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はじめてのまおう~《勇者に俺ツエーさせるRPG》   作者: どたぬき(仮)
第16章 ガチャガチャマスター(第一編)
1446/1808

27-3 あえて普通の勇者の学校編 ここまでのテンプレ味わうと怖くなる。

「おい、ぼうす。運が無かったな。」

 男性たちは俺を取り囲む。

「そっちが抜いたんだ。文句は言うなよ。」


名前:リンバウト・グランオーシャン(鷹崎一・たかさきはじめ)

職業:勇者LV40

HP:71

MP:284

STR:94

VIT:578

INT:772

MID:522

AGI:122

MAG:7864

AGE:5


スキル:詠唱LV9、魔力操作LV8、光魔法LV6、剣術LV4、生活魔法LV4,勇凜LV3、大物殺しLV3、勇者の力LV3 

称号:勇者 異世界からの転生者、異世界大好きっ子、貴族の息子、きき酒定2級、孤独を愛する者、聖女認定勇者、お坊ちゃま、再び咲く青春の花

所持金:銀貨25枚、1022万GP(金貨1022枚相当)

装備:普通の服、紋章付きの小型ナイフ、、

PT:メイトリー


 流石に登校時に目を付けられ、男性3名に囲まれるとは…学校だと油断して武器を持ってこなかったのがまずいな。ナイフを抜いて見せる。が向こうは刃物だ。ただ、不思議と冷静でいられた、あの時の、バイラード狩りの時のような怖さはない。只油断はよくない。

「ぐ…。」

 しかもここは学校で、確か…お互い暴力は基本全部両成敗扱いだったと思った。なのでバリアだけを張る。

「何だ!?」

「死ね!」

 いきなり権をバリアに叩きつけるが…これは光魔法LV5のバリアだ。光の膜が自分を覆う。但しMPの消費が激しく長い時間は展開できない。がこれでも十分だ。

「なんだと!」

「おい、アドラー。」

「何でしょう、ミゲル様。」

「…あの生意気な奴を殺せ。そのゴーレムを使っていい。」

「それはちょっとまずいですぜ。ここはリンシュメルト、本国とは…。」

「だから命令に従えないのか?」

「そうとは・・。」

 流石に御者、いや魔法使いだろう彼は、慌てている。

「おい、お前ら何をやっている!」

 声の方を見ると衛兵らしき数人がやってきていた。

「ん?お前ら、衛兵か。こいつらを殺せ。」

「…ここはリンシュメルト冒険者学校だ。ここでの騒ぎはご法度だ。分かっているんだろうな!」

 衛兵はあのミゲルとか言うゴーレム車に乗った人たちの方を取り囲む。

「何を言っている我らは、ホワルカナン国公爵のアドミラーレ家だぞ!分かっているのか!」

 この時の俺と、メイトリーさんの目はきっと死んでいた。絶対死んでいた。これが同郷?やめてほしい。ついでにアドミラーレ家は東の公爵家だ。

「ここはどの貴族だろうが、庶民だろうが平等だ!お前らそれが分かっているんだろうな!」

「そんなものは建前だけだろ!ホワルカナン国の名誉をリンシュメルトは傷つけるというのか!」

「…全員捕えろ、そこの勇者様はそのままでいい。」

「はっ。」

 そう言うと、衛兵たちはミゲルたちを取られて…拘束して連れて行ってしまった。

「…坊ちゃま、私は…。」

「分かっている。泣きたい。」

「それはもう、行きましょう。」

 俺達は彼らに背を向け去っていった。前に聞いていた本国から送られてくる従者候補、それが彼だったんだろう。だがそいつはいきなりこっちの顔も知らず、刃物を向けてきた。メイトリーさんもドランから話は聞いていた。ホワルカナン本国から二人の従者枠を巡り、人材を送り込んでくるはずだと。だがこんな喧嘩腰のクズが仲間とか…やめてほしい。

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