28-62 GGMスタンピピード 宿場町”パンドラ牧場”
そして私と後向こうに行くことのできない、こっちにいることを選択したエミル隊の女の子たち24名はこの巨大宿場町”パンドラモンスター牧場”での狩人として活躍している。まあみんなやりたいショップがある場合はそこで、学校から講習を受けてそっちの仕事の従業員となった。私?私はショップの書類や自分のスキルの確認の日々だ。はっきり言って大量に資金が入ったため、何を育てるかが悩ましいのだ。とりあえずレベルアップさせるのは”井戸”、キャンプ場”、”厩舎”、”牧場””従業員宿舎”だ。当然開発のためにクイズ
大会を頑張った。
『キャンプ場レベル2になったと事で併設建築設置可能となりました。厩舎がレベル2になったことで回復効率がアップしました。牧場のレベルが2になったことで”格納モンスター上限が50体”になりました。また牧場と厩舎のレベル2を確認”畜産”機能を開放しました。従業員宿舎のレベル2を確認しました。東急変更が可能になりました。ショップと宿舎のレベル2を確認しました。追加施設”宿屋”が設置可能となりました。キャンプ場とショップのレベル2を確認しました。ショップが”併設可能”になりました。』
なんというか…まずいろいろ多い。併設設置可能は例えば杭の中の牧場に”ショップ”を杭なしで設置できるようになるのがこの併設の意味だ。がここで問題は
「お姉ちゃん。誰か来たよ、ガルさんかな?馬車がいっぱい、」
エミル隊の女の子の一人が走ってくる。
「どこに?」
馬車って事は商隊って事だ。久々の商売だな。
「森の向こうから。」
「一応モンスター対策はってあるけどね。」
そう、フィールドがモンスター対策にある都市って、この牧場の周囲に”マッカナ森”を設置して防壁代わりにしている。訓練にもなるけど、森林は主に木の実や自然系の素材が取れるので、むしろ城塞の意味合いがある。ただ、モンスターがないなら、ここは単に生活用の薪とかのある普通の森だ、なお水資源もある。
「なら、準備しようか。」
立ち上がると、店員のスイッチを入れる。いやあね。ここ地味に人が来ないんだ。3000人という数は地味に鉱山では維持できるがギリギリの数らしく、向こうではパンとジュースがもらえるから…こっちに来ることはない。こっちはガチャとか滞在DPの利益…後はダンマスが買い取り、こっちの買取カウンターに入れる買い取り値段。これらがあるので、来なくてもいいが。ここはいうなら幼女パラダイスである。おまわりさーんこっちデース。じゃない!だから普段はエミル隊のみんなのショップとかはむしろ研修用に店員を数人にやらせ休養代わりに接客の訓練をさせている。それ以外は…フィールド出稼ぎを出してもらっている。ククク、食料も万全だ、売り上げがはかどるぞー!
ただ、その日の終わりもその次の日も何故か森に入ったある商隊の行方を知る者はいなかった。
これで今年の分は終了します。今年も一年お疲れ様でした。毎年ですが1月一日だけは縁起担ぎの為にお休みします。来年は一月二日からスタートします。




