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はじめてのまおう~《勇者に俺ツエーさせるRPG》   作者: どたぬき(仮)
第4章 魔王による勇者プロデュース
136/1808

6-18 使い魔解禁してみた


 実際トレーニングにはタイマー10倍を使うつもりなので、座学とかはそっちでしてもらう。経験値稼ぎとかもやっていいが、まだ…いやあれ使うか。僕たちは久々の再開に少し歓談していた。

「えっと、この美人さんは誰だい?」

 そう言うと、ナッツたちが下りてきた。確かに南ちゃんはきれいなんだよな…。

「みゃんか、しょのの女から、聖なる気と邪気を感じりゅ。」

「ああ、この人がここのダンマス。南さんね。」

「よろしく、オジサマ。後お嬢ちゃん。」

「よ、よろしく…ってぇダンマスか、あんた!」

「ナオがいるきゃら驚きゃない。」

「で、ちょうどあなたたちの事が決定したんだけど、まず、こっち来て食べる?このクッキーと、」

 と言って南がクッキーを差し出す。

「ミルクはこっちで用意する、お願い。後はおっさんはコーヒーでいい?ミルク入れる?」

「頼んだ、ブラックは胃に来る。」

 ハーリスが、ミルクと、コーヒーを置いていく。

「と言うかダンマスか…で、ナオあんたどうするんだ?」

「というか、説明が先ですよね、ナオの。」

「うん。」

「ナオもダンマスなのですよ。但し万年最下位のダンジョン”地下室”のマスター。」

「えぇ―――!って思ったが、確かにそうだな、変に全部詳しすぎた。まあ、そう言われて理解できないわけでもないが…でもなんでそれならこいつを頼ったんだ?」

「ダンマスと組んだ方がいいのは、このクッキー。」

 そう言うとクッキーを僕が一つ口に入れる。

「え?」

「ダンマスは記憶にある食べ物や道具をDPからアイテムにすることができる機能がある。これで君たちの生活をサポートする。飯がまずかったり高いでしょ?だから。それをカバーするには

ダンマスと組むのが一番楽なんだ。ついでに戦力ももらえたりバックアップも可能。国王や、その他の中までできない物資の支援や行動の支援。それが旨味。」

「そんなことが?」

「一応可能ですよ、というか、その辺は基礎的なマスターならみんな出来ますよ。ナオ様ならもっとできるでしょうけど。」

「で君たちに聞きたい、彼女と僕の協力をこれ以上受けるかい?受ける場合は僕たちと一緒の”人類の敵”になってもらう。」

「その言葉、私の時にも言いましたよね。」

「うん、関係者のあれは大殺害の張本人にされかねない。だから、リスクある。忘れ去るほどに過去なら気にしなくていいんだけどね。」

「って言うとナオは南さんだっけ?あんたにこれ言ったんだ?」

「はい、私は頷いた…というより、話聞いて”僕はダンジョンマスターになるんだ”と言ってこの地にいますからね…。いやあ、今日もみんながかっこいい。」

 そう言うと、いつの間にか後ろに…金色に輝くイケメン4人の姿が。この人たちが、南ちゃんのユニークモンスターか。

「こういう夢をかなえるために聖女になり…そしてダンマスになりました。後悔はない!」

 キリッとした顔で言うが、それ言っていい事かやっぱりナッツも呆れてる。

「まあ、人それぞれだけどよ。」

 おっさんは感心するが僕は目立たないのさ…。

「とりあえず、本来なら資金渡す…そうだ、改めて聞くよ。どうする?」

「あたしゅは連れられてきちゃっだ、みょう逃げりぇない、それに、楽しそうだりょ。」

「だな、だか今度からかはもう少し断れる環境出来てくれ。」

「まあね…。さて、それじゃ、まずは僕のほうの手札を見せる必要があるね。この子をまず呼んで…。」、

 僕は手元から猫を一体呼び出す、ファクターコイン使って、実はこれはある目的で製作していたもので渡す前に魔王軍を出てしまった。でこの子を撫でつつ、足りないスキルを全部スキルオーブ

を吸わせて…。なでなで。

「白猫ですか?」

「うん、これ、実はキラリの頼み聞いて作っていた奴で、お蔵入りになってた”使い魔”って奴。もし安全が確認できれば金カードで販売してた。」

 僕はいくつもスキルオーブを渡した後、契約の首輪を猫につける。

「君はこのオーブの謝礼として君に名前を付けた者を一生買えて守るんだ。いいね。」

「みゃー。」

 頷くと

「シャラ、名前を付けてあげて。」

「みゃ、いいにょ。?」

「うん、君のパートナーだ。この子はすぐにでも役に立つよ。」

「じゃあ、じゃあ、”ミィ”、”ミィ”たんだお。」

「にゃー。」

「さて、契約終了に付き、僕のダンジョンから君を追放する、この子のために仕えてくれ。役割が終わって、余るなら僕の元においで。その時は帰ってこれる。あと最初の一回はできれば、憑

