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はじめてのまおう~《勇者に俺ツエーさせるRPG》   作者: どたぬき(仮)
第16章 ガチャガチャマスター(第一編)
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26-38 普通のダンマス 計画

「で、どうする?」

 現在はコアルームにおいてある。宝箱のラムネ(空箱1、中身入り1)だが、これを当然悩むようになっていた。こんな物があるから本当に親父が狂ってしまう。だが無ければダンジョンはそれこそ数年十数年…何も起きない。が、運よく村は手に入ったので、このままいけば村の運営DPは手に入る。但し、一日6DPから10DP。これではいくらたっても領域の拡張はできない。よく田舎に隠れる吸血鬼が生贄求める気分がよく分かる。このままだとじり貧。だからと言って殺すか?葛藤のまま10年経過しました。とかすごいありそう。

「私は、ラムネを外して止めるべきだと思う。私はこれはまずいと思ってる。」

「ただな…。」

「分かるんだけどね…あの具合、最悪、勇者とかいう奴が来る。」

 ついでにこの会議、勇者の実力が分かる画像という事で無料配布されていた”亜人同盟VSクラウドドラゴン戦”の画像を見ていた。勇者はそれこそチート勇者(最終形態)みたいなやつで、ダンジョンの壁も殴って壊せるナイスガイ。だそうだ。ダンジョンにある壁はそれくらいの出力でないと、破れないらしく、この世界の一般人では決して破れない。その上破れても数秒で元に戻る。但しその時に補修費用が発生し、ダンジョンは本気モードとなり、ダンジョンを攻撃した者からMPを強制徴取機能が最近実装されだそうだが…それでも破壊可能で、しかもそれさえ払ってしまえば突入可能だ。すなわち勇者にはダンジョンの壁は無効だそうだ。そんな無茶な。ただし莫大な負担が相手にかかるので、めったにはやらないそうだが、それは心の安定にはならない。

「それにあのレポートには一個の観点が抜けてる。」

「それは?」

「ダンジョンを公開すると、ダンジョンは移動できなくなる。」

 ダンジョンは現在出入口を移動できる。が、ダンジョンの出入り口がダンジョン関係者以外に目撃されていると移動できなくなる。出入り口に通じる物理的にあけた穴も閉

じられなくなるそうだ。内部には入れられれば、入られたフロア全部か改装不可能になる。現在ルーム単位である、B2Fを作っていない俺からすればこれは非常通路も変更

できない。こうやって見ると、山奥にダンジョン作るやつはどうしてこんなに奥と思うが、確かにこれなら、平和に過ごすなら人里避けるわ。ダンジョンを移動できないリスク

考えると、人里怖い。山奥とか孤島に行きたい。

「だからダンジョンに人を招くのはまだ早いと思う。成熟して覚悟を決めてからダンジョンを開くべきだと思う。私も実は…。」

 そう、ダンマスに人間を襲う理由はある。それが”思い出召喚”だ。思い出召喚のアイテムには、俺達の思い出の自宅ワンルームマンションの設備一式があった。ついでに

災害非常用バッテリーとソーラーパネルまであった。これ、二人で話して買ったんだよな。アウトドアよく行くから。しかも、これらが数千万DPとかという値で存在している。これだけ稼げば徐々に…日本みたいな生活ができる事になる。今の生活に不満が無いわけでもない。それは無いと思ったから我慢ができただけで、あるとなれば…それが恋しくなるのは当然ではないか?

「まあ、俺もだな。最悪でも俺達のアウトドアセットを回収したい。」

 DPが欲しい。が、ここではだめだ。きっと、

「だからこそ、辺境都市にルートをつなげるまでは宝箱を維持したい。」

 一日現在6000DPが宝箱から出る収益だ。こいつを補強していけばいずれ辺境都市につながるだろう。そこ次第だがそこにつなげれば、現在位置も発覚する。そして…。

「大方それ以上の領域拡張は難しい。」

 この世界のダンジョン領域は売却や形状変化機能がある、それも”領域限界十万平方km”上限がある。どう伸ばしても大陸全体は数百万kmはあるらしい。となると、大都市

が側にある確率を狙うよりかは、辺境都市迄つなげてから、そこを拠点に稼ぐ方がいい。運よく辺境都市で領主を脅して、契約出来れば領地化もできる。そうしたら後はその戸を

発展させればいい。まずは辺境都市に行くべき。それが俺の考えだった。

「…そこまで…この井戸を守りましょ。」

「分かった。」

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