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はじめてのまおう~《勇者に俺ツエーさせるRPG》   作者: どたぬき(仮)
第16章 ガチャガチャマスター(第一編)
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28-46 GGMスタンピード 書かれてる説明とゲームでの挙動が違うのは仕様

「ニャ!」

 猫ちゃんが声を上げると、草むらからモンスターが現れた。これは…ルードモンキーか!


ルードモンキーTIPS:チンパンジー科でありながら木に登れず、隠れ潜むことに進化した猿。周囲のモンスターを従えて仲間にする性質がある。正確は数で勝っている限り強気で、そうでないならすぐ逃げる。

  

ルードモンキーと数体のウサギがこっちの出方を待っている。

「これが、モンスター。」

「前もって言っておくと、これはここだけだから。」

 ゲームのシステムを踏襲する関係上相手を見ると時間が来るまで立ち止まるのも”奇襲がない”のも仕様だ。だから出しておいて、放置すれば自動で警戒終了。勝手に出てきて立ち止まる。今回は。

「じゃ、みんなお願い!」

「にゃ!」

「おう!」

 いや、女性ノームでも掛け声一緒なのか!海猫が走っていくと水鉄砲を飛ばして通常攻撃を行い、ノームさんは棒でぶっ叩いた。お、一撃。そしてウサギたちは消え、ルードモンキーだけが残る。そしてルードモンキーが襲い掛かる。それをノームが受け止めると、掴んで叩きつける。その時にゴギ!ッと凄い音が鳴り…霧散した。

「これが…戦闘ですか?」

「私も慣れないよね、消えるモンスターってさ。」

 実は前もってテストフィールドで遥さんが闘っている間全員にパンモンの消えるところを見せていた。ちゃんと消滅するところだ。本来の生き物は死体が残り、食べる場合もあるという事を説明した。このパンモンフィールドが特殊なんだと。そしてドロップが…現れた。”ウサギ肉”と”お野菜”だ、数が多い。エミルちゃんの板世界でもパンモン討伐も一緒でこうして食べ物を稼ぐことができる。但し”初級のみ”しかできない。こうした”フィールド農家”と呼ばれる農家もいて、初級フィールドを巡り食べ物をメインにモンスターを討伐する。中級からは鉱物、上級は武器防具と銀貨が落ちるのだが…食べ物は徹底して初級しか落ちない。ゲーム上は全部売却してお金になるだけだが、リアルが絡むとこれが変動する。初球のフィールド農家の育成のためにもパンモンの牧場は生活に必須なのだ。なおみんなは中級や上級に憧れるがその上の特殊となるとモンスターが巨大すぎてあしらわれるのだ。なお経験値しか入らない模様。なので初球の保護は必須らしい。お野菜は、今回はニンジンとキャベツ。これも登録しておこう。

「これ、ほら。」

 私はピルピルの持った猫車に素材を入れていく。なおお肉は血抜き済みで葉の包みに入っている。

「牧場長のモンスター強いですね。」

「このまま限界まで周ろうか。レベリング久々でね。」

「は、はい!」

 流石初級、しかも元々がこのまま”放置ゲー”なので、レベルアップさせない限りこの雑魚だけが相手だ。こっちの方が気が楽でもある。

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