依から付与で。」

「にゃ!、にゃにゃ!・・・にゃー。」

 二言三言話すと、猫はシャラの…体内にスーッと入っていくといなくなってしまった。

「それでいい、シャラ、君の生前の姿を思い出すんだ。それで、変形が機能する。ナッツさん、シャラを下ろして。」

「あいよ、ここまで来ると驚かねえぞ、本当に!」

「みゃ!」

 そういうとシャラは光に包まれた。


名前:ミィ

種族:≪覇王≫使い魔LV1

職業:未設定、、≪未設定≫

ソウルうレベル:3

HP:22

MP:14

STR:25

VIT:9

INT:92

MID:7

AGI:8

MAG:12

DP:4億7千万DP

スキル:吸収LV4、闇魔法LV4、急成長LV2、変身LV3(猫、人)、統一言語LV6、繁殖LV10、栄養成長LV8、魔力変換LV5、ステータス偽装LV8、

    鑑定LV6、隠身LV1、念話LV1

身体特徴:魔力体LV1、魔素栄養LV10、憑依LV4、飛行LV1

称号:シャラの使い魔(契約)、シャラの従者、≪覇王≫(LV上限+10)地下室の関係者、聖母の安息所の関係者

装備:隷属の首輪(契約済み)


TIPS:よく魔法使いの使い魔として生産される人工魔法生物、一応ランクアップするが基本は”人間が付けれない能力をつける”目的に作られたバックアップ装置。猫型。通常の方法でDPリストに載らず、特殊な方法でのみ生産可能。生産時。生命一体に憑依して完成。外見、生体特徴の一部は生成時決定


 そこにあったのは銀髪のぼさぼさ髪の女性で…服が妙にダサかった。それがインパクトに残るほど…大雑把に見えた。

「え・・・あ・・え・・・え・・・?なんじゃこりゃ!」

「それかー。変身機能がある、魔力ある限りってなるんだけどその姿になれる。ついでにその状態なら飲食可能。」

 と説明する間もなくシャラはとび跳ねたり歩いたりしていた。

「チョーすげー、ちょ―ファンタジー、なんだこれ、すげぇ。」

「エレノアが泣く編成のモンスターですね…。で、12億もあげたと。」

「うん、隷属の首輪の効果は、あげた者の価値によるから、それで拘束した。ネルの時は”始祖”があったからあれでいいけど、この場合は”従うだけの物”がないとダメなんだ。でこれだけ。」

「納得ですが、ちょっと過剰では?」

「というより、この子12億だよね?」

「うん、ちょっと素体は大体…。45万ほど。」

「高!」

 南の顔が凄い感じでゆがんだ。

「ここの月の収益の大体10倍ですよ。それ。元値で。しかも12億?」

 ただ、工程的にはこれ20数億かかってる。まずは昔、魔王軍けいっ政治にお互い交換した一枚限りの竜のコインを使い、アイテムを作成、これを魔力変換で餌にする際に”抽出”する。すると、竜のコインが出てくる。これを使ったアイテムを作り、ダンジョンに登録、抽出さえできれば竜のコインは量産可能。これがリューネ式”ファクターコイン量産法”だ。趣味で武器防具作ったのが功を奏した形となった。ただし下位コインで一億以下のDPだと生成できず、使ったアイテムの値段はこの消費から計算するとDP1/5になる。上位は不明だそうで抽出不可能の疑いある、この辺に下位の価値を持って行くあたりが神様っぽい。でこれを僕の潤沢な資金を使って量産したのが”竜のコイン(偽)”である、これに王を使って、”竜王”を作成。そしてこれを5枚作って投入したのが”真覇竜王”の二つ名である。.こっちには投入してないけど。

「と言うかこれなら普通にしゃべれるじゃねえか、よろしく!」

「お、おう、ギャップスゲーな。」

 ついでに身長はナッツのおっさんより少し大きい。そして、思い切りブンブン全力で握手してる。すごい嬉しそうだな…。

「いやあさ、ずっとしゃべれねえのすげえ不満でさ。ありがてぁ…。」

「というか、ナオスゲーな、この2億DPだっけ、すげえ多いんだろ?」

「まあ、ね。」

 今度はシャラが普通に席に座ると、ぼりぼりクッキーを食べ始めてた、凄い今度はガサツな人だ。分かるけど…。

「神の牛乳が大体20万DP,で計算すると金貨12万枚ほどですね、その猫。金貨換算すると。ついでにそれで、”原価”ですから。値段はもっと壮絶に跳ね上がりますよ。」

 ハーリスの言葉におっさんとシャラは顎を外さんばかりにあけっぴろげていた。南は一度開けた跡だった。

「つうかさ?ナオって何者?」

「それはナオ様ですよ。」

 普通に言って、クッキーをつまもうとするが、もうクッキーはなかった。

「ただし、それは戦闘中と話すときだけにしてほしい。そいつやってると体の成長の悪い。基本は元の体でいること。後その猫…実は普通人間の言葉が話せて人間にも変身できるけど憑依解除しないといけないから、憑依は俗にいう”魔法少女に変身”くらいに思った方がいい。」

「分かったけどよ、不便だし、今は。このままにさせてもらうぜ。」

「で、できればそっちの事情話して欲しいのですけど…。」

 改めて、南は自分で出した茶菓子を置くと、手元のカップの紅茶をくいっと飲んだ。

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