28-1 GGMスタンピード そこは荒野と高山の都市国家世界
ここから新章となります。よろしくお願いします。
次の日には…私たちは都市国家イリュージンの門に並んでいた。ここは常に旅人であふれており。その目的は青銅や銅そして、石炭だ。燃える石は燃料として偉大でそれ一個で村一個を温めるという。寒さのきついこの都市国家周辺ではこの都市国家の”武力”を頼りに来るものも多く、都市内には傭兵団もあるのだという。
「でもまあ…呆れれてくるね。」
そう、門番はいるものの、門は開けっぱなし、そして行列に並ぶのも、人が混んでいるだけで、というより前後の人全員背負子を持っているな。私と、十六夜さんそして、エルマさんの3人が…門を通る。大通りはかなりの人込みであり、背負子を背負う人々でにぎわっている、そして喧騒と怒号、確かに門番がいても
どれがどの列か分からんな。これは…そしてここが私の今度こそ…安住の地になるといいな…やっぱり100km離れていても郊外がよかったかもしれんが。
「ささ、早速やるよ。」
近くで騒いでいる男たちの傍による。
「ん?」
「あたし達はここにしばらくいたんだけどさ?」
十六夜さんは男の目の前にコインを投げる、
「お、おう、」
「いいところ知らねぇ?」
このコイン、この都市ではないものの、流通していた通貨で金貨、銀貨、銅貨とある、うち銅貨はこの辺でも取引に使われている、
「…その辺でいいんじゃねえか?」
声をかけると、周囲から男性が7人くらい集まってきた。
「ちょっと野暮用でね…。」
「ここに来るのは初めてか?」
「まあね」
声はその7人ではなく…。その奥に座っていた飲んでいた爺さんだ。
「こっちきな、あんたらが何の用か知らねえが…ここのしきたりを話してやるよ。」
そして爺さんは顎である…酒だろうか、木の樽を指す。そして、そこに十六夜さんが向かうと銀貨三枚を置いて…無言でうなずく。
「おい、お大尽だ!皆飲め、飲め!」
店長らしきオッサンが。爺さんの目の前にも…酒を置く。
「座れ、少し話してやろう。」
実はこれ、ハーリスさんに言われた、交渉法だ。餞別代りにこの方法を聞かされた。どうもこの辺一帯だと、こうした酒文化があり、ハシャッシン酒という薬草とある分厚い葉っぱを発酵させた特殊な酒を水に混ぜて”安全な飲み水”として販売しており、これが一杯銅貨4枚だ。阻止て貨幣通貨の単位はギルド通貨と一緒の銅貨100枚で銀貨一枚。銀貨100枚で金貨一枚だ。その為、わいろは…銀貨が良いというわけだ。金貨はそれこそ最低10年は遊んで暮らせる金額だという。、ただしその銀も金も鉱山が見つからなかったらしい。数日の調査だとこれが限界だったという。ナオ君はそこの調査に向かってしまった。その間にこっちに拠点を作るのがこっちの仕事だ。




