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はじめてのまおう~《勇者に俺ツエーさせるRPG》   作者: どたぬき(仮)
第16章 ガチャガチャマスター(第一編)
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25-冬SP12 HPにスタミナは含むのか?

リンシュメルトのイーハ商会。それは実は通り的にはそこまで良い立地ではない。だがオーダーメイドの革製品の開発。皮なめし技術による武器防具のみなならず家具まで作る。で、ここから大下レポートによると彼らの本拠地マルワール帝国ではイーハ商会は独占的大企業の上に…都市を一個支配している。そこに職人たちを抱え込み、都市全体を家具の為の町に書き換えてしまった。そして防具も生産しており河関連ならはっきり言って大手だ。しかも動物関連に強い千鳥万花の特性とも噛み、様々な動物の革を扱っていて。僕たちも知らないモンスターが多数いる。そんな…どうやって作ったかわからないフィールドダンジョン”食肉ダンジョン”はそんな狩りを行う専用のダンジョンだ。で、本来の職業は”肉”であり、皮は肉が余ったから加工して売るぐらいの商売らしい。

 ただし、この町には2種のダンジョンもあればスーパー楽園などたくさんの食品系ダンマスもいるので、被らないようにだと思うけど、肉の販売を取りやめた。そうでなくとも…どうも狩猟では生産量に限界があり、こっちに出す分はほとんどないそうだ。そんな、イーハ商会は…こっちでは革防具屋だ。しかもメイドさんによる測量を行い受注生産か…出来合いの販売もある。そう言う意味では隙の無い革防具の最先端だ。ついでにドルカスの主導する”鉄防具”はザガートンを中心に作成されていて、シェアのしのぎも削っている。その為、意外と前まではフロアに人がいっぱいいたが今は一段落ついているように見えた。

「ようこそ、」

 そこにいるのは、さっきの秘書の一人だろう。鑑定だと彼女もまた”井原”の一部だ。今回は僕とエクトネーゼ王、そして南さんが付き添いだ。

「話って?」

「…それがすまないが、契約の一部変更をお願いしたい。」

「なんで?」

 頷きそうなエクトネーゼ王を南さんが手で遮る。

「まず、私達の方で一週間かけ、いくつかの作曲も行ったが、ライブで持たせられる。限界の時間が一時間半だ。…本番では1時間が…限界だろうと思われる。」

「そうなのか?」

「レパートリーもあるが、記憶したり踊りの振り付けの調整もある。体力の消費も激しい。」

「・・・ん?」

 あれ?

「ステータスで体力無尽蔵とかじゃないの?」

 南さんも同じことを思ったらしい。

「そうではあるが、あれは耐久力とかだ。VITの意味にスタミナは無いと思われる。というのもダンスの練習では体を使っている間に披露している者とそうでない物の実験で、大差ないのが分かっている。それでも…かなりキレには差があるがそこまでだった。」

「魔法で回復させても??」

「一応森魔法にはスタミナ回復効果が見られた。が、その分栄養の消費も早く、結局ダンスできる時間は変わらんかった。これはステータスを抑えても変わらなかった。だからダンスにはステータスの効果はない。それが真実だ。」

 なんか意外なことが分かった。

「それでも…地球換算3時間は連続でライブをやれるんだ。…すごい事だと思う。が、これが限界だった。」

 そう言えばこの星というか世界というか…その時間は地球の2倍の時間だ。一日48時間。だから…それで昼から夜までというと大体。14時間のお祭りって事になる。…なんかこれ…いろんなことの原因な気がしてきた。自転時間での感じだけど、人間48時間で大体…9時間が平均夜として考えると、15時間の2倍。地球換算30時間は起きていて。体のエネルギーを消費する。そしてそれを現在一日3食で賄っている。その分皆大食いだ。参考意見的にいうとスープとパン・・・というダンマス初期支給食べ物なんだけどあれ…一般人が食べる際は一食でパンが20個スープ1㎏を食べるのが普通だ。但しこれも地域間格差が大きく、貧困が多いザガートン国ではこの半分でも生きている代わりに体力がないとか、そう言う食料格差がある。これが…肉という贅沢品を覚えた時…必要量が足りないという話につながっている。これがこういう地球でのイベントとすり合わせる際に問題なのが…で店で用意する食料の量とか…の問題だ。

「だからこそ、イベントの調整を依頼したい。私達の役割は1時間半のライブと、会場設営…のみにさせて欲しい。」

 まあ、そうだよね。音楽は3分とか5分が限界で、ダンスにも限界がある以上、これが必然だった。

「無理かね?」

 エクトネーゼ王が食い下がる。

「私も部下の方が依頼より大事だ。これ以上は無理だ。それにだ…私達は本国でも仕事がある。新年の集いでのパーティだ。そっちにも夜に行かないといけない。」

 そう言えば千鳥万花の方でパーティを毎年開いていたっけ。

「分かったすまない。」

 そして、年末ライブは一歩前進したけど、課題を残すことになった。

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