28-14 GGMスタンピード 自分が出演している異世界のゲームをやってみて
なんというか、自分の中のエミルも複雑な顔だった。確かに自分だったが、自分ではないという感じだった。
「何というか、コマンド性というよりかはオートバトルだね。」
モンスターを規定数持ち込んでそのバトルで勝ち抜くタイプで、バトルは連続型・・・エミルで得微妙な顔をしてゲームしてた。いや、出てる本人が微妙な顔をか…でこのエリアの多くも見覚えもなく、聞いたこともない。で、その名前エリアで出る敵のデータを取って思ったのは…。
「これ、放置クリッカーゲーだわ。」
基本バトルはループ回復を回してMPを回復さえさせてしまえば数百戦でもできる。出稼ぎは結構ガンガン出る。エミルが言うにはモンスターを倒しても補助金の関係で上限狩り、こんなに稼げない上にこんなに倒したら森の中を徘徊するレベルでないとダメで、大体狩人のパンドラ牧場のの人が、金が足りない時に徘徊すると、三日で敵が一回出る程度。こんなに出たら、人類滅びていると思うという感覚が来た。ついでに…位置に出できる範囲も狭いので、初期のマップである草原だけだったがこれ…イベントはまだやってないんだよな。
ガチャはモンスター騒ぎで誰もアクセスされないらしく、収益も0ではあるが、前の金貨30枚大量買い付けのおかげで働かなくてもいいほど稼げた。が…この世界地味に安全がない。モンスターはいなくても
盗賊がある。壁があるのはそれが理由で今まで数回はあの都市国家も襲撃された。銀も掘った行政府は当然自分たちの衛兵と鉱夫を使い防衛したらしい。で、ここには銀を買い付け、加工しやすい金属として運ばれ、活躍するらしい。銀貨とか金貨は、今の日本人的にいうと、カップラーメンの物々交換をして物の数を取引している感じだ。ただ資金は別の都市で少量であり、この大陸における金貨はある意味とても貴重だ。なので、例えば通貨制度を作るにはここで銀を発掘しそれを運んで、現地で加工し個別販売する(銀貨に生成する)という考えが流行った。その重さは取引で使われる。
10gの銀が、そのまま銀貨となった。…がこれが非常にガチャと相性が悪い。その銀貨を100枚持ってこないとガチャは回せない。…この辺は…本当は金貨が銀貨の2000倍の価値であろうが変わらない。が、計1㎏の銀貨の束、誰が持ってくるというのだ?そう、このガチャやりたくてもできないガチャと化していたのだ。むしろ最初のあのおぼっちゃまが異常だった。
「暇だ。」
誰も来ない、開ける気のないドアとスマホをにらめっこして考えていた。あんがい外に出られない、が飯は食える。ガチャが絡むアプリはダウンロードはできるが、それ以外はできない。なお課金した場合は自分の収益となる、…自分がガチャ回した分以外は。そして、さんざん考えた挙句一度ネタでやってみたいガチャが出来て・・・・その為に1000円ガチャを2代合体させ”価格設定”可能にした。そう、銀貨が
メインの都市なら、銀貨で扱える商品がいい。そこで出したガチャがこれだ。
”日替わり甘いパン(出現確率100%)、一つ銀貨4枚”
これだけだ。なお商品入れ替えはカメラに撮影するとその商品が転送されるシステムとなっており、これで、いつものガチャの隣に100%ガチャが置かれることになった。フフフ、当たり100%のガチャ。
しかも儲け必須。これなら大丈夫だろう。




