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はじめてのまおう~《勇者に俺ツエーさせるRPG》   作者: どたぬき(仮)
第16章 ガチャガチャマスター(第一編)
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26-49 普通のダンマス 統一言語

 次の日に…逆プランBの実行を聞かされ、その対策で一気にダンジョンの拡張を行っていた。実は小さく一本道通路を作るだけなら今のダンジョンでも150kmは伸ばせた。なので、その半分にして、森を迂回して三日かかっていた村と都会に直通通路を作り、確認しつつ潜っていた。ついでにこの直線道はわざとダンジョンの出入り口に連結してありこうすることで、ぎりぎり出入口が2か所あるように見せる…隠し道だ。ついでにダンジョンに入って1m横切ると通常のメイズルームにつく。まあ、仕様を曲解しまくって作ったが格子内とアミールを迎えに行けない。ついでにダンジョン領域まで穴をあけてもらえれば、その穴にメール経由で物資を出せるが…ここに通路を持ち込んで…どうにかつないである。モンスターによる配置変更が凄い楽そうだ。

「でもアミールの報告が正しいなら…マジで腐ってやがる。」

 殴った上に荷物も奪うかよ、しかも、貴族の息子置くとか…よくこれで領地を…いや外顔がいいならいいのか、どうも入ったやつは出れないらしい上にさらに…。出る時も”人頭税”が取られるらしい。一人銀貨7枚だ。狂ってやがる。ただ、払える大商人や、銀貨が最低単位の市場関係者の顔を覚えられた奴は通れるらしい。しかも偏に逆らえば、殺されても文句が言えない門番とか…。最悪だな。こういう時に冒険者…そう言えば冒険者ギルドはこの世界にあるにはあるが、あの町では聞いたことも無かったな。ちょっと調べてみるか。ギルド…SNSに勢力範囲が乗ってるな。…ない場所は…草原諸国9か国、ザガートン大陸南部、かフォレスタ大陸南部、来たに行くと暑くなるなら、南部の可能性あり。って感じだが、調べるのは難しいな。

『先日の件について…上司との交渉の結果、一部改訂となりましたので報告します。』

「ん?」

『ダンジョンマスターのスキルや編成、スキルの仕様は時折…不具合が確認されると変更されます。今回は”統一言語のスキルオーブ”についてです。』

 そう言えばそんな事があったな。ついでによく考えてみれば、あの初心者読本に改訂部分の記述があったって事はそれだけこの仕様が変化して…書き直す事態になっているのだろう。

「つづけて。」

『これは不具合であり、解消の為に…エルフチャイルドの”抽出スキル”が変化し、統一言語になりました。また、これに伴い統一言語の6-10の効果を追加し詠唱のスキルと統合されます。また、統一言語に”専門的言語知識”と”会話有効度補正機能”が追加されました。その代わり、言語の読みだけがレベル1、書きの補助がレベル2となります。』

「大幅に多すぎねえ?」

『元々、統一言語はスキルレベル6以上が存在せず、規定されていませんでした。これは元々モンスターが話すだけのスキルでしたが、言語学や文学、声音学への派生には普通言語を学んでからではないかとの奏上もあったそうです。そこで、関連スキルを統合し、スキル効果を追加する方向になりました。』

 確かに言葉を知らないでは、小説読めんわな。それで取る価値を生んで、取らせる…にしてもエルフチャイルドか…これ争奪戦起きるな…。

『ついでに統一言語にダンジョン効果も加わりアナウンス機能。及び”看板作成”が可能となります。そしてもう一つの件魔王語については取得可能なモンスターをセッティングする…との事です。また、統一言語オーブを完全ランダム宝箱に加えるそうです。』

 そこも叶ったけど…。その何?

「その完全ランダム宝箱って何?」

『普通の宝箱は、設定が何であれ必ず自分のダンジョンのアイテムしか出せません。この、同盟加入専用設定でのみ出せる宝箱で、宝箱に金額を設定しておけば宝箱の中身は世界に存在するその金額の価値(×宝箱レベル×10%)のアイテムが出現するようになります。宝箱の金額も10倍になりますが、ダンマスが明けても何らかのアイテムが手に入る通称”課金式ログインボーナス”と呼ばれるものです。』

 同盟か…というかそんな豪華なログインボーナスあるんだな。

「ログインって事はなんかあるの?」

「一日の宝箱に装填されるアイテムの数に限界があり、その上ダンマスはその宝箱を開けられると、指定したDPを必ず奪われます。そして出てきたアイテムはランダムです。』

 その金額を払ってお宝ゲット宝箱か…。スキルオーブが入ってるかもしれないならうまいかもな。でも500万宝箱開ける奴いるのか。

「でもうちみたいな弱小には関係ないな。しかもDPもないだろ。」

『宝箱はDP利益の最後の手段ですが、ダンジョンオープンの際には必須になります。体制が整うなら設置したほうがいいです、』

「あの時の最後の手段というのは?」

『戦力が無いのに敵を引き込んだら。死ぬのは自分です。だからこそ…最後の手段です。』

 …確かにそうだが、あの狂気的な様子を見て…よくあの検証班の人…これで心折れなかったな…。

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