28-33 GGMスタンピード 商談で嘘をつくと顔に出やすい人がいます。
次の日、エルマさんに頼んで。正確には10歳の私ではきっと子供に見えてどうにもならないので、エルマさんに説明させた。そして、こっちが資金援助の代わりに奴隷購入の流れで女児を銀貨20枚で購入した。その分銀貨を…パンとスープと交換して購入した。それに難民が喜ぶが…テントという物もある。が…。その女児の数は…46名だ。思ったより少なかった。嬉しくもある。それは子供を売りたくないとみんながいい、そして保護したため、4割程度の女児だけを引き取ることになったからだ。どうも男性も結構多いらしくこの46人はくい打ちで、厩舎と牧場を製作。牧場に集まってもらって説明を開始した、それはこっちの仕事だ。で、奴隷照会も確認した。どうも…恐ろしい機能だが…なんと人間を”保存”できる機能がある。価格は自動設定され、ステータス表記から購入できる。が・・・この機能の確認後、ダンジョンショップを見る…フワフワパンなどあるが、商品を見ている。ここからモンスターも買える。そして何より…商品が多い。特に”井原建築事務所”にはシルキーが売られていて。しかも…ルームが売っていた。こっちが適応できるならかなり強い、後、ゴーレム専用の荷車が売られていた。かなり精密な軸だ。これがあればかなり行ける。これをぽちった。ストレージから出すと・・・凄かった。
「これは?」
「ああ、購入した荷車だ。ここに幌を付ければ荷馬車になるんだ…。」
「ほう?」
ガルさんがそのゴーレム車を見ている。
「どこがですかな?」
「この軸だ。」
下に潜り込むと、すげぇ…黒曜石だ。黒曜石の軸だ。
「この黒いのは?」
「かなり固い軸だ。凄い綺麗だ。」
ダンマスの中にはこういうタイプの人がいるんだろう、ガチで怖くなった。そして
「使うか?幌は写せばいいと思うが…。」
「ああ、人数は何とかなる、商会で何とかしよう。」
人数がいる時にこの…荷車の追加は凄い。
「さて、こっちに来てくれ。」
私はガルさんを管理人室に連れていく。
「ここは、エミルさんの住んでいる場所ですか。」
「そう。そして…銀貨はいくつ欲しいの?」
「え?」
「こっちの手持ちの銀貨を出す。」
「少しならいらない…ですな。」
「いや、それもこのショップの機能。購入時に両替できるの。交換って事ね。金貨があれば銀貨に交換できるの。売ったものがあればね。」
「…それは本当か?」
「そう。但し取引額は一定で、ここに偽装はできないの。」
「どういう事だ?」
「いくらやろうが同じ価格でしか取引されないの。どんな不作でも価格は上がらないし。どんなに豊作でも価格が下がらない。」
「…なんか複雑だな。でも確かに…だからか、売れと言ったのは。」
「そう言う事。こっちにも利益がある。」
「…銀貨を出すことにか?」
「こっちは買い取ることで、このショップとか…牧場の機能がアップする可能性がある。特に種や植物様々なものだ。」
「…分かった、私の持ってきたものを売ろう。」
これで成長が見込めるならいいが…。




