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はじめてのまおう~《勇者に俺ツエーさせるRPG》   作者: どたぬき(仮)
第3章 3人の勇者編
117/1805

5-33 魔王軍結成

「結局こうなったが魔王城は負担が楽になったし、何より肩代わりしてくれるシステムができてうれしい。」

 あれから7時間かけやっと会議が終わった。その間、数回の休憩をはさんでいた。

「私もやっぱり魔王やった方がよかったんじゃ?」

「い、いえ、やったら城砕けます。」

 その言葉に全員が首を横に振る。

「お姉さんはしゃべれるようになった、リーネ君好きだぞ。」

「これが上位ランカー。」

「私は今神の瞬間を見ているのかもしれない。」

 エムント王もこっそり書面で参加を表明していた。これは大きな利権になると思ったからだ。

「これでいい、私の所でも受け入れる、後、七海、後でお土産もってそっち行く。できれば農地見せる。私、興味ある。」

 とばらばらであるが条約は結局まとまった形となった。数人は痛み分けの形となったが。

「では、わたくしハーリスが一度条文を読み上げます。意義がある場合は申しつけ下さい。」


一つ、クラン:魔王軍は加入条件として”誰か魔王城の幹部の誰かのダンマスのフレンドであるダンマスであること。また、ギルドのカードでのフレンド機能でのフレンドを指す”を持つこと。

一つ、クラン:魔王軍は加入条件として”いずれかのギルドに加入しゴールドカードの交付を受けること。”を含む。

一つ 人間等の場合、魔王軍加入ダンジョン関係者であるなら、加入者として扱う。そしてこの時、関係者のみである時下記ののモンスタールールも適応される。

一つ 加入ダンマスののダンジョンにいるモンスターは危害を加えてはならない。(中立含まず)これにはダンマス、ユニークを含むが、ダンジョンバトル時を除く。

一つ 加入者同士のダンジョンバトルは基本”コア破壊不可、マスター殺害不可”をつける。致命傷はOK。また対外においては規制しない。

一つ、脱退は他の”魔王軍構成ダンマス又はユニークモンスター一人に了承を得る。”するだけでよい。

一つ、DPの貸し借りはなし。お互い独立したダンマスであるべし。トレードはOK。

一つ、クランハウスとして魔王城を”魔王城”を提供、また共用スペースとして”魔王城B1F、魔界”が設定される、また、ここから提供される。DPは”魔王城”の物とする。

一つ、魔王軍のメンバーは”魔界一日滞在チケット”を一人一日50万DPで購入できる。このチケットは称号特典として外部ダンマス、勇者にも配給される場合がある。

一つ 魔界一日滞在チケットは神様が商才を決める。位置記憶はありだが初期はランダムテレポート。

一つ 魔王城の幹部及びダンマスはこの制限の対象外であり、また魔王城と、魔界の管理の責任を負う。

一つ、魔界には以下の特別ルールが適応される。”内部モンスタースキャニング不可”、”アイテムは持ち込みありで持ち出し不可”これは以前手に入れた物にも適応する。、

一つ、魔王軍は表では人類の敵、表に立たない所で人類を助ける組織である、仮想敵は戦争抑止力。基本人類を襲わない。ただし襲ってくる奴倒すのはOK。

一つ クランはクラン内専用ショップとして追加でダンマス5枠、ユニーク3枠のショップ枠が持てる。売り上げは各自に入る、給料設定がない場合、マスターに入る。

一つ クランはトレードは自由。ショップ機能通常も制限しない。ただし魔王軍の関連者の情報、ギルドの内部外部公表以外の情報はは全て売買不可。

一つ 人間側から加入の申し込みがある場合、ギルドのゴールドカード基準に準ずる。国家の場合は秘密協定のみあり。公表禁止。

一つ 冒険者幇助施設であるギルドは基本尊重。又、依頼を受けること、依頼を出すことは可能。但しこれに魔王軍への不利益な内容は禁止。

一つ、魔王軍においてはダンジョン領域はお互い全部共有として使用できる。ダンジョンゲートはお互い設置しないが共用スペースへの階段か扉はB1Fとして設置可能。また魔王軍はお互いの

   ダンジョン領域のは売買できない。

一つ、魔王軍でのダンジョン領域は基本自動的にすべて貸与し、他の者が買える。が仕様は購入者以外に魔王軍が全員使用できる。

一つ、魔王は各構成ダンマスが特殊ボス部屋”魔王の間”を建設し、その内部でのボス指定したものを指す、これは勇者の討伐内容として神託される。但し倍率は1固定。強くならない。

一つ、魔王の間は神様が仕様を決定し、初期設置0DPのルーム扱いとなる。その部屋にある魔王の証”形状変化可能”を持つものを自動で魔王として認定する。

一つ、魔王は勇者討伐10万DP、勇者に討伐される=召喚必要DP×2を得る。また魔王の間の扉を開くにはダンジョンコア(サブ、ダミー込み)が一つ必要。また、魔王はダンマス以外が成る事。

