26-SP1 整理整頓整理しないとダンマスは混乱する
「これは疲れるね。」
「はい、わかりますが、私達だけでやれないと今後がつらいですよ。」
現在僕たちは魔王城執務室で、資料の整頓を行っていた。実はまあ、僕たち魔王城…および魔王軍のモンスターデータと他のダンジョンマスターのリストにはある細工がしてある。それが…僕がダンジョン領域を貸す代わりに半分の利益と全リストを共有できるという利権だ。その為に千鳥万花のモンスターリストも草原同盟のリストも使える。そしてダンマスの多くが自分のファクターコインをDP生産できるようにするか
DPに変換するように登録してあるために…僕は現在全ダンマスのファクターコインを使う事ができる。但しまあ…ファクターの共通化とかには視野が及ばず…それを聞いた時には死ぬほど驚いた。そんな契約方法
があったとは…その辺では後れを取っているものの、そうは言ってはいられない問題がある。それが
”リストの整頓及び検証”だ
大きく書いてみたけど、これが…僕が分かっている限り現在開発成功したリストのモンスターの数は大体30万体以上のモンスターの生産リストがあり、その葉性条件などを検証している。そして最近発覚した
”リストの一部に召喚条件の異差がある”という事だ。どうもファクターだと思いたいけど、僕のリストの多くではみんなの言う生産条件より緩和されているのだ。かなり楽ではあるが…そうなると正確な相手の
データは全く読めなくなった。場合によっては相手の方がコストの低いモンスターがいる場合があるのだ。そして魔石によるモンスターのレベルアップを使い、モンスターを強制的に進化させてのリスト埋めを行っていた。リューネさんのダンジョン内でのキラリ、コクヨウ、リー達に手伝ってもらってだ。が…特に千鳥万花には動物系モンスターがいるのだが、はっきり言って現存動物図鑑のほとんどがあると思われるくらい大量のモンスターの生産リストがある。海のスキュラカンパニーも多い。その上最近ではパンダ同好会の獣人も隠し要素の”亜種”関連で”特定割合配合モンスター”の存在が明らかになった。
パン族TIPS:俗にいうゴブリンなどの原種と呼ばれる、下半身が犬の獣人。角を生やしている特徴もあるが、特徴はその好色と見境ない性倫理だ。穴があれば取りあえず突っ込むと言われるくらいの性欲を持ち、歌と酒を愛する。非常に享楽的で何に対してもハーフを作れるという特性も持つ。その為人間との抗争の末に全員が焼死させられた。がその因子の一部の人間に残っているという。
という感じだ。これはたまたまチワワと人間の獣人が作れるのかという実験の為に…大量の資材を浪費して1%ずつ数値を変えて検査していた時に発見された。ついでにこれとゴブリンと獣人システムで合成すると
エヴァルカーサTIPS:獣人鬼属の代表的モンスター。サルの上半身に犬の下半身。吐息は腐敗さえさせて余りの不潔さに噛みつきは毒になるという…ある地域で爆発的に増え、道具を使いながら攻撃する様に”病魔の行進”と呼び、その地方が20年は人類が入れない土地にされてしまった。性格は極めて狂暴。ゴブリンなどよりもさらに増殖能力が高く一か月に数が倍になったという報告さえある。
なんかすっごいモンスターができた。ついでに…スポナーで生産してみると目の前にダンマスがいようがそいつに襲い掛かるくらいには狂暴で、DP利益も少ない。なんというか、狂暴過ぎて怖いくらいのモンスターだ。という感じで、こういう隠しモンスターがいるのかと思うとすっごい調査に時間がかかっている。しかも一部モンスターはシングルモンスターとかの”最初に作った奴”にしかリストが出ないというモンスターもあり、その上に場合によってはリストに出る出ないがファクターで左右される場合もあり、調査は遅々として進まなかった。
「でも、教授が要れば楽になるんだけど…。」
「現在例の”文字化けショップ”の調査ですから、そちらを優先してもらってます。」
そう、謎の文字化けダンジョンが現れた事で、何が起きたのか…一番頼りになる戦力として教授を差し向けたのだが…どうも場所が分からないらしい。かなりつらい。




