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はじめてのまおう~《勇者に俺ツエーさせるRPG》   作者: どたぬき(仮)
第16章 ガチャガチャマスター(第一編)
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28-60 GGMスタンピード さらっと終わったけど

 そして数日掛けて治安が戻った都市国家において、遥さんはガルさんの口添えもありこの鉱山都市ネロティカ(遥さん命名)の主として君臨する事になった。私は…その存在を隠され普通の店員…のふりをすることになった。遥さんがこの辺はゴリ押した。

「あたしはいくらやられても変わりがあるんだろうが、あんたは・・・・大方今後のダンジョン経営で最重要人物だ。守る必要がある。だから私が囮になる。」

あんたも需要だろ、って思ったけど無下にできなかった。というのもどうもこの私の杭が…”遥さんの領域”になるのに。遥さんは私が領地を広げても領域取得DPを払わなくていいという契約らしく、私の杭はこの都市全体をキャンプ場として、鉱山もフィールドの”マントリー鉱山”にした。このフィールドの性質が分かって来ると、恐ろしいことが分かった。まずパンモンを持っている人が入ると鉱山内部はパンモンが出てきて戦闘となり、そこでも鉱石が手に入る。さらに”採取ポイント”では規定グラムまでの金属がピッケルで取得可能で規定値を超えるとピッケルを弾くので分かりやすい上に…どの金属も女の子とか、エルフでも採取可能なくらい…柔らかい。何より様々な金属が手に入る。そしてパンモンを持っていないと・・・今度は”モンスターが入れない鉱山”として機能し普通の鉱山となる、その上ダンジョンコアによる”鉱山の再生”も可能で銀鉱山は今まで通り、むしろピッケルにより効率的に銀を採取可能となった。そしてモンスターはパンモン扱いされ…パンモンエリアに送られる上に…入った場所からしか出れなくなる。すなわち対モンスター防壁としてフィールドが機能する事が分かった。疑似結界である。しかもフィールドは”モンスターに破壊されない”という特性がある、その為無敵の防壁になるのだ。

「分かった。私が牧場にいるから。お願ね。」

 そして私は牧場にいることになった。遥さんが銀鉱山都市ネロティカを治め、私がその近隣に宿泊所を設置する。

『都市の領域化を成功しました。追加フィールド”滅びのメサール市街”、”市街地”、追加設備”牧場目安箱”、が使用可能になりました。』

 そして、新規メニューを見ながら、…鉱山攻略が終わった。あっさりだった。

「と言っても一か月か、その位かかってるんだが…さて、俺達も行かなきゃならねえ。」

 ガルさんたちが牧場に来た時には3台の馬車一杯に銀貨が積まれていた。これを基に各地に買い物をしつつ、杭を持って行ってもらい2か所だけ。好きな位置に建物を設置してもらう事になった。どうもこの銀貨旅というのはかなり危険なのだ。襲撃の可能性もある。だからこっちにいちじてきにばいきゃくしてストレージ内に貯え、店舗を作ってそこから近隣に買い付けに回す方が…手ぶらで安全なのだ。そこで銀貨を預かることになった。

「でも行くの?」

「俺の妻が…俺の留守を守っているんだ。落ち着いたら連絡する。と言っても数年はかかる旅だ。」

 …覚悟のある話だ。

「子供は?」

「…いやあな、子供が生まれたところを見てから出発したからな、今頃2歳かな。」

「寂しくなるね。」

「提携先なんだ。あんたの商品をこの杭で出せる上に、俺が仕入れた物は売ってやる。新しい物の売り先ができたと思えば楽だ。こっちはこれでも助かっているんだ。ありがとよ。」

「時々連絡するから。」

「あんたはここにいる限り安泰なんだ。だから…大きく構えろよ。」

 ガルさんが言うにはこの立地はネロティカにつながる街道沿いの宿場町で街道が整備・・・されていないが、ここで食事や水を提供している限りネロティカを目指す人は必ず

宿泊する場所らしい。まあ、移動能力次第ではわからないが。

「分かった。」

「じゃあな。また会おう。」

 そう、あの食いがある限り…ガルさんとはまた会えるはずだ。こうして、鉱山は…さらっと私達の物になり、キャラバン隊も手に入れる事が出来たのだ。

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