28-45 GGMスタンピード テストして安全を確認するのは設置側の特典であり義務
森林との隣接部に従業員宿舎を杭で移設しその隣にエルマさんに頼んで、杭を特大で打ってもらい…完成した初級パンモンのフィールドである”マッカナ森”である。なおカスタムで”難易度レベル1、遭遇イベント無し・採取あり、採取の個別取得あり”となった。
「今からここに、この猫車を持って二人一組でこの森に入ってもらうよ。中にはモンスターが出るかもしれないけど、こっちもそのカプセルからモンスターを出して戦わせれば怖くないからね。戦うのが怖いなら
闘える人と組んで、猫車を押す側に回ってね。」
今回のメンバーは15名。うち一人は私がパンモン連れて戦闘して猫車を引いてもらう。なお、当然名前はついていないので、従業員になる時に名前を私が付けた。
「私はピルピル。よ、よろしく。」
「挨拶できているね、よろしく。」
今回は…成績の良い15名がパンモンの扱いで合格が出たので、実戦となった。しれっと私もフィールドテストで戦闘してレベルを上げたがモンスターは2体海猫とノームのベンさんだ。ついでに透明になった
マーサさんも付いて来ている。憑依で。ただ、ノームの女性って結構おばさん顔の足とかが大人並に太いんだ。
「それが牧場長のパンモン!」
「まだ全然初級だけどね。」
すっかり訓練されてるな、これ。なお名前は…ガルさんの商会員さんに付けてもらった適当な名前を使っている。名前の由来とか由緒という話はまだないので、この辺は頑張らないとといけないと思った。
「じゃ、森林に入るよ、その猫車押して、採取とか見るんだよ。」
「は、はい!」
そうして、フィールドに入ると、そこは森なんだが実はい付くかの違いがある、その一つが普通の森に比べて木の節とかそう言う移動妨害要素がない、木があるだけの平原という感じの作りだ。そして
「猫ちゃん、周囲の警戒。ベンは戦闘隊形のまま移動。」
それに無言でうなずく。そしてしばらく歩くと、採取場所だろうなあれ。青々とした緑の葉っぱの中に赤い木の実がなっている。しかも高さが私並だ。
「あ!あれ!」
私が近づくとその木の実を、うわ、簡単にちぎれたけどこれは…分からん。が甘い匂いがしていい感じだ。
「少し食べてみる?猫車に入れるほどの量は歩けと潰れると不味いから。」
「あ、私もパンモンを!」
「猫車を持っている人は展開しちゃダメなの。この森はパンモンを見るとそれだけに襲い掛かるから!」
これが猫車を押させている理由だ。襲われないためにも出させるわけにいかないから。
「今後慣れたらそれを持ちながら戦闘できるけど、今日は慣らしだよ。」
私も入るのが初めてだからとか、言えない。




