28-17 GGMスタンピード なんかモンスターって怖いから逃げるよね?
が、一人というのは暇だ。後、依頼の…遥さんのメールが多い。
『ダンジョンに人が入るように作戦を考えて欲しい。後、ダンジョンバトルとかいうのが来た。どうする?』
しかも意味不明だ。ダンジョンバトルって何?
”ダンジョンバトルは、負けていいので受けて欲しい。但しこっちから持ち出し、敗北時に出す物は一切認めない事。慣れるまでは敗北してもいいから経験を取るつもりで””
思いっきり相談役になってしまった。プロモートって奴だ。ただダンジョンがあるのは事実なうえに後で分かったダンジョンの仕様を送ってほしいという話をしたそれが分からないままだと銀を掘って終わりだ。
が、安全って奴は疑い出すときりがない。
昔を思い出すのはある住宅地の話だ。幽霊が出るというその場所で出店をするときに従業員がいくら言ってもその場所に行きたがらなかったのだ。幽霊なんてデマだと言ったが一切聞き入れられなかった。拝み屋も雇ってお祓いもしたが信用されなかった。今回はさらに実害まである。なので普通にやれはあんな所に行くのは無理だろう、しかもそれを”解除した”実績が無いと信用しないのだ。
安全って奴は確認するにすごい時間がかかるのだ。だからと言って…聞いた話他のダンジョンマスターもいっぱい出てきて、いつか攻めてくるかもしれない。連中も当然武力で押し寄せるだろう。兵士が無限に生み出せるダンジョンなのだ。実績、しかも倒したっていう実績だ。それが欲しい、がそのためにはいろいろ調査に行かないといけない。現地で見たりしないと計画が立てられない。いくつも要求が欲しい。まずはそれをメールするところから始めた。
遥に頼んだもの。それはこの周辺の地図、そして動物だが、そんなものいないが、ある実験により制作されたのはゴーレムだった。ゴーレムによる人力車である。ゴーレムはこっちで作り、人力車はどうもダンジョンのショップで売っているものがあるので購入するとの事、それを持って、ドアがノックされた。
「おーい、ここか?結構遠いからビビったが…でかいな。」
「開いてる。」
中にずかずか入ってくるのは遥だった。
「どうにかダンジョンに裏口作れてで、ダンジョン建築が一段落したから来た。ここなら大丈夫だな。で相談に来た、まったくダンジョンに人が来なくてな。困ってる。」
「だろうな。そろそろ一回…。」
「なんか数十人のおっさんは来たが、すぐ逃げたぞ。」
「…うわ、もう不味い。」
最悪通り越してる、ため息をつくと、給湯室から…ガチャ産の菓子パンとペットボトルドリンクを持って行く。種類は少ないし味もまあまあだがないよりいい。
「なんだよ!」
「それが討伐隊だったんだよ。が、不気味な生き物を前に逃げたんだ。道に対して人間は怖がる。よく考えてみろ、ここ盗賊から身を守るためにこんな壁とか城壁あるんだぞ。盗賊の人数分からんけど、」
「あ…。」
「考えられるのは二つ、一つはこの銀山放棄だ。もう一つは…外の武力部隊を持ち込んでもう一回試すって奴だ。2が数回起きる…相手を完全に死滅させるまでだ。そうでないなら1になって、廃墟で終わりだが、そんなことすればダンジョン収益は0になる。」
「え?マジ?ヤバくない?」
「だから普通はダンジョンが対策してるはずなんだよ。前聞いただろ、ダンジョンに入って魔石を取るとか、そんなきっかけだ、ダンジョンの機能にそう言うのがあるはずだ。それがないなら、最悪詰みだぞ。」
一度もう、探索を追い払った後だった。これはまずい。
「だから問題なんだ、その為にまずダンジョンの仕様を説明して欲しい。その中にきっと手掛かりがあるはずなの。」
恐怖は煽れば、どんどん大きくなる。幽霊見たり枯れ尾花…怖がっていれば彼拓先でさえ幽霊と驚き…妄想は極大化する。当然…苔人が出たという洞窟なんて当然だ。
「まずはダンジョンに内部に…できればモンスターを他のダンマスが売っているなら買ってでも防衛戦力を増強してくれ。で、最後のギリギリまで進ませた後に…ひかせる。」
「…ごめん。来てくれ。全然わからん。」
いきなり抱えられるとか。10歳の体が恨めしい。
「とっとと行くぞ、裏口からダンジョン入って。で、そこでダンジョンコアから説明聞いて。」
「せめて、お姫様抱っこか、おんぶして。それ怖い。」
「…エルマ頼んだ。」
「分かりました。ささ、ダンジョンに来てください。」
全然怖い。そして何より、ダンジョンとか素人だぞ、私。




