28-61 GGMスタンピピード やっと普通に戻れた
それから遥さんは鉱山の方を支配して、政治体制は・・・官僚制を基に導入して、鉱山夫もかなりピッケルと猫車で楽になった。特に影響が大きいのが三つ、一つは”フィールド”のモンスター排斥機能だ。これのおかげでモンスターがいないことが証明され…またパンモン持ちには上級エリアとして機能している。こっちの牧場から先にパンモンを鍛えた22名が向こうで”パンモン”傭兵部隊として特殊鉱山夫をやっている。これはゲームの関係が問題となっている。パンモンのない鉱山は銀鉱山だ。だから銀が産出される。そしてパンモン側は”奥に行くにつれ変わった鉱石が出るランダム鉱山”である。エリアのレベルを上げればオリハルコンとかも出るらしい。実際小石程度のオリハルコンを拾ってきた子がいたので、早速遥さんにオークションとして出費にしてもらったら…700万DPを出してドワーフのダンマスが購入したらしい。こっちはレベルを上げると”下部階層”とか開放されそうなので、予算がたまり次第難易度を上げるつもりだ。
そしてもう一つが”ガチャの大量設置”だ鉱山の入り口や街のあらゆる場所に”菓子パン6種ガチャ”と”ドリンクガチャ6種”を設置した。なお価格は銀貨1枚で5個出てくる。なおガチャは企業ごとに存在していたので、ジュースが6種(7つの企業があった)と菓子パン6種(三つの企業+ドーナッツ会社のを含む)を設置した。これが非常に売れる。何しろこの辺は水がまずいのだ。飲み物でさえ困る。そこで甘いドリンクは…何よりうまい御馳走だろう。そして菓子パンも焼きそばパンも食べてみれば食事である、…というより
もう一個の問題でこれに踏み切った。それが”ここに食料を運ぶ小規模輸送小隊”の手配ができないからだ。銀を交換する代わりに他の者を買う。それを物々交換して食料を買う必要があるがその最初の銀を交換するキャラバンが来ないのだ。それ以外は全部ゴブリンに荒らされ食い物が特に全滅していた。この窮地を救えるのは…ガチャで出せるパンとジュースだったわけだ。ただ…これでも皆は料理をやめなかった。最初はこれでパンを買う鉱山夫以外生き残らないと思った。がそうではなかった。…これが習慣が由来だった。
この町の人々は水を沸かして不味いのをごまかすために野菜などの”臭み消し”を入れて煮たてて食べるスープとパンが一緒だった。水が井戸で綺麗になってもジュースが買えても・・・パンはスープと食べる物という認識は変わらなかったんだ。その為井戸から水を汲んでは…その井戸水で野菜の入ったスープを作って菓子パンと食べていた。その為に甘いパンよりも”食パンセット”とかの方が人気が出ていた。そしてこれが食料を安定させた。
そして三つめが遥さんの強さとダンジョンモンスターによる街の警備だ。最近発覚した”人化スキル”により人間の形をとることができるモンスターたちを中心に城門を整備し要塞として機能していた。遥さんは都市国家の首長として銀を安定定期に排出し、また他の鉱石も手に入ることで、これを売る準備を始めた。それが避難民の指揮を上げた。
私はこっちの中継牧場でゆっくりお客を待っている日々だ。こっちには畑も




