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はじめてのまおう~《勇者に俺ツエーさせるRPG》   作者: どたぬき(仮)
第16章 ガチャガチャマスター(第一編)
1308/1807

25-冬SP13 音楽できなくてもできる事はある。

「というわけで暇なら小銭稼いでみない?」

 と南さんが…同盟及び各ダンマスを全員集めることになった。

「イベントねぇ…。」

「めんどーい。」

 今では少なくなった亜人同盟の9人が集められていた。それぞれ国家持ちやそれに匹敵するダンマスでもあるが…。

「出来れば協力していただけませんか?僕達は盛り立てたいんです。」

 リーメ君が頭を下げる。ゴブリン村としても協力に積極的だ。というのも、リーメ君たちが協力しているのがゴブリン村だ。そして村の婦人会がほぼ全員出ることが決まっている。それに向けたギルドの依頼も張られていた。

「いいけどさ。出店の屋台もないっしょ?」

 サンディーン女王の意見もわかる。

「それに関してはアチシ達が…これを用意しただわさ。これは報酬代わりに一台なら…無料提供するだわさ。」

 と言ってダークボックスから出現させたのは…キャンピングカーを改造したような。

「キッチンカーだわさ。ゴーレム車にひかせる用の特殊品でゴーレム車は出せないだけど、これなら出せるだわさ。」

これは今年の奴隷見本市で売られていたゴーレム車展示会に置かれていたタイプに似ている。

「何で―?ゴーレム車が出せないのよー?」

 というか目立つな、サンディーン女王の間延びした声。

「そうだがや。あれこそ目玉だがや。」

「あれ、井原から生産原価聞いただわさ。35億DPだわさ。出せるなら交渉に応じるだわさ。」

 その言葉に全員が凍った。

「あの乗合馬車そんなにするの!?」

 驚いたのは南さんも一緒だった。

「そうだわさ。」

 でも実はあれ、気になってハーリスに鑑定してもらったら真実だった。各所にマナバッテリーを300M分の容量で配置し、ゴーレム作成の際にもさらに1000DPのマナバッテリーという再充魔可能な大容量のゴーレムでしかも…御者台に”MP共有魔法陣”が設置されていて乗っているだけでMP補充が可能という便利機能までついている。スピードは出ないがパワーも高くて、どの人間でも使えるというチートだ。僕の評価では35億DPでも安く感じる。よっぽどコストカットもしたんだろうな。

「というかそんな35億も出店に出せるわけないがや。」

「そう思うだわさ。だからパーツのキッチンカーで我慢するだわさ。これもこれでかなり細かい配慮がなされているだわさ。」

 鳥海さんのこの言葉に黙る。

「という事は出ればこれが一台貰えるという事でいいのだな?」

「黒川。その通りだわさ。」

 黒川さんたちは3名のみが参加

「で店は小銭稼ぎでは有利だ。私達は出る。ただし配下ダンジョンマスターの分も一台貰えるか?」

「仕方ないだわさ。了承するだわさ。」

「と言っても…参加しないのもありだろ?」

「これを出す代わりにアチシ、および千鳥万花の他のダンマスは出ないだわさ。」

「俺もやめておこう。こっちはこっちでやることがある。」

 手を上げたのはイツキだった。

「俺は出すがよ。少数だぞ。」

 ドルカスも一緒だった。

「配下のモンスターでもいいのか?」

「それは構わないわ。あと、地元の商会も来るし、ここで騒動さえ起こさないなら・・・と条件はつけさせてもらうわ。最近は忙しい人も多いからね。」

 その意見に黙って数人が手を挙げ、それ以外の参加は無かった。なんか渋い結果だな。

「そして、売上で競ったらおもしろくない?みんなで出店出すんだから…景品は出すわよ。ね?}

 …こっちを見ないでほしい。景品考えないといけないやないか。

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