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はじめてのまおう~《勇者に俺ツエーさせるRPG》   作者: どたぬき(仮)
第4章 魔王による勇者プロデュース
126/1812

6-8 転生者3大特典の1 アイテムボックスは興奮するね。

「でもこの部屋は?」

「地下室で倉庫ですよ。ハーリスに頼んで片づけてもらいました。」

 本当は元々何もない部屋でそれにさっきハーリスに頼んで簡単に部屋にしてもらったもので、大体8畳間ある。リューネさんが言うにはこれはマスターの体の大きさが関わり、どのマスターでも

この大きさに感じる広さに勝手にされるらしい。なので、昔40mだったリューネさんは200mくらいの広さがあったそうだが、サブマスターだとこれが適応されないらしい。なのでモンスターの

居住区は凄い気を遣うのだ。

「何検証するんだよ?」

「噂に聞いたことがありまして…。で、まずはこちら。」

 それはさっき買ってきたスキルオーブの数々だ。

「えっと、こちら”特異系:射撃”が三つ、”特異系:クリティカル”が1つ、”特異系:早熟”が4つ、”生活系:修復”が2、”魔法系:闇魔法”が4、”戦闘系:銃術”が6、ですね。」

「へ?」

「ハーリスは高レベルの鑑定持ちなんだよ。但しスキルオーブであっても従者および勇者でないと特異系は使えない、だから意味はない。しかもこれ、人気ないのは遠距離武器がこの世界

にはほぼないから」

「そうなのか?」

「うん、最悪銀貨とか銅貨を持って来て投げたほうが強い。それ位矢とか弓は発展していない。」

「さすが中世ファンタジーだな。」

「で、銃は無論この世界には…」

「ないはずだな…。当然っちゃあ当然か。」

「ついでに銃は中級戦闘術です。なので、素地は高いのですが…ね…。」

 ついでにスキルオーブは当然”ダンマスがDPで生産する”ので、お宝としてダンジョンに置きたいがかといって人間に有利な物は出したくないという双方の意見の合致が生んだものである。

ついでに同じ思惑で登場する”刀”は実は金カード及びDPショップで買える。リーメのちゃんのゴブリンたちが、鬼ちゃんにあやかって武器として刀が人気となり、”ゴブリン村特産部”での人気武器となっている。ただ、ダンジョンでの出土数は刀が高額なのもあり極めて少ない。が、存在する上に”刀術”は異世界人に大人気そのため金貨30で、すぐなくなるレベルで売り買いされている。

「で、後のは修復?と闇魔法か…。」

「修復は使いにくいのと結局材料がいるから、砥石もって刃物使うには有利っていうだけ。」

「確かに、それはきついわ。」

「軍隊だと出番あるんだけど、まあ、こっちは少ないね…。」

「後は闇魔法か…。」

「うん、とても人気がないうえにレベル1だと使いにくい、その上覚えにくい、中級魔術だからって奴。時々魔術ギルドでも買取拒否される不人気商品。」

「じゃあ、本当にくずばっかりだな…。」

「そうですか?」

「僕にはあまりにできすぎて、偶然を疑うレベルですよ。どこの初心者パック渡したの?って言いたくなった。」

「は?」

「だからナッツさん聞きたい。」

「はい。」

「今後来るであろう勇者にどれか渡したい。ので選んで欲しい。今後戦闘をしたい?」

「お、おう…戦闘したいかと言わればしたくない。ができるならしたい。あんたに迷惑かけたくないし、それに、自営はできておかないとこの世界治安悪いんだろ?」

「はい、悪いです。」

「なら、俺は戦うすべが欲しい、あの勇者どもを見返すなら十分価値がある。」

「分かった。じゃあ、ナッツさんのオーブ、特異除いて全部吸収しちゃって。手に触れてスキル名を言えば、吸収できるよ、後、生活魔法も3つ。」

「お、おう。じゃあ、銃術!闇魔法!修復!生活魔法!」


名前:夏目 祐樹(なつめ ゆうき、通称ナッツ)

