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はじめてのまおう~《勇者に俺ツエーさせるRPG》   作者: どたぬき(仮)
第16章 ガチャガチャマスター(第一編)
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27-32 あえて普通の勇者の学校編 スキルでさえザマァされる勇者の図

 通されたのは、応接間だった。そこに俺たち3人が座り、

「ギルド長とかじゃないの?」

「ハイエルフの中のハイエルフである私達13名は基本権限か違っても大体同列なのよ、まあギルド長とは、もう話が通してあるし。」

「ハイエルフの中でも選ばれたと?」

「そう、ハイエルフの中でもネル様に仕えられるのはごく少数。後侮辱すると、叩き殺すからね。あんたでも。」

 なんかエミリさんは気性が荒いみたいだ。

「ふむ、それはすまんの儂も気になっただけじゃ、勇者が来るとギルド長とか来るのかと思ったからのぉ、定番じゃらかの。」

「それは大丈夫よ。後、基本皆エルシュウッドにいるから。外で動く子は少ないの。あたしとかは…森に入ると燃やしかねないから…基本帰れないんだけどね…あっとこれ。」

 エミリさんが無造作にオーブを2つ置いた。

「これが、スキル売却。」

 受け取ると早速使う。

「でのぉ、追加でも一つ頼まれてほしいのじゃ、由羅川殿を呼んでもらえんかのぉ。」

「どういう事よ?」

「スキルの検証じゃ。後、もしかしたらスキル売却はもう一つ欲しいかもしれん。そこは覚えておいて欲しいのじゃ。」

「…分かった連れてくる。ちょっと待って。」

「どういう事だ?」

「スキル売却じゃろ、その文章じゃぞ、もう一回見てみい。」


スキル売却 (特質系) 自身のスキルを対象に割譲できる、 勇者+称号勇者専用 必要Dp720


 この文章のどこがおかしいんだ?

「ま、やってみるのじゃ、儂が全部責任取る。」

 そしてずっと聞いてもはぐらかされる中…由羅川さんがやってきた。

「ドランさんがお呼びと聞いて…何でしょうか?」

「うむ、スキル売却の実験に付き合って欲しいのじゃ。後、モノクルを一つ買いたいのじゃ。」

 ???ん???

「いいわよ、これね。でどうするの?」

「リンベルト、おぬし由羅川さんにスキル売却を使うのじゃ。それが実験じゃ。」

「わ、分かった。いいですか?スキル売却!」

 その瞬間…俺からすべて何かが失われた感覚がした。

「…やはりの。検証成功じゃ、由羅川さん、お主のステータスを見てみるのじゃ、おぬしの所にリンベルトのスキルがあるはずじゃ。」

「へ?ええ?」

 ちょっと待て!これもしかして!モノクルをひったくると…ああ…やっぱり…。

「そうなのじゃ、このスキル、大方トラップスキルなのじゃ。大方…全てのスキルを割譲したのじゃ。すなわち譲ったんじゃな、そして自分はスキルが0になる。」

「はぁ!?」

 これには由羅川さんも、エミリも顎が外れそうな…メイトリーさんも一緒だ。

「よく文章を見てみい、自分のスキルを割譲する。個数が書いておらんじゃろ。これ文章そのままだと全部渡すんじゃ。」

ああ!!そっか、そこか、そう言う訳か!

「での、大方相手が誰でも使えるんじゃがの、消えた理由は”スキル売却も割譲するものに含まれておったのじゃ。そして勇者の多くは勇者専用スキルがあるのじゃ。…大方それ事全部渡した処理の後に…相手にそのスキルを使う事が出来ないから、そのスキルが消滅したんじゃ。じゃから、勇者相手にしか…交換とかは成立せん。そういうふうにできておるんじゃ。」

「ちょっと待ってよ!そんなスキルあったの!マジヤバい!いや、ガチヤバい!責任問題になっちゃうじゃん!」

「…でどうするんだこれ?」

「わしかいくつか…。」

「いえ、大丈夫です。よかったですね。リンベルトさん。手を握ってください。」

 由羅川さんが手を差し出す。…その手を握る。

「私にもスキル系があるんです。スキル譲渡です。」

 ん、似た感じのスキルだな。

「最大で2つだけ、数日掛ければ全部返せます。が、そんな無茶なスキルあるんですね。」

「消えたと言った時から考えておってね。消えるには必ず条件があるはずなのじゃ。そのくせ分が少ないじゃろ、引っかかる位置は勇者専用しかあらなんだ。」

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