28-13 GGMスタンピード そこは何で死んだ村なんだ?
しばらく駆け抜けると、適度に山奥に…ほどほどあいた土地を見つけ、そこに杭を打った。どうもここ、元は村だったらしいハイオクが並んでいた。自分がおじいちゃんに気化された”流行り病”の話を思い出した。感染症が流行るとその土地で人間が…助けに行くことも出来ず死滅する。そうして村が全滅した事例が…戦線の頃には伝わっていた。だからこそ、遺書が必須で、医者を大事にしろと言われたことだ。村が全滅しないためには、医者が欲しいと。そして、近所の藪医者に時々お菓子を持って行ったのをだ。そうして全滅した…村な気がした。
「で、私はここを秘密の牧場にするから。その間にエルマちゃんには頼みたいことがある。これ。」
「この板切れは?」
「これは、マスターとの連絡方法で、マスターに渡せばわかる。後、向こうとかの改装はこっちでやっておく、それが最重要だから。分かった。」
「…は、マスターの為ならば。すいませんエミル。早速行きます。」
エルマさんが急いで森の中を走っていった。…今晩は止めてやればよかったか。モンスターでないと建物が壊せないのもわかっているので、手早く中の範囲に杭を打ち、いつもより大きめにエリアを設置コンソールを…形態から呼び出す。このスマホの売りは今まではMPを使い杭のメニューを開いていたのにアプリを開けばメニューを操作できる点だ。そして、こっちと向こうとショップを入れ替え、向こうの1Fを和食処、地下をショップにした。ついでに従業員エリアがないので、そこは我慢してもらおう。2階の設置はできない。あそこは目立ちすぎるからだ。
「ただ、外に出れないんだよな。これから。」
そう、動物が何がいるかわからない。そしてこの村を全滅させた何かがあるはずだ。それが分からない。そのうち・・・調査するけど、動ける時を待ちたい。まあ、今は検証あるのみ。まずはアプリ・・・さらっと見た感じ、ネットはない。検索は…機能はあるが、結果が出ない。
「ふむ、色々機能は欠けている。そしてガチャを設置しないと電池も消耗。ガチャ設置しないと。・・・200円のパンガチャでいいか。」
思ったより低機能だが、電話連絡とあと電波接続機器、そしてメール機能が使える、かなり美味しい。そして撮影機能もある、なお、お財布機能もあり、売り上げからようやく…金貨や銀貨を引き出すことができた。
「でもなぁ…しまうか、アプリはそれ位だな、後機能はない。」
だいたいの機能が分かると、ここでやれることを考えるが…でも電話できれば今の状況は強い。但しガチャの設置には視界内でないといけないのが…一番つらい、操作はできるんだが、そう言えばアプリのガチャ操作もなんと、地図表示と、地図上ではどこでも設置できるようになった。それがうれしい。但し”自分がスマホを持って歩いた場所”に限るという物だ。ただ、しかも周囲1m…とてもショボいが店に今でもガチャを置けるというのは大きい。でもおけるガチャが貴重で困る。…しばらうパンドラ牧場をやってみる事にしよう。やり込んで予習するか。




