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はじめてのまおう~《勇者に俺ツエーさせるRPG》   作者: どたぬき(仮)
第16章 ガチャガチャマスター(第一編)
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26-71 普通のダンマス 亜種

 一晩考えて結論は出ない。だから、当初予定した改装を行い、今度はレイラの番というか、相方として、あのバルグンとかいう奴の魂を使ったオーガを作ることにした。

「いでよ!オーガよ!」

 呼ばれて出てきたのは3mちょっと下の男のオーガだった。腰蓑は確定だがたくましい髭と角、牙、筋肉を持つオーガだが…。

「ん?ここは?}

「起きたか、早速お前に命名の儀式を行う、お前はカッチン。鍛冶屋として、わがダンジョンの武器防具を作って欲しい。」

「………分かった。が妙にお前、小さいな。」

「それは言うな、お前がでかいんだ。ただ、レイラはもっとでかい。」

「レイラ?」

「ああ、お前と一緒のオーガの女だ。そいつと生活してもらう。レベリングしつつ、お前には家事を行い、まずは木で武器を作って欲しい。

「…そう言えば俺にはバルグンという名前があった気がする。」

「まあ、お前は元はこのダンジョンで襲われて死んだんだ。」

 やれやれと、大きくため息をついて見せるが

「そうだ、元は俺は鍛冶屋だった。」


名前:カッチン

種族:オーガLV1

職業:鍛冶屋LV1 

HP:723

MP:38

STR:122

VIT:93

INT:22

MID:45

AGI:47

MAG::122


スキル:土魔法LV1、学習LV1、統一言語LV3、鬼の力LV1、鉄細工LV4、鍛冶LV4、剣製作LV4、鎧製作LV4 

称号 ダンジョンモンスター、鍛冶の鬼、独裁者、親方

所有物:パツパツ腰蓑セット。


「非常にステータスが低いな。」

「何じゃ?」

「レイラの半分以下だ。まあいい、鍛冶の腕が必要だ、必要な物はアミールに買わせる。まずは石の斧とかある、それで木の加工を頼んだ。」

「構わんが、お主、どこかであったか?」

「いや、お前は俺のダンジョンに来て死んだんだ。それだけだ。もう人間じゃないから。」

「そう言えばそうじゃの。でも鍛冶師としてはどうなんじゃ。」

「筋力で言えば、人間の数倍はある。強く打った鉄や青銅は非常に強くなる。そうなれば、鍛冶の腕もよくなる、人間では到達できない限界まで行く可能性もある。まずはコアの説明を聞いて、それでレイラと合流してくれ。」

「分かったわい、舎弟な頃の感じで懐かしいが、まずは木の防具を作るかのう。」

「資金がたまったら、いろいろ頼む。」

「分かったわい。」

「マギア。こいつをレイラの元に送って。後、太郎と良子を頼むあいつらを”ヴォーパルバニー”に進化させてくれ。」

『了解しました。』

 やっとこれでレイラが腰蓑の世界が終わる。が…ちょっとあの体格だと惜しい気もする。が

『イレギュラーです。亜種モンスターに派生しました。』


名前:太郎

種族:トゥーンバニーLV1

職業:未定LV1

HP:12

MP:17

STR:4

VIT:12

INT:102

MID:233

AGI:922

MAG::422

必要DP:32万DP


スキル:統一言語LV1、潜伏LV2、気配察知LV3、格闘LV3、忠義の一念LV4

身体特徴:牙LV4、跳ねるLV1、隠れるLV1、再構成LV1、獣魔法LV1、幻覚LV1、アイテムボックスLV1

称号:ミルツの一番部下、ヴォーパルバニー亜種、良夫


トゥーンバニーTIPS:トゥーン系基礎。元々ヴォーパルラビットはアメリカのトゥーンのウサギを基としたモンスターだった説がある。彼らはどんな攻撃でも死なず、コミカルな攻撃はどう見ても致死の一撃。画像から溢れる狂気はその後の世に多大な影響をもたらした。その為、現実で見かけたら目撃者は死んだと思っていい。性格は人を馬鹿にしないと気が済まないお調子者。ノリが合わないと、相手を罵倒し立ち去るので、致死を避けつつ無視するのが攻略法。


「ヤッホー。」

 太郎だけの理由は、良子は抽出後、再召喚の予定だ。が、ヴォーパルバニーの一撃死部分はどこに行った。 

「マスータ、ゲンキしてるー?」

 外見はどこぞかで見たアニメキャラクターそのもの。しかも結構軽やかな…ぬいぐるみのウサギに見える。但しぱっちりした瞳も妙に白く大きい口もウザく感じる。

『統一言語を学習で入れてから作成したところ、こうなりました。職業が設定可能です。』

「色々ツッコミたい。まず何でこう…ぴょんぴょんしてる。」

 だからこっちの周りを跳ねるな! 

「心がひょんぴょんするんじゃー、」

「こいつをD…

「待ってよマスター。僕はマスターを愛しているのさ。」

 と言いつつも煽るように目の前を跳ねる。視界があの妙に明るく、ウザい顔で迫るのがさらにウザい。但し…。

「ステータスだけで言うと魔法がひたすら多い。」

『一度、ヴォーパルバニー終了後に抽出します。ヴォーパルバニーが”風魔法LV1”、トゥーンバニーが”隠れる”になります。』

 アイテムボックス持ちのウサギ。但し人の半分の大きさで非常にウザい。が変なスキルが多いな。

「この幻覚とかは?」

『これはシングルスペルスキルと呼ばれるもので、スキルの制限が薄い代わりにその魔法に特化した能力になります。レベルが、そのスキルの魔法でのレベルを超えると、応用として、その魔法に進化するので、訓練すれば強くなります。』

 幻覚、跳ねる、アイテムボックス。再構成?

「再構成って?」

『ダンジョン外で死んでもDPを払えばいつでも復活します。また、MPが余っているなら、自分で蘇生もします。』

 いくらでも蘇る魔法使い、厄介な。でもダンジョンのボスとしては最高ランクに強いぞ、きっと。

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