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はじめてのまおう~《勇者に俺ツエーさせるRPG》   作者: どたぬき(仮)
第4章 魔王による勇者プロデュース
128/1805

6-10 孤児院で子供を買う主人公って…。

「はい。私たちはある個人的な依頼で来まして、戦争で別れた子供を探しております。」

「それはそれは…戦争で別れた子を元に戻すなんてなんて尊い、きっとネル様はお喜びになるでしょう。」

 孤児院の奥。そこにはネル教のシンボルである、白い衣とエルフの聖印をつけた一人の人間がいた。ネル教はネルの活躍が伝えられていくなかで神格化していき、信者は各地にたくさんいるように

なっていった。そしてその教会の多くは本部の指示で子供たちに慈しみと教育をという精神で孤児院を経営、教育を施している。ただこう言う建物を任されるのはその中でも司祭でありその地位は高い。

「はい、その方は戦争で傷を負い、この地には戻れないそうです。なのでできればそのお子さんの特徴のある子を。その地にお連れしたいと思います、またその子は責任もって育てます。」

 そう言うとナオは懐から十数枚の銀貨を取り出して、テーブルの上に置いた。

”おい、ハーリス、ナオってこういう事が得意なのか?”

”いえ、実はあまりこういうのに一緒にいたことないのです。” 

「皆様の高潔な意思には感動しております。できれば私にもその一端が担えればと思っております。」

「分かりました、子供たちを見てもらい、我らが活動の一端を見てもらえればと思います。」

 そう言うと、保母さんは立ち上がり、ナオたち3人を教会の裏手に連れていく。そこには十数人の子供たちがいた。

”シャラ。斯波、ヨウカですね。”

 ナオがその子供の前に立つ。どっちかというと赤子である。


名前:シャラ(斯波陽香、きなみ ようか) 

職業:勇者LV1

HP:2

MP:455

STR:2

VIT:4

INT:52

MID:25

AGI:1

MAG:222


スキル:手当LV1 防御魔法LV1 魔力操作LV1 支援LV1 魔力変換LV1 勇者の力LV1

称号:異世界からの来訪者 勇者、努力家

所持金:なし

装備:なし

特記事項:1歳4か月


支援LV1   (特異系)支援した時自身に経験値が入る  必要DP6000DP

防御魔法LV1 (魔法系) 防御の全属性魔法 ガードアップ 衝撃波が使える。上位魔法術 必要DP2万DP 


「おおー、この子だ。この子。」

「むにゅう・・・。」

 どうも、このシャラって子…なんかナオを見て不機嫌になっている。 、

「確かにこの髪の色、似ててございます。私が責任もって親御さんのところにお連れしましょう。」

「それはよかった…。では、荷物はどうします?」

「この子を示すものがあれば当然引き取ります。それが証明になりますから。ナッツさん。その子頼んだ、僕は荷物取りに行ってるよ。」

 そう言うとナッツを置いてナオは司祭のもとについていった。

「でもこの子か…本当に大丈夫なんだろうな?」

「赤子とまでは言いませんが子供ですよね。けど才能は感じますよ。」

「みゃーはだーじゃなー。むー。(お前はパパじゃない)」

「おお、しゃべってんな。」

「大丈夫ですよ、」

 おっさんと幼女は、その子をみて微笑んでいるが子供はそうでないようだ。

「持ってきたよー。行こうか。」

「みゃーの、みゃーの。」

 そう言ってじたばたさえる手を抑えナッツが子供を抱えるとナオが片手に収まる荷物を持って戻ってきた。

「院長先生ありがとうございました。後で報告に伺います、頑張ってください。」

「はい、あなたにネル様の御加護があらんことを。」

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