26-4 現在の世界の状況は?
「さて、みんな会議のお時間よ。」
頼むから神様、ギルド運営及び魔王軍定例会議の席を乗っ取らないでくれ。そして魔王軍が集められていた。
「で、何をやるんだね。クックック。」
「武器防具とか勇者向け装備の開発と…デザイン募集よ。」
「え?」
なんか根本的なところ来た。
「後、ダンジョンの宝箱に苦情が多いのよ、主に完全ランダム。」
「あ…あ…ああ、うん。」
これは完全ランダムの対象が価格DPを決めた中において”製作可能アイテム”からランダムで決まる。ついでに表は運営本部預かりでこっちではどれが出るか把握している、そんな多い種類出るわけ無いだろ!こっちは死ぬ気で作ってるんだぞ!
「クックック。それは面白い事になっているねえ。」
「確かに…宝に魅力がないは、前回の魔王バトルで証明されていた。」
そう、魔法は発展したが、武器は発展していなかった。近接系のスキルあるのに。ただ、魔法は”聖剣”という魔法阻害系武器があるので、実際素地としてはかなり高いものがある。が…。
「デザインとエンチャント武器において、店で作れる景品がトップでは高額で売れないでしょ。って話。」
より高い収益だと、現在、モンスター獣人フロアを突破できない冒険者一同においても武器の拡充は欲しい。実際美月を攫う計画をした理由もここにある。
「で、私たちの出番と。」
前回の魔王バトルで見事”S級冒険者”入りした”楽園営業部”の面々である。S級冒険者は、このギルド運営本部の”会議”に参加可能で。ついでに会議参加も報酬が出る。一応このギルドはギルドという言葉がこの世界に無いため、”ギルド”という名前の会社となっている。その為一応人材部とか、部門が存在している。
「…重役ですわ。王と同列とか。」
「それは思った。重役。」
「それは緊張しなくていいよ。」
ルナたち3聖女が緊張する中、このギルド運営定例会議では当然魔王軍を知る各王も経営に参加すべく、それぞれ自分の国の立場で発言する。増額に対しては”領土の価値を上げ、人を幸せにする”ことでDP利益が上がるのでそこからの分配として渡している。このポイントで近隣のダンマスに頼めば当然、工事もしてもらえる。そして、一応”税金回収”は国家単位に放置してるので、DP収益意外に税金の回収をしても黙認することがギルドで決定している。但し…あまりに庶民に重税と判断すると”人を幸せにする”という部分がないので、減額する予定だ。、
「確かに、武器防具の発展は一応クロスボウを伝授してもらったが、それ以降音沙汰もない。」
「一応カタパルトとか。あるにはあるのだがこの辺は対人であって、モンスターに使うには巨大すぎる。防衛にになら使えるが、張り付かれると無効化されるのが込みでどうしようもない。で、武器に関しては弓はあったが、コンポジットボウ、短弓等の弓矢もない。布スリングもない。槍投げ器が限界で、遠距離は育っていない。」
教授が全員を見据えて答える。
「一応あれ、うちらでは生産してねえんだよ。弓は手加減しずらく、戦闘がカジュアルにならん。銃も一緒だ。だから、うちらの人気は手加減できる近接武器になってる。」
ドルカスさんも答える。現在鍛冶ギルドトップではある。
「確かに、海では弓は風に流されて使えないがや。今は、遠距離で魔法、近距離切込みの二つでのみ、海戦をやっとるがや。」
商業ギルドトップにして現大魔王、海川も着席している。今回はさらに魔術ギルドトップ。リューネ。薬師ギルドトップとしてハイエルフの参加もある。但しポーションはギルド直轄と後聖女水が個別販売されているため、主に植物の研究と栄養学の研究。そして薬品開発がメインだ。
「うちら、獣人側も確かに武器防具より爪って感じで、そっちだけだっけ?」
「はい、総長。うちでは武器防具が欲しいですが…遠距離武器を生かすには直線をダンジョン内で作る必要があり、そこの部分がきついですね。」
長得物禁止にすべく、ダンジョンの幅を狭めることもあるダンジョンにおいてパイク(長槍)を殺せる狭いエリアは、どのダンジョンでも設置してあった。だからこそ、コンパクトの火力あるインファイト可能な銃器である”MS-3”が強みを発揮する。
「まあ、デザインが売れるって話は聞いててよ、ドワーフ一同、現在付与術師をエルフから借りつつ装飾の練習させてる。が、確かに癖は見切られるぞ。」
「ここでダンジョンの宝箱の管理もしているだがね…確かにダンジョンが魅力的でないと困るが、あれはダンマスも開けるがや、そのへん動するだがや?」
「ああ、その辺は”好み”って奴だ。それによる値段と後、オークション出来るアイテムがそろってこれば、オークション会社作る事でカバーする。だよな。」
「うん。」
頷くが、理解してるか怪しい。
「クックック、オークションは構わないが。一定レベルにしないと市場が混乱するぞ。そして、ダンジョンが攻略される可能性もあるのだぞ、その商品で。自分の自殺アイテムを提供するそう言う一面をはらむことを覚えておいてくれ。」




