28-48 GGMスタンピード まずは味方を信じる事
まず新体制としてやるのはガルさんが隊長となって、傭兵団を形成する事だった。…私や遥さんでは表に立っても女という事で、戦ごとでは嫌われる。それに脱出を先導したのもガルさんだ。そこで。ガルさんが声をかけ体長が復活した難民から選抜した30名(男性)とキャラバンメンバーの男性が中心となって部隊が編成され…あの行商人から大量にふんだくった金貨の6割を使い…後3割は銀かに変換してガルさんに渡した。その金貨の6割で、彼らに武器を与えた。後一割は難民向け食糧の購入だ。で、今訓練中だ。
「エミル、やっとダンジョンレベルが4になったぞ。」
遥さんが、エルマと一緒にやってきていた。エルマさんも槍を片手に参加予定だ。
「へぇ…。」
「サブダンジョンシステムとダミーコアだな。ダミーコアは金はかかるがダンジョンコアの機能を一部移転できるのと…仕事が割り振れるそうで、ここにこれ、二つ分な。後サブダンジョンコアはエルマに渡して管理
させるつもりだ、ダンジョンが必要なら…行ってくれ、この牧場から結構いいDPが取れるから資金に余裕ができたんだよ。」
常時にっこにこだが…。
「じゃあ、サブコア、後で買い直してもらうから…こっちで買い取っていい?こっちでどうなるか見てみたい。」
「…エルマ?いい?」
「マスターの御命令とあらば。」
「じゃなくて!自分の意思だよ!意思!」
なんか、そこは遥さん色々。考えるところがあるようだ。
「…だとしても変わりません。私にはまだダンジョンが必要な段階に無いと思います。それにダンジョンを建てる位置の精査が終わっていないのに…この地だと偽装も効きにくいので不適かと思います。」
うわ、正論パンチだこれ。
「ぐ、無、無。じゃ売るわ。いくらになる?」
「確認取る。」
『提携先のダンジョンのコアの一部を確認。相互作用を確認中。62番型ダンジョンコアを確認。機能の一部共有を確認。交渉完了。新機能”DP決済”及び”DP生成”が可能となりました。また追加機能”カスタムフィールド”、”太陽光量調整”が生成可能となり、管理は従業員であるエルマとなります。またこの”重要従業員”の発生に伴い”役職システム”が発生します。…パンドラ牧場のレベルが4になりました。エリアの最大数が20になりました。新規施設:”地下迷宮”、”多目的イベント会場”、”社宅”。新規機能”お取り寄せ”、”支店ゲート”、”両替機”、”BGM”、”隔壁”、”拡大適応”。また、付属店員の応対レベルを+1します。』
また大量だな。そして二人とも、口が空きっぱなしだぞ、…いやエルマさんも唖然としていたな。というか多すぎて困る。確認確認。まずDP関連だが…これはダンジョンの機能の一部を取り込み。DPからあらゆるものが作れるようになる、制作費はダンジョンとパンドラ牧場の取引価格の一番安い物が提示される。DP決済は、こっち側に限り全ての取引をDPで行う。GPはDPの10分の1である。との事。でカスタムフィールドは文字通り今まで持っているフィールド系を全て選択し、オリジナルのフィールドを作成できる。出現パンモンも調整できる。これにはダンジョンのモンスターも出現させられる。かなり便利だな。で、太陽光量調整は今までほぼ外気と一緒で、変動を薄くしていた各杭の中全体限定で太陽の光量を調整できる。ギラギラ光暑い日も可能なら…温度を感じない…ほぼ深夜も簡単にできるらしい。で、重要従業員はふむふむ…ある職歴や職業を持っている人を”従業員”にするとその従業員に役職を打診できる。その給料の増加分はかなり高めだがその関連の操作権限がその役職の人に与えられる。ふむ…ついでにエルマさんは現在”副社長”だ。私が牧場主”ね。いや、社長じゃないんかい!
そして馬をダンジョンに登録させ、DPで馬が作れるようになった。ただ、早くはない
ペルーガルダモンTIPS:山岳馬の一種で太い足で踏みしめ山を登る。また蹄が特殊なギザギザをしており、いわばでも普通に動ける。但し砂漠や沼は苦手。時速最大35kmだか普通の馬の4馬力程度の脚力を持つ。但し思考が鈍重で危機管理能力が低いのが欠点。主に草を食べるがそれ以外に木の実や木の皮も食べる。




