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はじめてのまおう~《勇者に俺ツエーさせるRPG》   作者: どたぬき(仮)
第16章 ガチャガチャマスター(第一編)
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26-50 普通のダンマス 会議の行方

 一日毎にアミールから連絡を貰い、向こうの悲惨さを聞くと…腹が立つ、そこまで腐った年なら鉄槌も…と言いたいが不味い。主に”ギルド”が基本どこの都市にもいて。悪事を働いた勇者やダンマスを取り締まっているという。ただこの考えもSNSの情報からすると微妙で、例えばダンマス同士の戦争や、人間同士の戦争、ダンマスと人間の戦争これはいかなる要因であっても”無干渉”を貫くんだそうで。それは基本方針だそうだ。ただしこのギルド”金で雇える”らしい。元々このギルド、ワークギルドと言い、ひどい話”民間職業安定所”だ。その依頼の中に領主が正規の手順で”傭兵募集”と書いたら、そこにいる冒険者たちを雇う事ができる。ついでにダンマスもそこに行くことができれば…ダンジョンがあることを全国告知したり、又は偽装の調査依頼を出し、ダンジョンに人を送り込むという。但し悪事になる…強盗や虐殺レベルの殺人や快楽殺人となるとギルドが出張ってきて相手を潰すんだそうだ。…なんか要領を得ない。まあ、ここにはいなさそうだがとりあえずモンスターたちには指令を出してある。レイラには都市の傍から3時間の位置に小屋を建築すべく、まずはその周辺の木こり。どうも、この木も売れるらしく、新DPの餌として活躍してもらっている。ついでに木は…木こりの道具はあるがレイラには小さすぎるが、頑張って作ってもらっている。家?建てるのは無理だった。建築学とか、後大工という…上級スキル又は中級スキルが必要らしく、それが無いと似た物を建てても必要な処理がされていなくて…すぐ壊れるのだそうだ。だから建築予定地にメイズの一部をコピーした”石室”を置いて家代わりにする予定だ。

「向こうの調子は?見つからないように頑張ってる?」

『はい、アミール様も食事を入手しつつ…穴掘りをしている模様です。接合予測点の調整も万全を期して行いますが…。例の案件の会議は三日目に突入、結論が出ない模様です。』

「早くしてくれんかな…こうも未処理案件が多いと現場が泣くぜ。」

『ですね。』

 会議というのはどうも転生を行った神様とこっちのダンマスの労働組合らしい人たちが”領域”の線引きについて会議することになった。きっかけは俺なんだが、この領主がアホだったせいともいえる。どうもこの領主は領地の宣言時にこの”地上は我らのものだ。”という宣言を行った。念頭に地下はない。そこできた俺が、地下を掘って侵入しようとしたところ、”処理矛盾が発生したので、領域を伸ばせません”という聞きなれないエラーが出た。

 どうも人間の納めている土地は既定の上下の高さがあり、そこまでは人間の王が人間の領域として扱うそうだ。地下も1万メートル、地上一万メートルだそうだ。だがここで最初の領主のセリフだと地上側即ち”空中”は人間の物となるが、地下は規定がない。だがルール上は地下も入ってはいけない、宣言していないが入ってはいけない。というのは確かに想定外だったらしい。本来は認める方向だったのが、ここで口を出してきたのが国持ちのダンジョンマスター大手たちだ。こんな法律可決されれば国王の再宣言が欲しい。しかも自分の身分を明かしてだ。それは何かよくわからないがとてもリスクだったらしい。しかもこんなあほな法律は、人間に理解されるとは思えない。そして神様側も、地下を通って攻める、シナリオの進行を盾に反目する上にダンジョンは地下にあるから当然潜入可能にすべきだと言ったらしい。ただ、認めると、今あるお互いのダンマスが地下に施設を作って地下から来る敵の防衛を行わないといけないらしく、その費用は建築をすべて差し替えるレベルとなる…現在SNSでも激論がなされている。地下侵攻を認めるか認めないかである。こっちはアミールの命がかかっている、地下を通せるならこれが一番いい。ついでに宣言し抱いて通れる箇所は再点検が行われ、数十の王城で可能だったらしい。また、地下進行不可能の基準の制定も会議が難航しているらしい。

「まあ、やれることはやっておく。家はともかく屋根は適当に時間が余ったら作るさ。」

 悲しいかな、俺も釘がぎりぎり打てる程度の腕だが、今は豆腐建築をそのまま置いておこう。ついでに、仕方なくエルフチャイルドは、統一言語の餌にすることが決定し、繁殖、統一言語をダンジョンに覚えさせた。これにより館内アナウンスをコアが行えるようになった。それまでコアは念話らしきもので、一人一人繋いで連絡していた。ただ、現状書き込みはできないが、ショップでの購入ができるので、なけなしの金を使い”学習”と”教示”のスキルオーブを購入した。どうもこれ、どこぞかのダンジョンの

ガチャのあたりの一角だったらしいが、出過ぎて余ったらしい、その上この”学術系スキル”は教示でコピー可能だ。その為、2000DPと安かったので購入した。ついでにコアにこれも取り付けた。で、購入した理由はその前後にSNSで新基準に関する動画が発表された。俺が実験しようとした”スポナー増殖法”というスキルオーブ増殖法だ。結果は微妙な失敗となった。抽出を実行し、確率0.1%で持っているオーブで加えたスキルとモンスターに規定されたスキルからランダムで出現する。だそうだ。なお、対象のモンスターコストが上がり、知能が上がれば確率が上がるらしいが…。それでも相当に低いらしい、しかも一回一回説得し交渉しないといけないらしい。

なんだそのクソ仕様。

但しこれでも穴が完全にふさがっていない為、狙えると言えば狙える…となっている。それが嫌らしい。なので、コアに土魔法を覚えてもらい、その上でこの学習と教示でスキルをモンスターに配布してもらおうって事になった。学習は抽出の時間低下が現在効果だ。教示はストックにいれたモンスターにスキルを覚えさせることができる。但しモンスターのINTとソウルレベルに応じて時間が設定されている。ついでに統一言語をレイラに覚えてもらおうとしたら…30日かかるとの事だったので、先に高度ゴーレムに覚えてもらう事になった。交代で覚えてもらおう、ついでに学習も覚えてもらう予定。これはレベルに応じて、スキルの学習効果を上げるらしい。かなり有り難い。後で自分の分も買っておこう。

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