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はじめてのまおう~《勇者に俺ツエーさせるRPG》   作者: どたぬき(仮)
第16章 ガチャガチャマスター(第一編)
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28-54 GGMスタンピード 魔法の種火は番人付き

 遥さんが弄って自分のショップに俺のガチャから出たコーラなどを日替わりで6種、菓子パンも2種ずつ8種、日替わりで掲載した。そうしたところ爆発的に売れた。一万DPのパンとコーラ。現代人にとってこれほど懐かしい品はない。こっちは32万DPで70個ほど出せる。十分元が取れる。そして分かってきたのが…それが結構安定的に売れ始めたのだ。一週間ほどで400万DPにまでなった。いやあゴブリン一体10DPなのに100体分をこんなに買うんだな。みんな。

「これ、リューネハウスが大量購入してますね。あと”楽園”もです。」

 確かリスト上位のランカーダンマスさんたちだ。かなりがっつり買ってもらったので予算に箔が付いた。そしてこれで防具が茶を回し、配布できた。

「というか、こんなに簡単に稼げていいのかよ?」

「これ、向こうからすれば思い出商品が半額以下で買えるんだ。かなりいい感じだろ?」

そう、向こうからすれば、在庫処分に見えるんだろう。買い過ぎて腐らせたり、我儘ダンマスが買ったものをコアが処分している感覚で。だがこっちはそれを無限に出せるんだ。

「というか、これうめぇ。」

「それ、試食だからな。」

 事務所でガチャを置いてあったのでおごりで回してガルさんに、手渡している。

「これ、パンの癖に柔らかくて、中に入ってるものがあるとか幸せかよ。頭いいなこれ。」

「焼く前に工夫するんだよ、それ。」

「でもここまですげえなら、分かるわ。スキル欲しい。」

「簡単なのだとこれか。」

 私が指から火を出してみせる。

「何だそれ、指が燃えてるのか?」

「生活魔法の着火だな。小さい火が出るだけなんだが、かなり熱いんだよこれ。」

 よく魔法の火は熱くないと言うが、これは嘘だ。ちゃんと熱いが、短い時間ならやけどしないというだけだ。その点でも欠点魔法だが、発火位置が指から5cm離れた空中だからそこまで熱くないって事だ。それでも30秒が維持の限界だ。だが火種として着火させるには十分でそう言う意味では重宝している。そして授業ではこの生活魔法も含んでいる、が、こればっかりは時間がかかるとみている。

「ふむ、それでもすごいな。火種が要らないんだろ?」

「そんな凄いのか?」

「火をつけるのは火付け番という専門がキャラバンにいるんだ。それくらい火をつけるというのは大事なんだ。飯とかにはな。」

 火付け番というのは火をつけ方自体は誰にでも教えるのだが、それでも専用器具を使い10分はかかる。早くて5分。そうなるとその専用の当番が無いとかなりの重労働らしい。その為にキャラバンの後ろに

火種を抱えたまま移動する事さえあるという。専用の鉄製”カンテラ”もある。

「そうなると、大変なんだな。」

「そうだな、火の管理は重要で、そのだけでもかなりだ。今は蛍火の精が火をつけるからかなり楽になったんだぞ。火種の維持が必要ないというだけでかなりの負担軽減だからな。」

 そしてまあ、遥さんもじっと考えていたようだ。

「蛍火の精・・・登録できた。こっちで育成してどうなるか見てみる、」

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