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はじめてのまおう~《勇者に俺ツエーさせるRPG》   作者: どたぬき(仮)
第16章 ガチャガチャマスター(第一編)
1404/1810

26-92 殺意の高い謎ダンジョンという異質な物がある。

 ネルが、ザガートン南部の町々からの視察が終わり、ある事実が魔王軍に伝えられた。

『現地人のダンジョンマスターであり、異世界人のダンジョンマスターができた。』

 というものだった。SNSでは表だって書かないものの、カスタマーセンターには苦情が出ていたので、ネルが視察のついでに調査に向かっていた。が…予想を大きく通り越した結果となった。データはカスタマー経由で情報提供を要求。情報の共有を行ったところ、どうもいくつか変更点があり、最初からダンマスとまずスタート地点が違う事が発覚した。


 まず、ダンマスになるに特殊条件が欲しい事。そしてもう一つは初期ソウル数が0であること。そしてダンジョンのレベルアップボーナスにDPの支払いが必要ないがその代わり以下の感じだった。


ダンジョンレベル4=ダンジョンを転移可能(ダンジョン領域のみ)アイテム登録にセット機能追加。

ダンジョンレベル5= ソウルレベル1生命体眷属化可能,スポナー生成可能。

ダンジョンレベル6=ダンジョンコア。能動的作業可能。イベント、およびランキング参加申請可能

ダンジョンレベル7=コアに肉体を持たせモンスター化可能。飛び地ダンジョン領域可能。ソウルレベル3生命体眷属化可能、レイド発動可能。

ダンジョンレベル8=DP給料システム,サブコア、ダミーコア生成可能。サブコア所持者がサブダンジョン設定可能。要侵入者撃退100万人

ダンジョンレベル9=レイドシステム。異界型ダンジョン構造開放。セントラルプライマルコア生成可能要ダンジョン内死亡者10万人

ダンジョンレベル10=出入口2つ、魔王の間建築可能、魔王級ガチャ開放(無人時自動使用)リセットテイク機能 要全滅集落領域 42か所


 という、人間に非常に敵意が高い仕様となっていた。そして文字化けの原因も特定でいた。ダンジョンコアの言語が”魔王語”にもかかわらず、インスタンスダンジョンのコアはその魔王語を覚えていなかった。ただ、この援助は無理だと判断した。そう、問題はダンジョンに食わせる”魔王語”のスキルオーブの生成だ。僕はできるし、どうにかできる。

が、これを作った場合、異世界知識で俺ツエーしたい勇者を妨害する。それにとてもオーバーテックな物が多すぎる、実際謎の本(魔王語で書かれた本)の発掘事例も捗る。確認したが、非常にまずい…”覚えて損はない異世界転生したらやりたいこと30選”とかいう本だったからだ。お宝だけど!お宝だけど!こんな物が世に出せるか!そのため魔王語のスキルオーブの存在は決して明かしてはいけない。そしてこれを作成すると、いくらであろうともそれが”完全ランダム宝箱”の仲に入ってしまう。それが一番まずい、じゃあ、スキルを教示で教えるか?というと、難しい、どこまで教えればいい…って事になる。だから、これなら、参加できない謎のダンマスがいるでいいと思う、ただし。

「これ、神前会議案件よね。」

「だよねー。」

「で、私も聞きたいんだけど、確かダンマスって増えないはずよね。」

 南さんのジト目の攻めがつらい。

「一応、最初からダンマスに現地の人がなる方法があるし、滅びたダンマスとか、インスタンスダンジョンだと思われた箇所の中にはいたみたいなんだ。現地のダンジョンマスター。」

「え?」

「で、ハーリスに頼んで、追跡調査してもらってる。が、今のところそのほとんどが、拒絶して飢え死にしてる。どうももう一個だけ現地のダンジョンマスターには特徴があって、ダンジョンに保護されていないらしいんだ。だから飢死する。そして寿命もある。で、少し情報が入って、一蓮托生でさえ…ダンマス側が保護されない。って事が分かった。」

「なにそれ。」

「本気の使い捨てのダンジョンマスターなんだ。世に混乱を招くための。そして言語も通じないしショップの意味も分からないから…。僕たちと敵対しうる。」

 運よく異世界人がダンジョンマスターになったが、文字化けでコアが我がショップに拒否反応を示したとあった上にダンジョンバトルも。バトルの為の定型文が文字化けで送れない可能性があるんだそうだ。救助も無理、ダンジョンのシステムも理解できない現地人がダンマス?ほとんど死ぬし…死ななくても暴走するだろうね、これ。

「問題じゃない。人間の知能を持った…インスタンスダンジョンなんて…。」

「ただ、条件上は稀以下でしかそんな奴はいないけどね。」

「あと一つ、どうも職業もいろいろあるみたい。検証が欲しい。」

「どういう事?」

「異世界人専用職業がある。」

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