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はじめてのまおう~《勇者に俺ツエーさせるRPG》   作者: どたぬき(仮)
第16章 ガチャガチャマスター(第一編)
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27-24 あえて普通の勇者の学校編 知識があっても覚えているのが異常だと気が付かない。

「次はどこに行くんだ?」

「本じゃ。そのダンジョンから発掘された本が置いてある本棚は興味があるのでのぉ。」

 ドランが言うのもわかる、確かに本は木になる。

「実は本で重要な役割の物もあるんじゃ、リンベルト関連鉈見せてもいいと言われてのぉ。ほれ、これだ。」

 ドランが取り出したのは!はぁ?こんな本あるの?

「ちょっと待て!こんな本があるのか?」

「うむ、あるんじゃ。」

 そこには”異世界転生したらやってみたい100の現代知識チート”という本だ。余りの直球に驚いたんだが。

「待て待て、こんな本があるなら重要だぞ!」

 ナギサさんもあわてている、当然だ、こんな本があればもっと騒ぎになっていい。が、受付の人も、メイトリーさんも題名が見えないのか…意味不明という顔だ。

「そうじゃ、こういうふうに…重要は本がまぎれている可能性があるのじゃ。」

 ドランはさっとその本を影の中に隠す。

「ついでにこれ、異世界転生物が売れておる時に発行された…子供に与えるタイプの本じゃな。科学知識が何もない所から作れるとかいう…結構実戦的サバイバル本じゃの。」

「そんな凄い本があるのですか?」

 いや、そんなものがあれば国宝物だろうと思うんだが?

「じゃからこそ、ここまでイノベーションが起きておらんじゃろ。なら、何か原因があるはずじゃ。」

「…どういう意味だ?」

「お主、感がさえておらんのぉ、じゃ、ナギサ。じゃあの。」

「…一緒に行く。連れて行ってくれ。」

「…どういう意味じゃ?」

「…私も至らぬ点があると分かっている、それに…この後の奴に…私も習いに行くんだ。」

「確かに…あれを頼んだのも儂じゃからのぉ。流石にリンベルトを鍛え直さんといかん。勇者的に。」

 なんか雲行きが悪いんだが?何があったんだ?俺に?

「ま、付いてくるのじゃ。」

 そう言い、ドランは…いや俺達も…ゴーレム車?

「うむ、行くぞ。流石に勇者を歩かせるわけにいかん、ここからだと遠いからのぉ、学園は。」

 馬車だろう…いや、車?

「これは?あれか、例の改良ゴーレムか。」

「わしがイーハに頼んで、回してもらったのじゃ。まあ、儂もこれは作れるがのぉ。」

 どうも、最新型のゴーレム車らしい。御者席にはメイドさんが載り、本来引いているはずのゴーレムがいない。がなんとなくわかる。これ…この荷台がゴーレムなんだ。が窓どかはないようだ。メイドさんが下り

るとそのタラップを下ろし、出迎えてくれる。中は革張りの椅子とカーテン。そして木の窓だ。よくよく考えてみればこの世界にはガラスはない。だから気の窓しかないのだが、中には明かりの魔道具がある、

「本来は荷馬車型なのじゃが、これは試験運用中の”貴族向けレンタル”じゃ。乗るのじゃ。」

 内部は4人乗りで広いとは言えないが…それでも…載ると、走り始めた…が、かなり遅いなこれ。車ほどではないのか。

「流石、揺れないな。音も静かだ。」

「お主らがとったバイラード革のサスペンションとか。タイヤ機構。後は鋼鉄ダンパーなどかなり革新的な作りとなっておる。ただゴーレム故な。量産のために出力がたらんのと…後は危険なんじゃ、まだ法整備が

ないからの、車道と歩道の区別もついておらん。そんな中でスピードを出せば…。」

「確かにな…でもこれなら確かに人気が出るはずだ。」

 そうだよな。

「一応、これはギルドとも商談を進めておる、が、路線の話で結構難しくての。リンシュメルトは難しいとみておる。未開拓地が多すぎる。」

「そうなんですか?」

「まあな、リンシュメルトはこの首都リンシュメルトが大きいだけであとは村単位なんだ。大きさが…ダンジョンの富も貴族も…そこまで力がない。警備はするし、警備隊が回ってはいるが…治安保持が限界なんだ。それに勇者関連に予算を割き過ぎて…国としての富の分配には…まだ。」

「…色々あるのですね…勇者も。」

 俺のやる事への予算で国が衰退していると聞くと…本当にそれが、勇者優遇が正しいのか全然わからなくなってきた。勇者って本当に何なんだ?

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