表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
はじめてのまおう~《勇者に俺ツエーさせるRPG》   作者: どたぬき(仮)
第16章 ガチャガチャマスター(第一編)
1374/1806

26-61 普通のダンマス アミル:奴隷

 次の日。アミールが住宅街に似つかわしくない豪邸の場所につくと、そのままスコーブが中に入っていく、中は結構な豪邸に見える。

「でももっと高額要求するかと思ったぜ。」

「どういう事よ?」

「…俺が知っている限り、魔導士様はゴーレム走らせるのに金貨数百から数千は要求するんだぜ。店でいいなんて思わなくてな。」

「…ゴーレムに限りは当りよ。」

「どういう意味だ?」

「ゴーレムを出すには特殊な触媒が欲しいらしいのよ。で、そいつが欲しいから、買わないといけない。安く見積もってもそれ位はゴーレム一体に欲しいわ。」

 ミルツの話を聞いたところ。ゴーレムの作成にはMPが欲しい。で、魔石がこの時MPの代わりになる。この魔石は”ダンジョン”でしか取れない。ダンジョンがどこにあるか知らないが。ダンジョンモンスターを倒したときに確率で出るらしい。これを大量にかき集めないといけない。その上ダンジョンがどこにあるのかデータもない、いくらでも高く吹っかけれるだろう。

「善人でもか?」

「第一貴方。魔石とか言う物体どこで売ってるか知ってる?」

「………。すまねえ。知らねえ。確かにそうだ。それなら納得したわ。」

「だから、魔石とか用意すれば、作ってもいいわよ。」

 作った事無いけどね。ただ、最悪ダンジョンで作ってもらって、こっちの命令に従ってもらえればいい。

「で、なんで…。人が欲しいんだ。

「…私のこれじゃ、客呼べないでしょ。」

「男取るのか?」

「飯よ、」

「…魔導士様がか?」

「…隠してたでしょ。…こんな格好じゃあ、殺してって言ってるものじゃない。あんたにとっても。護衛となる忠実な人間が欲しいのよ。」

「…カーちゃんが恋しいのかよ。」

 部下の悪態に睨み返すが…どうも迫力がないようだな。

「石作成!」

 そう言うと、スコーブの部下の頭に石が落ちる。

「いて!」

「だから行っただろ!こいつは俺達を殺せるだけの力があるんだって!無礼働くな!」

「へ、へい。」

 まあ、慰める事もないだろうが、魔法でツッコミとか。MPの無駄な気がする。しばらく歩くと変なところに…。

「ここは?」

「ああ、ここが店だ。俺のな。本来は俺達がこいつらを連れて行って、向こうで契約させる。が、あんたはここにきて俺達の話を聞かないといけない。だから連れてきた。」

 そこには牢に入れられた…服は普通のを着ている。私よりきれいなぐらいの服だ。それが7人ぐらい、牢に入れられている。手錠と足かせが付いているな。

「…そうなの」

 下手すればあそこの仲間入りなわけだ。魔法使いが希少すぎるから、この地位だけど、この地位、いつまでも安泰じゃない。ああなる。ただ思った。

「彼らは?」

「店で人が欲しい時に売るんだよ。例えばけがとか急病とかで人が足りなくなると俺達の出番だ。ここは色街に売る用の奴だ。見栄えがいいやつが多い。」

「奴隷ってどういう仕組み?」

「大抵は、商人から情報を得た困窮する村に行ってそこで”買う”。親に金を渡してな。で、こっちで程度で分けてから、欲しがる人間の話を聞いて、それにあった人間ごと訪問して、売り飛ばす。それが奴隷だ。」

「…機密は?」

「何とも言えねえな。奴隷は奴隷の紋章を体に入れるか、信頼してもらうしかない。」

「…そこはあいまいなのね。」

「取引って奴でな。奴隷の紋章付きは外に出さず、逃げようとした奴隷は犯罪者になる。」

「それってどこに?」

「売れた時に説明してやるが、こっち来い。」

 そう言っていった先には…カマドと焼き印があった。焼き印だ。

「これだ。二つあるだろ。一つは奴隷の証、こいつが付いていると門番は出す前に殺すか・・・内部に戻すで、そこの2個目の奴がしてあるときは人頭税だけで出られる。」

 銀貨7枚は固定なのね。

「・・・だから、街の外に出たかったら、焼き印を治すっていえば、脅せるのさ。…ただ、これ位しかねえ。まあ、奴隷印が欲しいほどのじゃじゃ馬ほとんどいないがな。」

「そうなの?」

「大抵は円満でここに売られるんだ。後、商売に失敗した表通りの露店たちも商人区も、お痛がすぎる貴族もすべてここに売られてくる。ここではある意味…平等だ。売られて金にされ。金を払った奴についていく、後の事は知らん。珍しいやつは高く売れて。普通の奴は買いたたかれる、ただ、魔法使いは数が少なすぎる。だからお前は貴重だ。」

 よく異世界物である”魔封じの枷”も無ければ”奴隷契約の腕輪”とかもない。そりゃあ、縛れないからこうなるか。魔法があって何もない所から岩とか出せるなら脱獄なんてしようと思えばいつでもできる。運がいいやら悪いやら。

「じゃあ、その中で、性悪はともかく病気持ちを頂戴。」

「は?」

 流石にスコーブでも驚いたみたいだ。そう言う病持ちは治療方法がない以上どうにもならない。

「分かってるのか?役に立たんぞ。」

 この世界での病持ちの扱いが分かった。ただ…勝算がある。

「いいわよ、銀貨これだけで買えるだけでいいわ。」

「は?病持ち何人いるか知ってんだろうな?」

「…見せてよ。」

「こっち来い。」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