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はじめてのまおう~《勇者に俺ツエーさせるRPG》   作者: どたぬき(仮)
第16章 ガチャガチャマスター(第一編)
1504/1806

28-5 GGMスタンピード 食べ物と水への執着は想像を絶する

 次の日の朝になると、遥さんが帰ってきていた。

「…ここで屋台はきついと思う。」

「なんで?」

「まず、屋台は出ているし、効いた話、誰でも出せる。ただし。飲食に欲しい場所がないんだ。っで、私は、ダンジョンとダンジョン領域から出られないんだ。だから。どうにもならん。そして…もう一つ。

パンもダメだと思う、見える範囲なんだが…馬鹿が多いから…菓子パンも手間がいる。」

 いくつか聞いてみると、まずダンジョンから出られないというのは、ダンジョンは設置した場合、そこから購入したダンジョン領域、ダンジョンの中しかダンマスは出られない。その上ダンジョンコアかダンマス

が死ぬかのどちらかで…ダンジョンごと自分が死ぬ。が、ダンジョンを設置しないとダンジョンから収益が得られない上にDPが無くなると、動けなくなる。稼げなくなり、いずれダンマスは死ぬって事らしい。

 で、遥さんは一晩掛けて、DPを使って無人の地域を領域化してそこを伝って移動し…大通りを見てきた。まず夜は8時にもなればだれも通らすみんな寝る。これは酒場であっても一緒だ。…露天で深夜は危ないか、誰も通らないの2択だが。昼は外の雑踏で埃まみれになり。ラーメンは砂ぼこりで・・・どうにもならない。そしてパンは水が無いと…喉に張り付くのだ。

「で、さ。商売考えて来たんだよ。全部だめだ。」

 全員がうなってしまった。そうだよね。どうする?

「なんか、年の功って言葉を思いますね。」

「どうした?エミル?」

「思いつきました。二つほど商売を。で、その為にはエルマさんが必要です。願してよろしいですか?」

「なんです?」

「まず、このガチャでガチャを引いて、インスタントラーメンを作ります。薪とあと、土でもいいんで器・・・は土魔法で作ります。」

 私は外に行くと適当に土変化で器を作り…壁が薄くなった。この壁土なんだ。で、それで土の、片手で持てる大きさのカマドとどんぶり複数を作ると、それをダンジョンに持ち帰る。

「で、これで…火をつけて水を沸かします。エルマさん。こっちの器で井戸から水を汲んできてもらえますか?」

「分かったわ。」

 エンデさんが急いでどんぶりを持って、外に出ていった。

「何を考えている?」

「…人間が生きるに水が欲しいんですよ。」

「そうだね。」

「で、ここの水って不味いそうじゃないですか。」

「そう聞いてる。」

 その間に魔法で、薪に火をつけ飲み水作成で…結構魔力使うな。それでどんぶりに水を入れて沸かし始める。

「で、一つ目の商売は”水売り”です。特にこういうところでは金持ちそうな人は水にうるさいと思うんです。だから水を売っては?」

「…それはまずい。やめた方がいい。」

「何でです?」

「売れるかもしれねえが…砂漠とかの地域での水への執念は恐ろしいんだ。変に水を売ると、後で死ぬほど厄介な騒動になるぞ。」

 器が小さいせいか一機に水が沸騰した。その器にまだ登録していないインスタントラーメンを入れる。3分は体感でいいよね。

「で、もう一つはここを捨てて、郊外で商売する事です、この辺一帯なんでこのスラム街ができるまで人が集まったんです?外の危険具合に応じて…ダンジョンの力でどうにかできるなら…街道沿いの宿場でもいいと思いませんか?」

「確かにそっちはいいかもしれんが…DPが足りんな。」

「お、できた。これ…どうぞ。」

 差し出したのは土の器に盛られた…インスタントラーメンだ。

「ん?ラーメンは今いらんよ。」

「いや、これ、ダンジョンに吸収させたらどうなります?」

 そう、このラーメンごと登録すればきっと、

「え?えあ?ええ?ええ1?」

 まあ、驚いているときの遥さんは…妙にかわいいんだけどね。

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