27-33(1) あえて普通の勇者の学校編 貴族は思ったよりも国王的スタンス
まあ、余り貴族制のあれを語るまでもないが、貴族には3種類くらいの種類がある。一つは”村長だった”パターンだ。もともと小さい村とかであり、それが臣従した際に税という名の上納品を届けて守られる。この発展系が我が王国だ。その為代々貴族は領地も変わらない。まあ中世ヨーロッパなら戦争で村長が無くなったとかありそうだが。ホワルカナンでは今の所領地争いはない。南の大森林との戦争中だからだ。ただ、男爵と認められるには、開拓村で一定以上の上納品が無いといけない。そうでないなら…開拓村は守ってさえもらえない。そして、この上の子爵が町だ。これも税金だが…かなり高いらしい。ただし…ここまで税金の取り立て派”侯爵”が行い、基本、子爵量と男爵領は上下関係はないが、侯爵はそれらを支配している貴族の親である旧国王たちという立ち位置となる、これが複数いる。但し、この侯爵から”兵役”が存在する。軍隊を持って駈けつけたり、街道の警備、城や砦の警備などがある、そして彼らがいないと大森林から出てきたモンスターを抑えられないのだ。そしてその侯爵たちのまとめ役。それが公爵だ。現在は東西南北の4公爵であり、彼らが侯爵たちの意見をまとめて国に送る。国からの指名制だ。その為男爵達にとって侯爵は王様と変わらず、基本王国も継承は寡頭制であり、公爵が王国からの指名制である。大抵は王族の兄妹だったりする。それが南の侯爵家でもある、東は代々将軍職であり西は宰相なのだが、先日の失態でその地位を降格させられた。という感じだ。
「そう言う感じかのぉ。」
「実際こっちでも一緒みたい。ただこっちは名乗りだけで、村長議員制という形式らしいけどね。村長がその領地の大きさに応じて男爵溶かし釈って名乗っていいって奴。但し権利は全部貴族は全員一票。」
「ふむ、そう言う意味では…公爵だけじゃったんじゃな。わしが入れる隙間は。」
「でも、ドラン様は実力もあるので、それで奪還するのでは?」
ドラゴンは空がある場所で強い。なら、人間を攻める手はないか?
「…わし、そう言う武力が嫌いなんじゃ。」
「え!?」
一応最強生物だぞ、ドラゴン。
「よく覚えておくがええ。お主らもそうじゃが人間は育てるに何年もかかり、文明を育てるに数百年はかかるのじゃ。その長い期間も村人を全滅させれば一瞬で終わるのじゃ。取っておけば出会いも儲けもあるやもしれんが、殺すことの利点なぞ…儂にはほぼないわ。」
確かに…。
「でもその言い方だと利点があるならって事になりません?」
メイトリーさんの答えにはッと来た。これ、戦争とか否定はしていないんだ。
「当然儂にかかって来るもの、儂の大事な物を取ろうとするもの。それらに躊躇はせん。それに犯罪を犯し。人を汚す者もじゃ。」
「犯罪者もですか?」
「そ奴らがいつか、儂の大事にしておる…子供などを襲うやもしれんそう思えば、躊躇はないんじゃ。どんな他人でも…自分の家族を代償にするほどの重さではない。」
いろいろ考えさせられるな…。
「…すいません…勇者専用の依頼が…発令されました。」
メイトリーさんの所にも、何か来たようだ。俺のカードに来た依頼を見てみる。
「ふむ…こう来るのかのぉ…これは…交渉しがいがあるのぉ。」
依頼にはこうあった
”発見されたインスタンスダンジョンの攻略”依頼だ。




