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はじめてのまおう~《勇者に俺ツエーさせるRPG》   作者: どたぬき(仮)
第4章 魔王による勇者プロデュース
138/1812

6-20 ”ナオ君が決断する次のステップ”というタイトル

「あんた、元は・・・勇者なんだろ?」

「はい、そして、もう一つ…魔王軍結成時に私は今した。ま、そこでダンマス逆ハー計画したんですけど…。」

「思ったより歪んでやがる!」

「つうか逆ハーってどうよ。?手入れめんどいじゃん、やっぱり一人がいいんだぜ?」

「私はちゃはやされたいの!」

「まあまあ。」

 ナオが抑える。これは放置すると進まないぞ。

「で、その時に魔王軍全力戦闘って奴を見てます。全員、何やっても勝てない、その時思いました。だからこの状態でもここでまったり生活してるのです。戦略兵器勇者数百人分の強さ誇る”魔王軍幹部”相手に戦争するなら、それくらい持ち込まないとダメです。ついでに幹部の数は8名、他の魔王軍ダンマス含むと16名います。私は統一機構から誘いが来たんですけど断っています。」

 確かに、数値知ってる人間からすればこうなる。あれ相手に挑むなんて、なんて愚かだと…。

「ついでに各地ギルマスも、それくらい強いんですよ、地道に。だから、戦争するなら覚悟しないといけません。無論、それは大陸統一機構も半分分かってます。エルフのステータスは見れたそうですから。ので他の大陸に援軍を求め探し回ってるのです。」

「魔王軍か、魔王倒すのつらくねえか?」

 改めて、ボード見ながら全員が唸っている。

「魔王討伐の奴だけなら、接待引き出せばいいから簡単。まだできる。が他の大陸のダンマスか…。」

「ただいま、ランキング見てますけど、魔王軍とはDPの差だけでも二ケタ違いますね…。規模が…。勝てる見込みはないでしょう全大陸のダンマス集めても。」

 ハーリスも呆れているようだ。

「しかもこれやったら最後・・・ダンマスいなくなってしばらくこの大陸から勇者が魔王に来なくなります。すなわち、相当な停滞が見込まれます。そして、この結果が知らされればこの大陸に

進出する他の大陸のダンマスもいなくなります。これは…相当まずいですね…。」

「ハーリス頼んでいい?えっとエリンシアの土地の領域およびエルシュウッド近郊購入可能範囲全購入。及びそこから一番近い大陸までの直通領域全購入。」

「了解しました。・・・買収完了。どうします?」

「それを全部トレードで、南ちゃんにあげて。」

「はい、ではトレード申請します。こちらの購入は適当にホーリーゴーストでいいですよ。ただし、貸し借りはお互い嫌でしょうから、後でいいです、お返ししてくれればいいです。」

「ひゃ、ひゃい、こちらで。」

 そう慌てて言うと、こっちにホーリーゴーストが来る。で後で育てておこう。

「というか、これ22億DPとか書いてあるんですけど?」

「距離だとそんなものです。隣の大陸の未回収部分の一部もも全部買いましたので、そんなものでしょう。」

 その顔は青ざめたままだった。

「え?変なこと聞いていいです?そういえば魔王軍って無尽蔵に近いDPあるって聞いたけど、もしかしてそれ、持ってます?」

(という暈、本当はナオってセレブ?)

(ほら、道楽って奴じゃねえのか?あんた言ってたナオの雑貨屋。)

 後ろでひそひそ二人が話し始めてる。いやああ、セレブって言うほど…持ってないなきっと。

「軽い貯金程度の物は持ってる。、動かなくても稼げなくても、持ってるんだから、動く必要ない。」

 さっき見た魔王軍以外の収益ランキングでは大体一週間20万が最大だった。

「ついでに取引はほぼ隠れて、ランキングやギルドに乗らないようにしてます。のでランキングには乗らないようしてます、乗ると戦闘されかねません。」

「そこまでして目立つのが嫌?」

「というより、私とナオののんびりまったりライフを守るためです、これ位の被害はあっていいでしょう。」

「なんか、うん、すまない。」

 ナッツが頭を下げる。

「いいんだって、こういう時にやれることやっておかないと・・。きっとみんな不幸になる。」

 そう言うとタブレットを取り出す。

「で、シャラには実験に付き合ってもらいたい、この南ちゃんを従者にできるかやって?で、おっさんには装備を新調する。ハーリス特製になりそう。情勢を見るため半年は 僕たちここにいないといけない。その間にいろいろやってもらう。まずは魔王軍にほどほど痛い目見てもらいこっちと平等条約を結ばせる。でその条約締結後僕たちは魔王討伐を行う。そして…おっさんは勇者を見返せたってなる。それが僕たちの最終目標になる、魔王軍のスカウトが来ない?来させればいい。みんな、それでいい?」

