28-冬SP7 調査と新しい何かの来訪
現在、数日掛け、更に精���した結果、僕たちは寒い冬の真っただ中…どうもわかってきたのは…文明レベル4で導入される…次章の事だった。それが”天候”、”河川”だ。そしてもう一つダンジョンだからわかったのが、今までなかったはずの”地下水流”と”地下マグマ流”が発生してた。現実型におけるダンジョンの限界が、勇者大陸に訪れた形だ。只七熱エネルギーの熱を使ったタービンがあれば発電機を動かせるとかありそうなんだけど。この世界では”魔法”がある。送風の魔法があり、送風の魔道具があれば魔石単体で、無からエネルギーを生み出せるわけだ。ただしそれを活かすだけの技術は僕たちを含むすべてのダンマスに無いわけなんだが…。
「暇だね。」
「マスター。ようやく、例のプロジェクトの審査が終わりました。完成し、許認可が通ったダンジョンコアになります。」
ハーリスがもって来たのが”ダンジョンコア”だ。僕が買い集めた勇者たちに破壊されたダンジョンコアというのがある。そして破壊の証明としてダンジョンコアはギルドに提出された。リューネさんも…あの暗黒の3年間の間に大量のダンジョンをぶち壊した。そしてダンジョンコアも破壊した。その総数127個。なんだが、ハーリスがDPを使い、修復されたダンジョンコアにする際に問題が発覚した。そう”勇者の数よりダンジョンコアの数が多かった件”だった。本来はダンジョンの数と勇者の数は同数であり、サブコアを使った経営をできるほどのダンマスもいないはずだった。が、実際にコアはある。インスタンスダンジョンで転生者がコアと結ぶ前に破壊された説もあるが…それを含めて修復されたコアを普通の”ダンジョンコア”にする…ダンジョンコア認定というのがハーリスより必要だと言われ…DPで修復したダンジョンコアをハーリスが神様に送って…普通のダンジョンコアとして使えるようにしてもらったのだ。
「87個?」
数えてみると思ったより少ないと思ったんだけど…40個ほど減ってる?
「はい。修復し、再度担当を決定し、使えるようにできたコアです。」
「無くなった40個は?」
「検証中です。普通インスタンスコアにはダンジョンファクターは無いので、ファクター文字は無いはずです。ですが存在しているコアが確認できたので、事実確認中です。」
なんかあったみたいだけど…僕にもよくわからない。でもたくさんの文字がある。そして…。これらにダンマスをあてがえば…サブマスターでもファクターを得ることができる。お姉ちゃんの所のサブマスターたちに渡せばパワーアップするだろうが…。
「それでも…。
「やっと終わったー!」
裏の通用口から入ってきたのはお姉ちゃんと…リューネさんたち…リューネさんの首の皆さんだ。
「最近見ないと思ったら。」
「私のダンジョンの大きさもあったから…惑星単位が作れそうで、組み立ててもらっていたのよ。だけど…イベントの話が来てね。」
「イベント?」
イベント?又悪い予感しかしない。
「で、ルールの為に世界の細かい箇所を全部手直ししたから。細かい作業と調整…後テストパターンを入れたら…。」
「大丈夫か…。」
「分からんでもないな…。」
脇からヨミ優ちゃん達も来て…お姉ちゃんを支えていた。
「言えんと…って何?」
「その為に私のダンジョンの方を改造して、結局もう一つの地球を作る羽目になったのよ。」
「なにそれ?」
いや、全然意味が分からない。
「ま、まずは…全員格納して…3人で、鍋でも食べたいわ。」
「分かった…行く場所はそっちに任せる。」
なんか…神様がよっぽどはっちゃけたらしいな。




