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はじめてのまおう~《勇者に俺ツエーさせるRPG》   作者: どたぬき(仮)
第16章 ガチャガチャマスター(第一編)
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27-夏SP1 暑い以上に忙しい人と、スローライフな僕だから

僕はハーリスからいくつもの情報を貰い、開発部などの報告を受けつつ…日に3人ほどのお客もこれば繁盛している雑貨店ではあるが、最近みんな忙しくなってここに遊びにくる常連のお客さんは少ない。

「今年は熱いですね。」

「だと思うけどね。でもみんな忙しくて来ないね。」

「ダンジョンも繁盛してますが…。全体収益も上がってますし…。ゆっくりスローライフでは?」

 まあ、そうかもしれない。一応開発の3聖女がやってもらってるけどうまく言ってるとは言い難い。だが、今までが早すぎたのだ、拙速に生きる必要もない。

「まあ、世界が平和と言えば平和だけど…でも…。」

「どうしました?」

「いやあ…。」

 簡単なティーパックに入れた紅茶をすすり…

「今年の夏、どうしようね。」

「慰安会ですか?」

「まあ、今まで結構いろいろやってきたけどさ…。今期はちょっと色々皆バラバラで集まれないんだよね。」

「ですね。」

 お姉ちゃんは、なんかイベントの準備とやらで神様に呼び出されて準備中。リューネさんは学校で教員しつつ体内世界の為の惑星構築の最中でその為にかなり…会議の日々らしい。教授は現在リラシルトでギルド立ち上げ…協力に向かっている。あそこはかなり問題が大きい。というのも…まずスキュラが幅を利かせたので…ダンジョンの発生自体が少ない。インスタンスダンジョンさえ餓死しているという噂があるレベルまでモンスターが出ない。そして、モンスターよりえぐい事する非人道的商業国家でもある。その為か…。

向こうに言われてやってきたみたいなギルドでさえ、妨害工作をされる。メイさんが他の国との貿易などに旨味を見つけるのも…それ位ガチに他の商売がきつい。奴隷もあり、人間の見にくい所を結集した国だが…黄泉の大穴が事実上千鳥万花に取られて…ダンジョンが運営されるようになり…多彩なモンスターが出るようになった。特にゲンキ草による回復薬の登場は衝撃を与えた。ハイポは貴族向けに、ポーションは一般向けにという感じだ。ただし…それが変な方向に話が回った。そう…ポーション用の薬草を外で育てる為に

根ごと持ち出し…最愛を始めて…枯らしている。というのもゲンキ草という草の生育条件がダンジョン出ないならかなり厳しいというのもある。まずある程度以上の日光がない事。あり過ぎると色が変わり、効能を使い果たす。そして土の養分がふかふかの腐葉土であること。それが…一年でカチカチになるくらい…ニンニクの比でないぐらい栄養を損なう。という、非常に問題のある草だ。これの歩く草を作ったら。周囲の森が壊死するほど。必要養分が多くなり問題になった。

 そこで要求されるダンジョンなんだが…あの国の担当のリチャードさんははっきり言ってダンジョンに消極的だ。海向けのモンスターしか持たない上に…海産物人気はあの国に無く…ダンジョンを開いても一か月以上誰も来ず…そのトラウマで島の方でダンジョンを開いて、そこを拠点に頑張っている。ついでに個の前の黄泉の大穴事件の顛末(外伝22章参照)を聞いてさらにトラウマが発症し、ダンジョン設置を怖がるようになった。そして…何よりあの国では人命が軽すぎて…まともな冒険者が育たないと判断した僕たちは頼み込んで教授にリラシルトに冒険者育成を頼んだ。‥・カンパニーを連れていく案はリラシルトの精度にある100の商売に必要な割符制度により…新規参入が不可能なために迂遠であるとして却下された。しかも新魔王設立で…そのための歓迎ダンジョンを…無い費用からねん出すべく、スキュラカンパニーは仕事をしてる。なので‥その支援も兼ねている。…うっわ。誰も来ないわ。

「遊びに来たわよー。なんかあるー?」

「何かって何がさ。」

「常連よ。常連。」

 そう所連アピールしてくるのは南さんだ。と言っても彼女の部下はリンシュメルト各地で仕事をしており、特にセバスチャンさんとか含めかなり忙しいが…南さん自体は暇であるのでやってくる…これでも今は国家連合に近い”亜人連合”のトップでもある。でも…前の初心者ダンマスがいた頃とは違い…。今は全構成員が国家持ちなうえに全員、ニート気質が多く出てこないので。彼女だけが暇だ。それ言ったら僕もだけど。

「まあ、何も無いから来てるけど平和ね。」

「それがいいと分かってるけどね。そう言えば、慰安会でやって欲しいことある?」

「主だってはないわね。だってほら、最悪東雲さんのダンジョンに行けば冬でも夏でもやりたい放題じゃない?」

「そうだけどさ。いや、今は無理か…今神様に捕まってるから、魔王軍のメンバーは入れないよ。」

「そうなんだ。残念。」

「なんか、かなり複雑らしくてね。」

「ふーん。そうなると…夏遊びに行くにしても。どうする?」

「細かいのはあるんだけど…大型がないんだよね。」

 今までベーシックな遊びなどを提供してきたわがダンジョンも実は提供しきれてない物もある。特に夏だ。秋はそれはもうお祭りや武闘大会。様々なイベントがあるが。イベントは毎年悩む。いや、タイミングよくダンジョンに入ればいつでも夏、いつでも冬だからねぇ…。こっちでは一年一回であり、夏はそこまでの物はない。

「イベント…か。」

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