「わかった。」

「で、南ってあれだろ?こっち来るまで言っていたあの伝説の勇者様だろ?」

「うん、だけど、元勇者。勇者同士は確認したけど、従者にはできなかった。で、お姉ちゃんは…まあ…タイミング合わなかった。だからこれが初。」

「じゃあ、南さん。一緒に来る?」

「いいわ。私は聖女、本来は勇者を助けるものですから。後、あなたのステータス、やかしてますが…もう一つ…聖女として鍛えてあげます。」

 これでいいみたいだな…。

「成立しました。これで従者4名ですが。」、

「後の分はほら、戦闘物魔法少女よろしく一人一使い魔でいいんじゃない?仕様はシャラと一緒でいいね?これで6名のリミットとなる。」

「やった!「

 南がガッツポーズする。いやあ、死んだDPより生きたアイテム、いいね。

「で、俺がここに来た理由って?何だ結局。」

 ナッツがのちょっと考えていた。

「まずは物資なんだけど、後これ、南さんにあげる、」

「これは?」

「うんギルドで売ってた余り物の特異系。大方今まで刈られたダンマスの特異系。ただ強いといえば強い。いらないなら…。」

「貰っておきます、貰っておけば、後で増やせるので、こっちのほうがいいです。」


名前:南 凜 (みなみ りん)

種族:ホーリーゴーストLV7

職業:ダンジョンマスター:光(LV5)、神官LV7、勇者LV17 ≪なし≫

ソウルレベル:3

HP:582

MP:492

STR:245

VIT:129

INT:457

MID:247

AGI:373

MAG:8264


スキル:回復魔法LV3 支援魔法LV5、魔力操作LV3、聖女の呼吸LV1、勇者の力LV1 聖域LV4 激励LV4 、教示LV2、美形LV9 鑑定LV6、 

身体特徴:魔力体LV4、魔素栄養LV1、詠唱LV1、

称号:異世界からの来訪者 記憶保持者(2週)元勇者、聖女(聖女の呼吸取得) 逆ハーレム(4名)シャラの従者、ダンジョンマスター 地下室の関係者

ファクター:光LV1

所持金:(取得権限ありません) 光のコイン×19枚

装備:聖女の杖、聖女の衣

共鳴憑依:猫ちゃん(契約住み、(”覇王”使い魔〈猫〉)


聖女の呼吸LV2(特異系)

10m内の対象に魔法をかけた時、任意選択で、対象に使用した魔力によりダメージ又は体力回復を行う。 レベルアップは条件満たすのみ 必要DP 特殊


「本来はダンマスに協力してもらってで、ここでレベリングして、で、ダミーコア貰って、でギルド行って登録後に偉業カウント伸ばす。というのが予定だった。で、しかもここで銃が買えれば

万々歳。」

「じゃあ、本来はここで、サブコア貰って終わりって奴か…」

「正確にはダンマスにはこの外に出られるだけDPを渡してって感じ。」

「え?そうなんだ?」

 シャラがチラーッと南の顔を覗き込む。

「ま、まあ、あれです。ダンマスたるもの、ダンジョンから出ない引きこもりですわ、ナオみたく、外に出るとか普通しません。」

「僕はダンジョンが危険すぎて入れなかったんだけどね…。ダンマスなのに…。」

「そうなの?」

「で、ダンマスたるもの結局ダンジョンにいるべきだろってなって。それで入るためにすごい苦労した。あの頃はきつかったな…。」

「というか、あんた規格外だな、あらゆる意味で…。」

「つうか危険すぎて自分が入れないダンジョンってどうよ?」

「さあ?としか言えない。」

 突っ伏してさめざめ泣く僕…。

「だが、さっきの現存数聞くと、どうも全くダンマスの数が足りない。ので、これだとあと4人。取り合いになる、そして攻略して足りないってなる可能性が高い。」

 そう、防御対策していないと勇者は躊躇なくダンマスを殺す。だからこそ、ダンマスは念の為の対策をしないといけないのに、大方このままではどちらも共倒れになる。

「ですわね、足りないうえにこの環境では進出による話もないようですし、それに他の大陸って話はとても信憑性が薄いです。一応今は私のダンジョンでその他の大陸行けますけど、それは

ここの功績には何の関係もありません。」

「んだよなぁ…。」

 シャラも呆れてる。

「というより、魔王討伐の話は他のダンマスは私も含め聞いていません。但し、相対するものとして”勇者”がいるとだけです。」

 ここだけダンマスの難易度高くない?

