26-65 普通のダンマス モノクル
場所としては屠畜場上の裏が”ラビットルーム入ったことがある人限定のドア”でラビットルームにつながっており、その屠畜場には弓矢が2セットおいてある。矢も返しのない串型の物だ。反しが無い分、刺さって出血を招きやすく、硬い鉄の矢を用いる事で…直しやすくするんだそうで。こうすることで、矢のコストを下げつつ狩りをこの子供たちにさせる予定だという。ただ、この子達というのは…どう見ても俺より年長なんだよな。一応俺は3歳児なわけで。まあ、体を今のうちに鍛えておいて、いずれはこう言う”狩場”で狩りをしておこう、ただ、家畜化も考えたがやめた。というのも”動かない動物は脂肪が多くてまずい”と聞いていたうえに大方殺す時の罪悪感が跳ね上がりそうだ。俺は時に跳ねあがる。だから…自然の形になった。こういう刺激がレベルの上がりやすさになればいい。
「で、お前はなんでここに?」
「仕事が忙しかったのよ!いいじゃない。」
アミールは仕事が終わると、コアのワンルームでお互い過ごすようになった。連絡はコアが料理屋を監視しつつ…次の対策を考えるべく、次の買い物を行った。
「まあいいけどな、後これ。」
「何これ?」
俺が見せたのは3枚のモノクルグラスだった。
「ちょっと高かったが鑑定ができるアイテムだ。お前のステータスが見たくてさ。」
取り出したのは”鑑定モノクル”というアイテムだ。どうもこれも相当話題性の高いアイテムらしく、鑑定でスキルや簡単な性格等が分かるらしい勇者大陸とかではこれで鑑定して証明書の代わりになるらしい。どうも制作者が言うには”ファンタジーの定番だから作った”だそうで。これのおかげで偽物が結構駆逐されたとか。但しこれは消耗品で。一つ銀貨3枚とかなり高めで。三つ買った。あの家族の鑑定もしたいからだ。
「…なんか秘密が?」
「いや、ほらスキルが成長したって言ったじゃねえか。で、見て見たくてさ。」
名前:アミール(新沼華宵、にいぬまかよい)
種族:人間LV10 (カンスト、計レベル20)
職業:魔法使いLV10 (カンスト)
HP:322
MP:292
STR:35
VIT:42
INT:93
MID:48
AGI:122
MAG::248
SP:2
スキル:土魔法LV3、魔法操作LV1、統一言語LV2、外気法LV1
称号 ダンジョンの共同経営者、傭兵。異世界からの来訪者、サバサバ系女子、アウトドアマスターランク。グラン一家の雇用主
所有物:
注意:4歳(未成年)
「凄くない?」
「すげえ。」
ステータスが、モンスターとは比べ物になっていない。ついでに言わないが、ダンジョンモンスターは確認できるので掲載すると、こんな感じだ。
名前:レイラ
種族:オーガLV21(計レベル51)
職業:農家LV10 (カンスト)
HP:723
MP:38
STR:422
VIT:92
INT:93
MID:24
AGI:233
MAG::96
SP:21
スキル:土魔法LV1、、学習LV1、統一言語LV2、鬼の力LV4、斧術LV1、伐採LV1、農業LV1、絶倫LV3 繁殖LV3
称号 ダンジョンモンスター、ほんわか、
所有物:木の棍棒、パツパツ腰蓑セット。
筋力以外はレベルがダブルスコア越していても、アミールのほうがいろいろ高い。
「そう言えば、転職って 出来るのか?」
『ダンジョンマスターはダンジョン内では王であり、転職を行う権利があります。その対象はダンジョン関係者であり、お互い合意時のみ可能。そうでない場合は既定の人間が規定人数以上を集めた”儀式”で可能となります。』
「って事はアミールの種族とか、職業が変えれるのか。」
「え、本当?」




