26-45 普通のダンマス 命名
アミールに偵察を頼んでいる間。こっちも計画を進める。今夜の動向次第だが…。とりあえずは、このオーガにも名前…名前…
「名前にほら、なんかパワーアップ効果はあるか?」
思いつかないので聞いてみた。
『無いです。』
「無いんだ。」
『ただ、名前の有無の差は、よくダンジョンにおいて序列の上下を示す場合があります。当然個体名がある方が寵愛されています。なので、特に幹部候補には名前を付け、できれば意味まである方がさらによろしいかと思います。奮戦が期待できます。また、維持の際の取捨体躯いつでも寵愛の順番を命令が無い限りは優先します。なので…。』
名前はつけたほうがいいが…でもなんか、画像に映っているダンジョン内で農作業に悪戦苦闘しているオーガの状況に…元の性格はゴブリン部隊の誰かのようだ。そのせいが身体の大きさと農具があってない。ふむ…一応…。
「では、鬼…霊…。玲子は…太郎、良子に、礼子ってどこの昭和だよ、ちょっと待て、確かみんな横文字だよな。なら、レイラでいいだろう。」
『意味とかあります?』
「確かローレライが死霊の意味で強そうだから、そこからあやかった。」
『では、命名の儀式を行います。呼びますね。』
「そう言うのやるの?」
『ダンジョンモンスターもすべて、忠誠度、満足度が存在しております。特に命名は人生が決定する場合もある大きな儀式です。なので、命名式をやるのが通例です。無い場合反逆も考えられます。』
太郎、良子にそれ…一応目の前で名前つけたわ。そう言っている間に…どうもここは狭いみたいだな。体を押し込むように彼女がやってきた。ついでに腰蓑とさらしをアミールに街につく一日前に作ってもらった。が、本気で大きいな。
「では…お前、こっちに来てくれ。で、頭を前に。」
「うが?」
そう言いつつ、両膝を突き頭を下げてようやく俺の前に頭が来る。その頭に手を置く。
「お前に名前を付ける。今後解明するかもしれんが、名前の部分は変わらん。お前はレイラ。お前の事をレイラと呼ぶ。それでいいな?』
「うが!」
が!だから思いっきり抱き着かれた。が、痛い、痛い!
「うが?」
『レイラ、離しなさい。』
「う、うが!。うがー!」
ぎりぎり生きてるな、俺…。笑ったカラスがもう泣いている。が…。
「コンゴトモヨロシクな。」
「うがー!」
またも抱きつこうとしているが、それは、何かを思い出したように触る直前で止まっている。
「そう言えば、レイラには話せないが、マギア、お前の声は届くのな。」
『言われたことや、マスターの命に係わる事なら可能です。』
「…それはよかった、コア越しなら命令ができるんだな。」
『はい。又レベル6から、裁量権設定ができるようになります。』
「…裁量権?」
『コア、共同経営者。サブマスターにおいて。裁量権の設定を行い、決済が可能となります。例えばコアにモンスター配置操作の裁量権を与えると、マスターの命令が無い限りコアが自由にモンスターの配置を行い、作業をさせる事が可能です。但し、そのすべてにおいてマスターの命令が優先的に処理を行えます。』
オートモードが付くのか。でも…。
「でも、DPはいくつが欲しいんだ、いくつ使わないといけないんだ?」
『ダンジョンレベル5にはなりましたが、ダンジョンレベル6までは現在200万DPの消費が必要です。』
遠い、消費して戻す場合もただではない。が、そんな暇もない、どうする?でもアミールにできるだけ手を尽くしたが…大丈夫だろうが。




