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はじめてのまおう~《勇者に俺ツエーさせるRPG》   作者: どたぬき(仮)
第4章 魔王による勇者プロデュース
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6-16 人間のファクターというチート

「すいません皆さん、ナオ」

「何?」

「この階段の先に扉があるようです、先にナオと様子見てきていいですか?」

「あっはい。」

 この惨劇の本人であるハーリスを前にナッツたちはただ立ちすくむしかなかった。もはやあの幼女何するかわからない…そんな無言だった。

「どうした?」

「カスタマーセンター経由で連絡がありました。こちらのマスターが現在こちらに向かってくるようです。また場所にここB2Fしてきました。」

「分かった、ここで待とう、牛乳は回収した?」

「はい、壁面にダークボックスは張っておいたので。実は9割回収済みです。一割、すなわち、200万DPほどは手土産に渡せたかと。流石に2000万はダンジョン一件分ですのでまずいかと」

「それなら水魔法でよかったんじゃ?」

「あれは魔法軽減の対象になりますが、タイダルのほうは”物理現象”になります。なので、軽減の対象にならないんですよ。」

「そういえば、僕が普通のマスターに見えるように…ちょっと暇だから、ファクターーつけておく?」

「はい、それがよろしいかと、取り消しはできないのですが…。」

「分かってる。」

「何にします?」

 そう言うとハーリスは

「実は3年ほど、まあ、ファクター聞いてて、考えていたんだが、実はなさそうなのが”人”のダンジョンマスターだと思うんだ。」

「確かに、さらっとチェックしましたが、ありませんでしたね。」

 そう、実はファクターの2倍コストぐらいなら今のDPなら簡単に払える、なくても作ればいい、我慢すればいい。ので欲しかったんだが、ずっと悩んでいたのだ。誰も取らず、且つ有益な

ファクター。今取っておけば今後の交渉でも有利となるだろう。でとりあえずこれの5、およびサブでの4を目指す、これは情報にあったからね。

「人のダンジョンマスターのファクターレベルアップは”対人関係補正+1””関係者全員共通言語LV6自動取得””スキル人化LV4全員自動取得”、”関係者スキル繁殖LV10全員取得”

”関係者生産スキル上限+1”です取得。」

 かなり生産向きというか、かなりこれ、考えようによってはかなり強い。


共通言語LV6 (学術系) 

言語博士 礼文清書、契約文書、学術討論可能 INT補正+1 必要DP 成長のみ(上限)

人化LV4   (特異系) 

人間以外が人間に変身可能。細かい設定、自然劣化も再現 人類の範囲なら容姿任意変更可能、部分解除可能   必要DP 8000DP

繁殖LV10  (特異系) 

他種族と子供ができる、生まれる前に宣言で種族、性別決定可能。SLV+1、お互いのスキルをすべて受け継ぐ。自身が死亡時 転生可能 必要DP 特殊


「隠し条件を満たしたことにより、ファクターを変更いたしますか?」

「はい。」

「ファクターが”王”に変更されました。」

 え?飛び過ぎじゃない?

「取得します?」

「はい。9まで。」

 ここまで来たら、限界まで行ってやる!

「ファクター要素は、”、軍隊編成可能”、”階級称号指定可能、補正あり、”、”指揮可能範囲拡大”、”コイン召喚可能”、”配下のソウルレベル+1(最大3)”、”ダンジョン領域オーラ獲得”、”関係者の職業+1取得”、”関係者転職可能。”、”ファクターの特殊枠化”です。」


 はずれが多いのか?

「いくつか聞きたい。全員取得は僕も対象に入る?」

「入ります。なので、共通言語、人化、繁殖LV10いずれも可能です。またこのスキルは成長可能です、可能な物があれば。」

「これはあれ、もしかして、昇格したら消える?」

「はい、スキル取得という条件は満たすので、消えます。」

 これは特殊なのだが、スキルにはいくつか低レベルで終わる代わりに”昇格”するスキルがある。僕は”スキルが取得できない”ので、これに引っかかり消滅する。この転生も自分には何の役

にも立たない。後、この繁殖は実は”獣”でもなんでもいいという人間につける意味では最大のチートスキルだ。しかも種族が決定できるが性別、人数まで来ると怖い気がする。

後生活上限+1は地味に強いチート スキル取得とレベリングだけで10に行く可能性がある。10は神がかったが多いので。かなり強い、ついでに他の+1も強い。が関係者が関わるものが多くこれ”人間を使え”っていう編成だろ。でこれ、最後が凶悪すぎる。

