6-14 聖女南・ダンマスになる 3年間何もしてないわけじゃない。
エクトネーゼの勇者”聖女”南は最初のころは勇者だった。いや異世界転生物で有名な”聖女”としての資質に優れた回復のスペシャリストだった。そして、凄い…BL漫画趣味だった。勇者召喚され、城では国賓待遇で迎えられ、しばらく過ごしていた。だが、城には王様ぐらいしかイケメンはいなく、それが不満だった。メシマズ込み。そして、その中で陰険メガネさんこと”教授”とかいたが、ピンとこなかった。だが、そんな中において、彼の従者という素直少年・・・ショタ属性のリーメ君を見て、私は感動しそうになった。あんなアニメみたいな子がいるんだよ。ぐへへへ。いや、違う。まあそういう出会いがあって、私たちは偶然にも助けられ、魔王を言う存在を討伐した。それはアニメや漫画で見た世界だった。それ以来吸い寄せられるように勇者部隊に入り、そして私はリーメ君と一緒にいた。が、その一週間後に起きたパレードの日に私は運命を変える瞬間を見たのだ。そう、それこそが”ダンジョンマスター”私はそれまでダンジョンマスターって奴は男物のバトル物の、おっさんがいるだけの世界だと思っていた。だがそこにいたのは、お姉さま、リーメ君、そして少女たちだった。しかもその部下というのがさらに美少年の山だった。これなら、これなら”逆ハー“簡単にできるじゃん、私そっちがいいよ。魔王でもなんでも、”逆ハー”という魔力!、しかも裏切らない。なんてすばらしい。その夜私はどうしたらダンジョンマスターになれるのか悩んで、そのまま寝た。
「ヤッホー。魔王討伐おめでとー。」
神様だった。昨日ぶりだった。周りはオフィスに…見た感じ社長室と応接間って感じだった。
「ありがとうございます。」
「あの時は忙しくてね、で「ダンジョンマスターにしてください!」ふぇ?」
チャンスだ、これ、チャンスだ。
「ダンジョンマスターになっちゃっていいの?人類の敵よ?」
「人類敵に回しで、逆ハー!なんて逆境!ああ、私がつらいわ。どの子を愛するか、悩むわ、推しメン誰にしよう。」
やばい、本音が駄々洩れしてる。
「ま、あ、うん、うれしいのよ、ダンマスやろうぜって聞いて回ってるけど、誰もやりたがらない、しかも貴族じゃないと生まれたくないとかそんなのばっか。」
少し呆れたように、社長席に座る。神様。
「じゃあ、ダンジョンマスターするでいいのね?願いごともう一個あるけどどうする?」
できれば魔王軍に入りたいけど…。それは待てばいいかな…。あの話聞いてると、スカウトしてくれそうだし…。
「聖女維持したいっす。」
まじにこれ重要。
「分かった。記憶保持でいいね。後、おまけとしてスキル一個ね。特殊なやつ。」
なんだろう、すっきりと頷かれた。
「後は…まあいっか・・・とりあえずダンジョン候補地と、後ダンジョンパック選択してね。それが終わると、選択したことだけ、記憶が消えて送られるから。ちゃんと慎重に選んでね。」
そして私は、この教会みたいな建物のダンジョン”聖女の安息所”を手に入れた。それから私はこの地で3年、地味にダンジョン領域広めつつ、この地で魔王軍のスカウトを待った。ただ、誤算だったのは、専従契約により、ダンジョンから出れず、…しかもネル教と勘違いされて時々参拝者が来るのだ。なので、暇があれば、ネル教の司祭となって回復を行い、地元住民に愛される。聖女となっていた。能力は回復に特化しており、支援掛けてさえ回復するという、又はいろいろ回復させる力があるので。これを使い、みんなでコアの”御厨丈太郎(イケメン予定)”を頬ずる、展開にして私はみんなにMPを配りつつポイントを稼いでいった。が、ちっとも勧誘が来ない、ダンマスSNS見ても勧誘が来た話もない実はランキング内にクランランキングがあるので、それを見るのだが…一人も増えていない。3年間。何があったんだろうか?話聞いてる感じではガンガン魔王軍増やすといってたよな




