26-24 普通のダンマス ファクター選択
「このゴミを守らないと死ぬのよね。」
「ああ、俺はな。」
そして切ったカードは”生命体眷属化不可”である。これはダンジョンマスターが現地モンスターや人間をスカウトすることができないという者だ。きついにはきついがこれで
とりあえず一息はつけた。
「けどこれ…。」
そう、その代わり、このゴミを防衛しない限り、たとえ逃げようが、俺は死ぬ。すなわちここに誰がこようが、ダンジョンマスターとして防衛しないといけない。親父とも
闘うだろう…。そして…。
「思ったよりチュートリアルがいい報酬出たのが意外よね。レベルも3まで上がったからね。」
「だな。」
名前:ミルツ(新沼勝頼)
種族:ダンジョンマスター(人間)LV1
職業:主夫LV1、ダンジョンマスター:??LV3
HP:6
MP:1
STR:2
VIT:4
INT:7
MID:6
AGI:4
MAG::4
スキル:森林適性LV1
ファクター:??LV1
称号 ダンジョンマスター、冒険家。現地マスター(不老化と初期モンスター無し、身体成長在り)、異世界からの来訪者
注意:4歳(未成年)
森林適性LV1 (特異系)
森林での活動が容易になる。森林内での障害物の一部を無視してスキルの行使が可能、森魔法の効果+10% 必要DP 12000DP
「そして悩むのが第一の僕とダンジョンのファクターよね。」
「ああ。」
ダンジョンの第一の僕は育てばステータスが2倍というダンジョンマスターの切り札だ。召喚以外のチュートリアルを全部済ませ、ついでに1000DPガチャ券を貰った。
チャットも、トレードもできるようになったが…手元に何もない俺は何もできないだろう。
「ダンジョンファクターが意外と重要だと思うのよ。」
「分かる。」
そして悩むのがコンセプトである。それを示す一文字を取って。経営するのがダンジョンマスターの基本だそうで。それが非常に悩む。ファクターはそれに関係することを半額
にする代わりに、その他のコストは全て2倍となる。さらにこのファクターにより専用モンスターや施設もあり、それは全てファクター無しでは買えない。その為、この一文字は
常に背負う十字架となる。が、それがが悩んだ。候補はあるにはある。
妖=低級モンスター全て半額。妖怪等を扱うファクター。ダンマス人気第一位
食=食べ物系召喚と、モンスター維持費1/2 食品を扱うファクター。ダンマスアンケートで取ればよかったファクター第一位
職=職業を持つモンスターの全コスト1/2 職を持つスペシャリストがメイン。
運=乗り物系モンスターのコスト半額 乗り物系にロマンを感じる。
と言ったところだ。これでもだいぶピックアップして減らした。現在のコストで防衛が求められるなら。妖は使いたい。が、俺の食費的には食事も欲しい、職業を持つモンス
ターはそれだけで有利だ。このコストがダウンするならそれだけでも価値がある。運は…あるといいな。 流石にこればっかりはアミールもごり押しはしてこなかった。
「好きに決めて。後第一の僕も。コンセプトは聞くけど…もう宝箱に物は入っているんだから急いでね。」
そう言うと彼女はダンジョンから去ってしまった。ここにいたら最後、一緒に殺される可能性がある。




