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はじめてのまおう~《勇者に俺ツエーさせるRPG》   作者: どたぬき(仮)
第16章 ガチャガチャマスター(第一編)
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28-冬SP2 忙しすぎた反動で

 リーメ君のダンジョンはダンジョンバトル用のゴブリン村。そして収益用ダンジョン魔石鉱山だ。と言ってもゴブリンやオーガが出て来るだけのタンジョンダンジョンだがスポナーで出されていて。洞窟内に拠点を築いているのでそこを冒険者バーティで制圧するという流れになっている。ついでにゴブリンは20体単位で移動するので、油断すると冒険者も死ぬある意味危険ダンジョンだ。ただ、各地のダンジョンというか…最近のダンジョンは、甘辛の双方に舵を切ったダンジョンが多く極度に甘く滞在者を優遇するリンシュメルトのダンジョンの方が人気だ。鳥が多いモートリア辺境に名前を変えた長峰君のダンジョンである鳥パラ(鳥の楽園)みたいな意地悪ダンジョンもある。こっちは鳥が襲撃の8割だがもう2割が穴掘り系モンスターで占められており、上ばかり見ていると足元を崩され、けがをするという、ぎりぎりの塩梅で作られたダンジョンだ。ついでにボス部屋は地中にあり現在まで発見者0となっている。ただし…

「そんなに今の鉱山とか…。」

「あの井原作品見せられると、うちに何もないってかんじちゃって。」

 先日の魔王バトルでの井原作品やスキュラの海底神殿など…美麗系ダンジョンやメリハリのあるダンジョンはやはりダンジョンのギミックとしてほしい所だが…。リーメ君はこの世界では唯一と言っていい現地のダンジョンマスターだ。…そことの差の中に…現実とのダンジョンの知識の有無がある。

「まあな、リーメがそういうから…教授に相談したらいろんな景色とか見て来いって言われて、旅をしているんだ。」

「そういう事なのですか。」

「景色を見て…作りたいダンジョンを纏めたらと…。」

「まあな。魔石鉱山だって教授が来てから作った。教授との合作だが…そういう意味でのリーメの初ダンジョンになるんだ。」

「村の人に意見は聞いたの?」

 ゴブリン村は、村人50名による基本合議制だ。女性しかいない(男性は戦争に全員取られたのでいない)ので、

「それが全員分からないから。教授の意見でって事…。」

 一応これでもダンジョンバトルでは無敗の王者なのだから…辛いと言えば辛い。それだけあのダンジョンは凄かったのだろう。というか、井原さんってなんであれでダンジョンバトルやらないんだ?

「でも寒くてね…。」

「宿泊場所は取った?」

「うーん。実はリンシュメルトに歩いてくるのが初めてで…。」

 ダンジョンしか出入りしてないのか…それはもったいないな。

「それでここに来たんだぜ。泊まれる場所とか知らないか?」

「それは間が悪いね。今は年末のパーティ前で各ホテルが全部埋まってるんだ。」

「そうなの!?」

「まじで!?」

「年末は秋の終わりの闘技大会でこっちにゲートで来た商人とかって、大抵ここでホテルを取って商売するから高級ホテルを中心に全部埋まってる。」

 年に一回開く大陸間ゲートは商人にとっては新規商品とか仕入れたり、こっちの魔法が使える人材探しやダンジョンの魔石などの買い付けなどそういう意味ではリラシルトやザガートンの商人達がこっちに大挙してやってきて、まずはリンシュメルトで一泊する。で、そこを中心に手持ちの商品を世界最大の都市であるリンシュメルトで売り付けて…でその金で大抵は商人連合を組んでみんなで金を出して期間を決めてゲートを自費で開設して帰るのが定例になりつつある。そこまでの拠点や、それ以外に大陸を渡った人がこっちのダンジョンに挑むなど…様々な人がこっちのホテルを拠点にするんだ。ついでにこれにスラム街の安宿もそこそこ入っていたり、リンシュメルトの門前の私設宿屋も全部埋まることが多い。春先なら移動する人が多いから空くんだけどね。

「どうしよう。」

「泣くなよ…どうにかなら…なりませんか?」

 中々警護に慣れない様子だね。

「家からゲートをくぐれば帰れるよ。その位はサービスするよ。」

「うーん。」

「それだと朝の寝た感じとかでないだろ?それが…ちょっとな。」

 まあ色々大変なことになってまいりました。

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