表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
はじめてのまおう~《勇者に俺ツエーさせるRPG》   作者: どたぬき(仮)
第16章 ガチャガチャマスター(第一編)
1534/1805

28-35 GGMスタンピード 体験しても理解できない物はできない

 その日の夜。管理室の隣に、ガルさんが杭を設置した。サイズの説明を行い。大体の感覚をつかんでもらう。ある程度の誤差は何とかなるんだ。その杭のエリア内に建物を出すんだから。ただしこの中に”隣接する複数の施設”は出せない。例えば厩舎と牧場は一つの杭で二つ出すことはできないという感じだ。

「いいぞ!」

 後、購入したショップとかの建物を移動させる感じなので、同じ建物も複数購入可能だ。ただ、いい気はしないけどね。そして向こうの建物を変更し、こっちに…ショップを開設した。

「は!本当なのかよ!」

出てきたのは都市国家内に置かれたショップだ。

「さあ入ってくれ。但し注意して欲しいのは…こっちが操作しないと出せないんだ。」

「どういう意味だ?」

「私はあなたの状態と確認する術はないの。」

 スマホを渡せば当然確認できるが、遥さんに渡しているために。使えない。そしてそう言う確認手段は遠くなれば分からない。但し、アプリには、杭の場所をタップして建物を設置できる。だからアプリを

細かく見てさえいれば出すことができる。

「という事はこれ…。」

「そう、秘密にするという観点上、あなたが一人でこれを設置して、でこっちが確認次第出すって事になる。」

「そのショップに意味があるのか、店舗が出て来るだけなんじゃあ?」

 ガルさんは建物の周りを見ている、レベル1なので、掘立小屋のバラック仕様だ。

「従業員なら商売できるけど、それが欲しい?」

「取引が出来ねえならいらねえ。」

「一応買取カウンターも設置するから。ちょっと試してみる。」

「どういう事だ?」

「中に入って…で後で説明するから商品でも見てて。」

 まずは管理室に戻ると、メモを書く。それを室内に置いた管理用ストレージに投入する。

「…であんたは何者なんだ?』

「この店の店員です。」

 ガルさんが中でエルフ店員と押し問答をしていた。

「おーい。」

「こいつはなんだ?』

「それはスキルで出来た…人間モドキと言っていい。まあ応対はできるが融通は効かないんだ。その代わりショップ関連全てをやってくれる、買い取りと販売だ。そして、それはスキルで全部管理している。」

 実はこのストレージかなり有能で。それが杭を張って移動さえできればそのどこからでも…ストレージにアクセスできる。そう言う意味では離れた場所をつなぐことができる…買い取りできるものに限り。

そこでこんなものを作ってみた。

「すいませんがガル・・様ですか?」

「ああ、そうだが?」

「こちら、店主から手渡すようにと。」

 さっとエルフ店員がメモを手渡す。

「…これもしかして…。」

「時間がかかるが…できるにはできたな。で、返答を書いてそれを”売却”してくれ。」

 ガルが、じっと見ながら…。

「書くものあるか?」

「こちらをどうぞ。」 

 出されたのは簡単なペンだ。受け取ると、簡単にさらさら書いていった。

「これ、銅貨一枚になります。どうぞ。」

 そして、管理室に戻ると、確かに…ストレージにメモがあった。メモには

『意味が分からん。』

 成功には成功だったがさらに説明しないといけないようだ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