体当たりするのがメイン行動で、目、鼻、口があるが攻撃してもダメージは外皮と変わりない模様。スライム的な全身取り込みはなく、口に入れた後は体全体で溶かす。伸縮率は凄いが、実際は毒などや生物的な欠点が多いため、癒し要素でしかない。なお知性が低く本能以外では行動しない。


スライムが歩いている。まず動画取ろうか。気が付かれないようにスマホの撮影モードをオンにしてゆっくり歩く。本当は人に襲い掛かって怖いはずのモンスターだけどこの時は襲われるなんて考えて無かった。

「ガチ可愛いじゃん。これもっそい可愛いっしょ。」

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