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はじめてのまおう~《勇者に俺ツエーさせるRPG》   作者: どたぬき(仮)
第16章 ガチャガチャマスター(第一編)
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26-108 普通のダンマス 行商計画

 ただ、名案も思い付かないので、次の作戦をやってから考える。アイディアが思いつかない時にダブルタスクとかやっても碌なことは起きない。ならば、とっとと一つを終わらせた方がいい。その複数あるプランの一つが”ダンジョン宿場町整備”だ。今回の計画は鉱山を買い上げそこをダンジョン化させて”鉱山再活性化”することだが、この鉱山って奴は地味に問題があった。どうも国が鉱山採掘部隊として他国の捕虜とかを送り込み、強制労働で掘っていたらしい。当然そこに”山師”も同行させていた。山師とは鉱山知識のある発掘のスペシャリストだ。周囲の地形や植生から鉱物のありかを探し出し、そこを基にして労働者が鉱物を掘り返す、そう言う…専門職だ。当然山師は誰なのか秘密であり、発掘もできうる限り秘密だ。その中で掘り尽くされた鉱山を狩ってこれたのも、スコーブが貴族になって、領地が決まっていなかったからだ。

「火でえもんで、領地の再分配も侯爵とかが指示したそうだが、それよりも、前の領地を取り戻せという意見が多くて、貴族の多くが法衣貴族だ。領地を受け取ってくれるだけありがたいんだと。」

 この辺はソコソコ優秀な村が多いが。ここで領地を貰ってしまえば、独立してしまった元領地を取り戻す…”大義名分”がなくなるのを恐れ。この周囲の土地の主張をここの貴族の多くがしなかった。がまあ、スコーブが言うには領地経営してくれる貴族がいるだけまし。領地に行った貴族は田舎者で貴族の面汚し。という風潮が宮廷にあるそうだが何考えてるんだ?そいつらの税で自分たちが生かしてもらっているんだと思うんだが…。どちらにしろ、男爵になったスコーブに領地は無かった。ので、その潰れた鉱山のある村周辺の4つの村を貰うに至った。そしてこのうちの一番鉱山に近い村に、スコーブとアミールを送り込んだ。ついでに故郷の村はここに入っていないとは明言しておく。あそこはもう…俺達がいなくても回る村だ。見る事ができるが、井戸にある本拠地はもう…新拠点が決定したら撤去予定た。

「皆の者よく聞け、この村はスコーブ男爵が国王より統治を認められた!

「おや、行商人のスコーブさんでは?」

「おう、村長、久しぶり。」

 村の入り口に陣取りスコーブが大声をあげると、ふくよかなオッサンが駆け寄って来る。

「どうしたんだ?今年の売り買いの時期は…。」

「そう言うわけじゃねえ。俺、貴族になって、ここの領主になったんだよ。んで…協力して欲しい事がある。」

「…よくわからんがうちに来てくれ。話をしてほしいだぁ。」

「行くぞ。」

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