「ありませんわ。勇者もほとんどいない代わりにまったりの時間が保証されてるの、その分勇者は極めて強いのです。ここまで勇者が団結して襲って大丈夫なのと…。」

 分かる気がしてきた。3ケタで街が蹂躙可能なのに、その10倍?桁が違う罠、しかも勇者は成長すると強さが増す。その勇者をいきなり抱き込む魔王軍とか…。何考えてるだろう(ブーメラン)

「そういう自分もこうやって、ダンマス業界には長いですから、日々のSNS巡りとイケメンの目の保養は、このダンジョンから出られない私の楽しみなんです。」

「さみしいな…。」

「これは後で気が付いたんですから。でも選んだ道です。」

 なんか僕よりずっと、ダンマスしてるな、南ちゃん。

「ただ、この大陸は勇者比率が高い分、私も元勇者ですけど…ひどいですね、今の勇者。あれじゃ民衆襲わないだけで、盗賊、野党の類ですよ。よっぽど魔王のほうが勇者してる。こう見えて私も

数回は勇者を相手してます、あまりにひどいので、仕方なくね…。」

「そうなんだ・・・。」

「ギルドの経営の裏で工事とか、商業振興。後、通貨統一だろ、飯もうまけりゃ・・・。」

「後、実は俺ツエー以外にやりたいことがあるやつのために、融資とか、後専用ギルドも4つある。」

「え?」

「あまり目立たないけど魔術ギルド、鍛冶ギルド、商業ギルド、あとポーション生産と医療現場用の薬事ギルドもある。」

「本当に魔王は敵なのか?それ?」

「表立ってはしてないから敵。でいいんだよ。だって…。」

 少し寂しくもある、こうやって魔王軍を外から見る機会はない。

「僕たちが人間と敵対してないと、”人間を助けるダンマス”っていなくなるだろ?ダンジョンじゃなく、僕たちは工場になる、敵がいて、初めて反対がある。そんな人間を助けるヒーローには

憎まれ役が欲しいのさ。だから強くした。敵がいて、団結するから勇者が俺ツエーして満足してくれる。そして、そうすればいずれ…。」

「いずれ?」

「勇者もダンマスもいらない、僕たちが純粋に楽しめる世界が来る。僕一人が生贄ならそれでいい。みんなが幸せなら…僕みたいなやつがいないなら、それでいい。僕が全力出して頑張って

で、みんながやられるほど強いやつがいるなら、それはもう僕の出番が終わったって事だよ。」

「慈善家なんだな…。もっと欲にまみれていいんだぜ。」

「ま、まみれたからエルフとか、ケモミミ作ってる。その分は貰ってるさ。」

 そうだろ?何も最初はなかった世界なんだから。今でもそういう世界を見てるのは眼福なのさ…。

「面白いな。あんた。娘の友達にいたら、気に入って酒とかおごるかもしれん。」

 そういうナッツの横で南とシャラが泣いている。

「これは…勘違いしてました。大方、今の魔王軍は必死にナオ君探してます。こんな人を放置して生きていけません。」

 南ちゃんの顔はなんか…泣いてるな…。

「だな。」

「たとするとどうするんです?本当に戦うんです?」

「大方、周りに今押し切られてる。だから、止めないといけない。決断は常に非情でかつ、ぶれてはいけない。それで後悔した日は多かった。」

 主にママがそうだった。

「やるしかないようですね…ただし、本当に平等条約結ぶまでですよ。」

「こうやって見るとダンマスって国家なんだな…。」

「食べ物も部下を育てるに欲しいですし、魔素の環境とか、いろいろやりますわ。まあ、大抵はDP使って攻めるだけでしょうけど。」

「だから、僕としては追加投資込みでまず…。」

「なにを?」

「国でもまず作ろっか?」

「えーーーー!」

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