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はじめてのまおう~《勇者に俺ツエーさせるRPG》   作者: どたぬき(仮)
第4章 魔王による勇者プロデュース
130/1804

6-12 強化して移動して、解説して

「じゃあ何きゃ?しょの従者って奴を指定しゅればしょいつが強くなるのか?」

 エクトネーゼから修道院を出て次の目的地までは2週間あるので、こうまったりとした会話が多い。

「そうなる。」

 ナオが馬車を止め、脇で焚火してそこで布を引いてみんなで座っていた。次の日は目的地である、旧エリンシアの国家連合の近くの森にあるダンジョンに向かっている。

「で、このおっしゃんを保護者にちてほしぃと。」

「そうなる。」

「断るって言いちゃいが、道はにゃいみたいだな、あたいはナッツを従者にしゅる、しょれでいいんだな?」

「俺は構わない。感謝する。」

「でもしゅげー話だな。仲間を集めて魔王を倒せって奴しゃろ?しきゃも仲間は自由。」

「そうなる。但し、お互いの承認が欲しい。承認が取れるならモンスターでもなんでも従者にできるし、勇者は基本一方的に従者の設定は破棄できる。」

「ん?それだと俺とか従者不利すぎねえか?」

「いやそれが、ここからが怖い。従者は別れても今まで育ったステータスは変動しない。雇うときはお互い同意だから、裏切ったら最後…。」

「そいつに殺されても、敵に回られても強いまま。って事か…。、」

「そうなる、しかも従者に勇者を殺害してはならないってルールはない。」

「相手を強くしゅるのは、お互い覚悟がいるんだぁ…。」

「俺はそんなことしねえ・・・。」

「本来従者は職から二次職始まるのが多いんだが…おっとついに従者になったみたい。これ、あげる。」

 そう言うと前渡し損ねたスキルオーブを渡す。

「使うのに成功すれば無事従者って事だ。」


名前:夏目 祐樹(なつめ ゆうき、通称ナッツ)

職業:主夫LV1

HP:65

MP:42

STR:7

VIT:9

INT:15

MID:20

AGI:3

MAG:5


スキル:家事LV1 銃術LV6 闇魔法LV4 修復LV1 生活魔法LV5 クリティカルLV1 射撃LV3

称号:異世界からの来訪者 はぐれ者(生存判定+1) ガンナー(職業に銃士開放)シャラの従者(特異系スキル+1、特異系取得可能) 保護者

所持金:なし

装備:異世界のスーツとジャケット異世界の靴 異世界のジッポライター。異世界のタバコ 


クリティカルLV1 (特異系) 

致命的成功を引き起こす可能性がある。行為の難易度に応じて成功時ダメージを倍加する。成長は行動のみ 必要DP 特殊


射撃LV3     (特異系) 

射撃のスペシャリスト 射撃武器の反動を半減、射撃武器の体感重量半減。射撃攻撃の威力アップ 必要DP 7万DP


「ステータスはかわらないが、レベルでの成長率は変わるはず。だからこれでいいんだが、クリティカル…。凄い扱いにくいスキルだな…ただし魅せれば強い分スキルがいるって感じ。」

 と言いつつ、くしに刺した肉を火の前に刺していく。肉はハーリスが取ってきてくれたという建前(DP産)。

「だな…。で、俺はこの子を背負っていくんだよな。」

「うん、はいこれ。」

 そういつと、僕はこの話を聞いていた時から用意していた本と、大きめの布を渡す。

「これは?」

「風呂敷、後その本は”風呂敷の折り方100戦”第一バトルから、第100バトルまで書かれたバトル漫画で、ちゃんと用途別風呂敷の使い方を書いてある。ついでにこれ、第一巻で全10冊。」

「なんだぁ、その怪しい本。」

「ちゅゆうきゃきょれ、漫画みゃにゃいれしゅか?」

「やっぱり、時間が経つと戻るようで、後で飲ませておきます。あと言語教育ブックを読ませておきます。スキルオーブにします?」

 ハーリスの手には本とオーブがある。

「いや、ここでそのオーブはまずい、モンスターにつかお?まずは地道に本から行こう。」

「まあ背負いはするぞ、が、ダンジョン行くんだろ?」

「うん、ダンジョン、ただ、僕としてはちょっときついかもねって思ってる、が、今回は仕方ないので、ハーリスにお願いするつもり。」

「はい。わかりました。殲滅ではないですよね?」

「うん、全捕縛。できれば、マスター以外全部で。」

「…。」

「了解しました。」

「できんのかよ、確かに鑑定は凄い、が戦闘力はないんじゃないのか?」

「それが、聞いたときにはあるって話だった。」

「ナオを守るために過剰と言われるほど、いやそれを凌駕した戦闘力のつもりです。」

「過剰凌駕しゅるにゃよ。」

「もしも今全ての大陸からナオ討伐軍が集まったらどうするんです?」

「いや、集まるかよ!」

「ちょにゅうか、ハーリスしゃんにゃにもの?」

「鑑定で見る限りはさ、主婦なんだよ。しかも1レベル。で、ステータスは俺と一緒位。だから、高能力鑑定持ちと言われてもピンとこないんだわ。」

「高レベル鑑定みょち?」

「まあ、後で説明はするよ。とりあえず、夜警はハーリスに任せればいいから。みんな馬車で寝よ?明日は目的地に着く。」

『もしかしてこの方は…?』 

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