表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
はじめてのまおう~《勇者に俺ツエーさせるRPG》   作者: どたぬき(仮)
第17章 N&G (NEZIRO AND Dungeon‘s) 第一章
1601/1807

29-1 N&D1・序章 その時不思議な事が起こった

祝1700話突破。ここから山奥ダンジョン奮闘記ですが、第一章の到達までに10万文字以上。一章のさわりまでに20万文字を突破しているので相当長くなります。ご了承ください。

 新しいステムに対応したダンジョンの基本がたまり、スキル改訂が行われ、魔法に規制が入る中、ある会議が行われた。それが各団体技術提携会議だ。各組織ごとに秘密の技術もあるが、特に扱いの困った技術を持ち寄りその扱いをどうするかか考えようという事になった。

「で、これだわさ?」

「というわけだけど、千鳥万花はやっぱり頭一つ抜けてるね。」

「基礎研究への投資だわさ。ただ、黒川と商業連合から結構な提出があっただわさ。」

 現在ある6つの大組織がある、その内領地の4/5を占めるのが、亜人同盟、千鳥万花、スキュラカンパニー、魔人連合の4組織だ。がその脇でもう二つ組織は存在する。そのうち有名なのが初心者ダンマスが結託し作った…ダンマス戦争容認派”草原同盟”と前までは3人組織だった今はソロのダンマスとなった”商業連合”だ。数少ないダンマスながら予算は潤沢で、鉱物を清算する高山をダンマスが占拠してその都市からの産出物とダンジョンを抱え普通に異世界物ダンマスベーシックの”迷宮都市”を体現したダンマスだ。そして、その商業連合から、魔人連合に委託されたのが”カード具現化魔道具”の存在だ。これは便利なのだが。そのカードが汚れると使えなくなるという欠点を秘めた物だ。ただし…この技術の発展が難しい。宝箱産らしく、発展性が望めない。ここで解析して量産化にこぎつけたい。との事だった。

 そして千鳥万花からは”ゴーレム回路”と壺錬金だ。二つとも扱いが難しい。というのはゴーレム回路はある手法でゴーレムから配線だけを取り出したもので、その配線をした物をゴーレムが操作できるという物だ。が問題も多い、ゴーレム改造スキル…これが土魔法から”付与魔法”に移管したことで、余りに使える人が少なくなり、研究がとん挫したために放出された。そしてもう一つの壺錬金…よく言うアトリエ系錬金術ができる凄いものだが欠点も多い、まずレシピを覚えさせないといけなくて、その上そのレシピからのアレンジが全く効かない。その上楽になるので、人間に伝えたら人類が衰退しかねないが…技術自体はもったいない。

「この壺錬金は、スケルトンファクトリーの全否定ですね。」

 そう、もう一つの欠点は壺錬金は同じものを同じだけ入れればずっとそのものを作り続ける事で、簡易工場の役割になる。が、こんな物なくてもダンマスはダンジョンでもっと高性能に変換機構迄ついている。

人間に与えるには影響が大きくて、且つダンマスには要らないという絶妙に使いにくい技術となった。

そしてスキュラから来たのは魔力エンジンの話だ。魔力エンジンはDPそのものを噴射して移動するエンジンで、ダンジョンからのDPを使いダンジョンを動かす技術だが…これが使えるのは相良さんのみ。しかも

1m動かすのに25兆DPかかる試算があり、循環可能だが循環させるにしても…技術が足りないとの事で放出された。

 僕達から提出したのは”スキル魔法陣”の存在だ。元々は付与魔法で鑑定したスキルのパターンを解析してできた物だが。維持にも莫大なMPが必要で、しかも発現したスキルはその場で発動するためにそのまま使えないという欠点があった。

「アチシもこれの扱いは困っているだわさ。それなら放出して誰かの役に立ってほしいだわさ。」

 パンダ同好会はそう言うのはない。がその前に柳田さんが全部公開しているので、その分がありがたい。

「ふむ、先ず実験で作って、ゴーレム登録するか。」

 今回のメンバーは鳥海、柳田、相良、僕、美月、魔人連合からはエージェント・ドクターだ。

「ふむ、私もそう思いましたぞ。」

 ゴーレム回路の話の中にゴーレムは作った時の形状次第では登録名が変化することが確認された。そこで、…柳田さんはゴブリンの死体にゴーレム回路を付けてゴブリンの真似をしてもらった。

「これは?」

「ゴーレム回路をゴーストに拍子してもらってその場でゴーレムを作ってゴーストが敗戦できないか調査してみている、どんなゴーレムの名前になるのか…試してみたい。」

 確かにダンジョンがどんな名前になるのか楽しみだ。

『ゴブリントイの登録が確認され、”隠し要素:ダンジョン起源説”が発動しました。公開状態での発見のため、ポイントは付きません。』 

 このアナウンスがダンジョン全体に響き渡った。そして、ダンジョンの仕様が一部変更された。そして新しい項目が、ダンジョンの”タイプ”に付け加えられた。

『ダンジョン洞窟説:ダンジョンの維持費が低い代わりにダンジョンの全ての機能が使えるベーシックダンジョンタイプ。ダンジョンとは建物であり建築物である。』

『ダンジョン異界説:ダンジョンの大きさなどを無視した建築が可能。但し、維持費や拡張費はかなり高額。ダンジョンとは異世界の接合点である。』

『ダンジョン遊園地説:ダンジョンの全てを回路に置き換え、モンスターステータスが消滅する。登録されたすべてのギミックとモンスターに管理費が付属しスキルが消滅する。ダンジョンとは遊園地である。』

 ちょっとこれは全員インパクトがあり過ぎた。登録したモンスターや道具次第ではダンジョンの形式さえ変わるとは全員思わなかったからだ。そして、この研究は…ギルドが一任され僕が行う事になった。全員も

研究するが、この話がいきなり出たために技術の仕様書を全団体に配布して…終わることになった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