職業:主夫LV1

STR:7

VIT:9

INT:15

MID:20

AGI:3

MAG:5


スキル:家事LV1 銃術LV6 闇魔法LV4 修復LV1 生活魔法LV3

称号:異世界からの来訪者 はぐれ者(生存判定+1) ガンナー(職業に銃士開放)

所持金:なし

装備:異世界のスーツとジャケット異世界の靴 異世界のジッポライター。異世界のタバコ


銃術LV6  (戦闘系) 銃を使った戦闘を行う 狙い、スナイプ、スリングショット、中位戦闘術 必要DP 成長でのみ取得。

修復LV1   (生活系) 物を治すのにつかわれるスキル。各通常生活系スキルとの連動が必須。 中位生活技能 必要DP2000DP

生活魔法LV3 (魔法系) ちょっときれいな風が吹く LV2に加え、洗浄、空気清浄 の2つ。 必要DP  6000DP、

闇魔法LV4  (魔法系) ここから闇無双が始まる。 LV3に加え 影移動、ダークボックス、影縛り の三つ。中位魔法。  必要DP 40000DP、


「なんじゃこりゃ!」

「よし!成功した!」

「どういうことだぼうず?」

 僕たちのガッツポーズにナッツさんの疑いの目が痛い。

「スキルオーブを前に間違えて同じの使った人がいて、その人がスキルレベルが上がったって話があって。それ聞いて試してみたかったんだ。だから成功して嬉しくて。」

 そう言うとナッツにナオが飛びつく。

「やったよ、やった!」

「いや、いや、ちょっと待って、うん。魔法使えるんだよな。」

「うん。魔法攻撃として、ダークアローがある、なんだけど。」

 これはにやにやしてしまう…。そう、この瞬間が楽しみでもある、

「何だ、このダークボックスって、閉じ込め系か?」

「使ってみればいいよ。」

「じゃ、ダークボックス。」

 そう言うと目の間に黒い球が一個浮いている。

「何これ?」

「はいこれ。」

 そう言うと近くにあったエルフ醤油の陶器瓶を渡す。

「なんだ?」

「それをその黒いのに突っ込む。」

「も、も、も、もしかして!」

「ああ!」

 おっさんは震える手で闇に瓶を入れ…手を放して・・・そして震えた手を見るとエルフ醤油の瓶はなくなっていた。

「手に何もない状態で考えると、頭に入っているものが理解できる、それでその名前を思い浮かべるとアイテムが出せる。」

 その言葉にナッツさんはもう涙を流していた。素ッと闇に手を入れると、エルフ醤油の瓶が出てきた。

「や、いやいやいやいやったぁぁぁぁーーーーーー!これだよこれ、俺にも、俺にも、俺にもやっと!我が世の春が来た!チョーすごいじゃねえか、アイテムボックスかよ!そりゃあぼうずも喜ぶわ。」 

 そう言いながら涙を流し僕にぎゅっと抱き着いてくる、結構痛い。そしてそれを見るハーリスがうらやましそうだった。いやあ、教授でさえ勝てないアイテムボックス。流石だな。会談の次の日

この話をしたらネルに延々と精霊をねだり、しがみついているキラリも覚えている。

「魔法がついて、しかもアイテムボックスもついてくる、すげー奴じゃん!」

 もうキャラ崩壊してるほど喜んでるな…。

「ついでにもう一個は影変化、これ俗にいう影もぐり。陰に潜むとかできる魔法、ただし消費が高いんだけどこれも十分。」

「ニンジャ!」

「ニンジャ!」

「ヤターニンジャだヨ―!」

 もう片言になってやがる。でもすっごい嬉しそうだ。もう感涙で地面叩いてる。

「こういうのを待っていたんよ!俺、頑張れる!」

「マスター、よかったですね。」

「ああ。」

 自分にとってうれしいのはこれ使えばもしかしてリミッター位置が変わるかもしれないって事。あの銃術の6が僕には一番うれしかった。これは可能性ができたのだ。さらに発展するきっかけが。

できたのだ。そして、ダンジョンの中でしばらく小躍りして、しばらくたった後。

「もしかして、魔力酔いとかする?」

「当然MP0になると気絶とまで言わないけど相当がつらくなる。」

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