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はじめてのまおう~《勇者に俺ツエーさせるRPG》   作者: どたぬき(仮)
第16章 ガチャガチャマスター(第一編)
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26-93 普通のダンマス 静かな毒

 アミールのマジックボックスはレベル1で1kgまでの物が入る。という重さ製の物だった。がかなり便利だ。そして気配遮断は相手が気が付く確率を減少させるスキルで非常に使い勝手がいい。鑑定はあれだな。但し、低い時は見れる項目数が少なくなるらしく、鑑定モノクルの方が有能というのが…技術力の恐ろしさだ。

「こっちはどうも問題みたいだ。開店も少し待ってほしいってよ。」

 ギルドに関しては開店に対し、ストップがかかった。スコーブはこう見えて一般で”募兵”を担当していたうえに、国の上層部が戦争による略奪と、金属による周囲の蹂躙…で成り上がった元は巨大国家だったこと。それが20年前の大合戦で負けて、ここにいる貴族の領地はもうほとんど他の国に取られたうえここに残っているのは、そう言う軍隊を率いる経験者…軍隊馬鹿の塊である。そこにおける兵士を集めるスコーブの存在は地味に鍛冶屋と同列に重要視されていた。なので、スキルオーブを殺して奪う事はされなかった。が、これを国家で独占したい。という話が出てきた。自分で発行した硬貨で物資が無限に出るオーブ。そんな夢みたいなものがあればだれもが欲しがろう。これを持って軍を率いれば、補給部隊なんてものはいらなくなる。ただ、ここにあいつは地味にトラップを仕掛けてきた。金貨の価値がギルド金貨の半分と表示されたのだ。これを直すには、ギルドに”国家”が加盟しないといけない。が、その誘いは受けていなかった。だから、特定地域ながら”全世界”に通じる貨幣とそうでない貨幣の間に倍の価値さが付いたのだ。その為、冷静になれない…感じで数日、議会が荒れた。実験で数人にギルドカードを発行してその人間はギルドのショップ経由で物が買えるようになり、それだけでも相当な進化ではあるが…。だが、これを市民に分け与えるのか?となると話は別だった。その為第一段階として、会議は紛糾した。

「ただな、2個隣の国ではもう、市民にまいているらしいんだわ。だがな、独占したい連中と…って事だ。」

「大変だな。」

「ダンジョンもどうも一度軍隊で攻めるって話が…強くなった。が…。」

 俺達の説明で来なかったハイエルフのおっさんは…王級でダンジョンの方向でレポートをあげていた。そこで言われたのが”暗闇対策”と狭小通路対策だ。特に明りはあの時の死傷者の多くが松明事故の延焼事故だったため、ダンジョン用の明りを開発しないとダンジョン内での死亡率が上がると言われたらしい。そして狭小通路は既存の武器で言う”ショートソード”が限界でしかも結構曲がりが多いので、”ジャベリン(短槍)”でさえ持ち込みがきつい事。を言われたらしい。当然今度は少数精鋭でないと、先の大軍逃げ出しみたいく事故が起こると。そうなると、砦の軍隊を向けて…何もできない、武器を触れない兵士に役に立つ箇所は少ないのだ。

「で、鍛冶屋共に。懸賞金かけて、開発中だと、それが終わるまでは来ねえ。で、一応用地は向こうに許可をもらったからどうにかなったぞ。」

 本来はギルドに関して建設に使う場所が無いはずだった。が風向きが変わったのが”スラム一掃”である。これにより一時的にスラムから人がいなくなった。当然そこで俺達がスラム全域を”領域化”した。ついでに住宅街の一部もした。これがありがたかった。後はあそこに人が住んでくれればいいな。はともかく…そのスラムだった平地に、スコーブか職人を連れて”冒険者ギルド”を建設してしまおうって事になった。DPでもいいが、ごまかしがきかなくなるので俺達はじっと立てるのを見ないといけない。が。

「で、新町を立てるんだと。あの建物はあのままだが、壁で囲んだうえにその出入り口あたりで俺達が構えるって事にした。」

 スコーブは一応奴隷商人だが…。

「んで、ここの立ち上げに俺の奴隷どもから何人か出すって話にはしてきた。が、ギルドオーブに関して…。税を課すかどうかを決めているらしいんだが。」

 ギルドオーブはその傍かギルドカード経由の決算で資金が出入りする。税金はこっちで処理しないと、向こうに行かないはずだが…。

「今まで全部人頭税だけだっただろ。そこが問題でもう泣きたいぜ、こっちは、当人だからって毎日呼びやがって。」

「…そうだ。城に行ったら休憩室でも”借りてもらって”くれ。そこ経由で暇つぶしでも渡すか?」

「それでもいいかもしれん。呆れてきた。だからしばらくかかるぞ、。ただ、木材搬入であの辺は忙しくなる。俺もしばらくこっちに来れんぞ。」

「大丈夫だ。このギルドカードにメール機能があってな。こいつを使って文章を打てば連絡できる。」

「ぐぬぬ…。」

「いや、どうした?」

「俺さ、字を書くのが苦手なんだよ。」

「そこは押すだけだ。気にするな。」

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