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はじめてのまおう~《勇者に俺ツエーさせるRPG》   作者: どたぬき(仮)
第16章 ガチャガチャマスター(第一編)
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28-12 GGMスタンピード パンモン世界はもっとハードなモンスター世界

「一応、私は普通のエルフの4倍は強いはずなんですがね。」

 走りながらのエルマさんは不満そうだった。確かに今も、木の上まで一気に跳躍すると、木の頂点部分を蹴りながら高速で進んでいる、アニメみたいな移動方法だ。

「こう見えて私は遥様の一番部下でありさらに日中は二倍の能力を持ちます。だから普通のエルフの4倍強いはずなんですけどね。」

「その理論で強者を語っちゃだめだよ。」

「どうしてです?エミル様。」

「エミルちゃんの記憶だと、エルフというか人型は…ドラゴン、王都クラスの兵士ならギガントゴーレムやバルヌーグと呼ばれる、巨大モンスターでも全然かなわないんだって。これでさえ、モンスターのトップに叶わなくて人類の領域は狭いままだったんだって。」


バルヌーグTIPS:全高20m全長250mの巨大な牛。その足の太さと、蜘蛛みたいな配置の足に通称”亀足牛”と呼ばれる。その大きさ故にパンモンではその上に小さい町を築いて一大拠点として活用した。但し遅い上に上空への防御もない為に攻撃も防御も空中戦ができないと…敗北する。人類最後の希望と呼ばれたモンスター。


「ぐ…。」

 ついでに父親の持っていた”ボルケドン”は凄い強くて、大軍を一掃したらしい。そうなると…あのモンスターはまだ弱いほうだと言える。ただし上位ににあるにはレベルのほかに進化アイテムがほしく、それがきついらしい。


ボルケドンtips:炎系上位モンスター。顔全体がとがった姿をしているという4足獣。吐息が強く、ヒートブレスを基軸に様々なブレスが使える。但し口の形が可愛くないので、女性人気が無く敵役で描かれることが多いモンスターだが、実際は石や岩を唾液で溶かして食べる気性のおとなしいモンスター。


「だから、エルフも、いるんだ―ぐらいにしか感じてないんだ。その辺がエミルと、私と、エルマとの考え方の差だと思うよ。」

「…肝に銘じます。確かにそうですね、あんなガチャもある上に…聞いた話では15mの鉄の塊も居たそうですね。そうなると…私では勝てない者が多そうですね。」

「うん。後油断だけは絶対ダメ、気を引き締めて」

「そう言えば、遥様もいっていましたが、油断ってどういう意味なんですか?」

「あ、うん。そうだね。」

 一応聞いたことがあるんだ、由来とか、豆知識的なもので、地味日本人はクイズ番組とを見て、豆知識を覚えていることが多いんだ。

「今でいう、カメの水を切らす…的な事かな。備えがなく警戒していないとなんかの拍子でみずがなくて困るだろ。」

 そう、思い出したのだ。そうこの世界に来て油を見たことが無いんだ。これ、最速でやらないといけない事なんじゃ?

「確かに…。ふむ、戦時の心得ですか。」

 なんかエルルちゃんと考え方が違い過ぎる。殺伐だろ。そう言えば遥さんもかなりの殺伐だった。

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