「関係者ってどの範囲?」

「このダンジョンの関係者設定が生きたすべての住人が対象です。また、動物でも関係が築けるなら成立します。」

 これやべーやつだ。僕の仲間になりました。即サブ職業可能。しかも全員転生可能。あ、これ、エリアとか確かあったなどっかに…それもまずい、指揮も凶悪化する。

「ふと思った。このスキルの転生って生まれる位置は選べる?」

「いいえ。記憶は保持されるのですが、生まれの程度は生前に拠ります。忠誠は中立扱いとなり、戻ってくるかは本人の自由となります。」

 これってさ、モンスター使って死んだ場合、転生選ばれて消えるって事だよね。ユニークの蘇生とか無くなるもので死ねもしないじゃん。

「後はこの特殊枠行きって何?」

「俗にいうダンジョンモンスターという職業と一緒で、それ以外にファクター、サブファクターが選べるようになります。ただしコスト初期がスタート8000万になります。」

 やっぱやべーやつだ。この上にファクター付くのかよ…。

「これ…聞いていい?通常カスタム召喚時使用可能?」

「これは…問い合わせています…可能です。」

 これ、危ないやつだ。王のファクターは大軍と強化メイン。人は、人になるのがメインのファクターだ。

「軍隊と指揮範囲拡大って?」

「1スタックに入れられる最大人数が変更されます。小隊が6、中隊が20、大隊が100、連隊が600、旅団が4千、師団1万、軍団10万のうち、軍団まで編成可能です。またこれ専用

進化パターンも存在します。そして指揮範囲拡大は招待とか関係なく命令に従った者全てとなります。」

「じゃあ、もしかして大体まとめて召喚すると、コイン召喚は乗る?」

「乗ります。またこの時のコイン召喚は”ファクター専用召喚のコストにコイン使用で代用”可能です…。」

 +万○○王の二つ名付き召喚モンスター軍団。例えば、竜王のレイス×10万である…。が、前聞いたときには魔力変換時には複数のコインは同時使用可能だった。白竜鬼のって感じだった

はず。という事は何か違うのか・・・?

「後は、そのダンジョン領域オーラって何?」

「これは自身の周り10mに限り、自身のダンジョンとして扱われ、ダンジョン機能が使えるようになります。また、ダンマス自身が”身体全部が視認”されない限り、このダンジョン領域は

”誰も見ていない”扱いとなります。」

 うわ、魔王系能力来た。しかも馬車に乗って”視認”されなきゃ、ダンジョン機能使いたい放題。・・・こわ・・・。

「というか、その体がって、もしかして服着てる場合は?」

「服が厚く、体のラインが想像できなければ”体が視認”された扱いになりません。」

「これはえぐいな…。」

 すごい派手な衣装来て、体形ごまかせば僕は見られていても、この能力でダンジョン能力(出入り口設置)とかできるのだ。

「後、神様からの伝言です。『職業+1での内容は元々スキルレベル規制の対象外。但し経験値は3倍欲しい。なので頑張って、異世界ライフしてね。』だそうです。」

 うぉぉぉぉおぉ!キター!やっとレベルがある生活、そして!ステータス1でない生活キター!やっと終わる…。僕のほら穴ニート人生・・・。

「でもそういえば、ふたつめ職業には条件あるんじゃ?」

「はい。まず…通常枠は表示されません。しかも、第2職業目を得るためには神をまつる神像の前に行って祈って”第一職業(職業名)でありながら○○になりたい”と祈らないといけません。

しかも最低でも職業のレベルは11以上が欲しいのです。マスターはサブ職業ないと職業付きませんがふたつ目はないので、即座につけることが可能です。しかも、このダンジョンの関係者以外

だれもこれは実行できません。」

 うわ、また見つからない奴だ。しかも普通人はレベルアップしない限りは10にも到達しない。この環境における11とは冒険者や、れべりん部した関係者のみであるという事。でもう一個の

難題こそ”神像”である。作らせたことがあるのだが…。無論神様のあれ満たすには制作しないといけないのだが…。これが作る人のMPが1万程度では像の外見を作るのが限界。しかも生産

系スキル素材系細工の七か8が欲しいという…生産職が頑張らないと到達しないのだ。これ、身内向けに神像作っておくか?

「お待たせいたしました。ナオ様。」

 その声は懐かしい、南の声だった。

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