一つ 魔王を討伐されると、勇者の帰還条件又は国家の褒章案件となる、褒章確定は”戦勝パレードを行った後神像でお祈り”である。対象の討伐された相手のDPに応じて願い事一つを魔王城が叶える。

一つ、内政、産業チートに関してはほどほどに。受け入れるが、自分では基本やらない。購入の場合はDPショップで。


 となった、長い。がこれで魔王城は基本来たら戦うが他のダンマスも魔王を置いてもらえることになった。王に関しては、魔王ってこうなってるのか―ってすごい遠い目になっていた。ついでにエクトネーゼの王都は秘密協定で、ダンジョンを2件作ることとなった。一つは花のダンジョンマスターの収益用、後、向こうの王城城下町に自家用及び植物ダンジョンを作る。街にいて店をやりたいだそうでダンジョンチートほどほどであるならOKとなった。無論産業もありである。これで割を食ったのが僕と、リーメ君である。今まで作ったのもあるが僕も内部の自然データはすべて消滅、DPは入るが魔王城と、魔界を成長させることはできるが、防衛ラインとしては使えなくなった。リーメ君は手持ちリストの9割がなくなった。

「こればっかりは…どうしようもないと思うんだ。」

「仕方ないですが、何とかできるなら。」

 が、仕方ないので、こっちも持っている分は全部こっちがスキャンありで放出した。自然データは上の方からとるしかなく、それはハーリスが回収したものを使うことになった。ついでに教授から、ウルフの死体を受け取り、数を確認、ワーウルフ、獣人(狼、狐)が成立したことを言うと、なぜかお姉ちゃんと勇者たちがガッツポーズした。テールフォックス(9尾など)はこれを成長させないといけないのでまだ長い…。


「そうだね、エレノアの件もあるし、エレノアちゃんこっち来て、補填するし。えっと魔素栄養欲しい勇者と、ダンジョン幹部来る。」

 リューネさんがみんなを手招きする。それに合わせて謎の顔してみんな集まる。

「そういえばそれが本来の拡散だからね。」

「お姉ちゃん?」

 ナオも不思議そうに…長谷川を見つめる。

「私も実はこっちに来るときに前の記憶をもらってる。で、長谷川ちゃんの本来のスタイルを知っている、元々は長谷川ちゃんは”支援型”なのよ。戦闘大嫌いの女の子。」

「え?}

 全員が…いやありえないだろって顔で、リューネを見つめる。

「それに実は私こっちに来た時に全部のスキル取得しなおしになって、レベル1だったんだ。だから魔法が使えなかった。後で練習しないと…。」

「で、本来のスタイルは”拡散”で本来単体であるはずのスキルや能力自分にしか効果のないはずの物を”拡散”させる能力なのよ。ついでにリフレインもさっき使ってた。拡散は2回以上拡散で

元の位置にもう一回戻る効果がある、それを繰り返して強化するのがリフレイン。」

 …。以外にもほどがあるという全員の顔だった。あれだけ暴れた奴が支援型?どこの間違いなんだという顔である。

「で、エレノアのレベルを下げたのは”魔素栄養”の効果を硬貨を使って回数を増幅して、リフレインさせて、その効果を重ねてたたきつけたって事、ただしこの効果…。」

「何?」

「自分から出た魔石を自分で食うことができない。他人の魔石は食うことができるけど自分のは拒絶する。なので、経験値の元となる魔石とかを食わないとレベルが上がらない。」

「あの時の銀貨はそれか…!効果を増幅する”対象”を増やしたのか!」

 教授は頷くが、その解説に南とキラリは全くついていけなかった。。

「そう、私の奥の手…なんだけどさ…エレノアには効かなかった。まさかレベルが関係ないやつがいるとは…。」

「ふふん。」

 エレノアの珍しいどや顔である。

「但しこれでお互い同じレベル同士の他人なら、石を交換すれば経験値を戻せるのも知っている。その為も私から詫びでみんなに、魔素栄養を出す。そこの王様は危ないから全員おいてその他の

全員おいて、うまくいけば高レベルの魔素栄養が手に入る。で、もう一個分かってるのはちょっと勇者の従者使って実験したんだけどこれで人間が1になる場合…職業が消える。」、

「え?」

「でこっちで聖別とか何とかで職業を得る儀式とかある?あるならそこに行けば、再設定可能だと思うけど、それまでは職業補正も消える、但し勇者は不可能だった。」

「ふむ、そうなるとリセットの対象は”称号を経ない職業のみ”か。」

「これは大きいかもしれん、」

 エムント王が考える。

「やりたい職業と今の職業が違うものが多いのも事実だ、これが解消されるなら大きい。検討に入ってみよう。但しこれは…。」

「最低でも人間やめる必要がある、勇者は半分辞めてるからOK.」

「師匠、それは僕たちに失礼では?」

「師匠?先生とは違うの?」

 南の疑問もわかる、が教授が先生で、長谷川さんが師匠ねえ…。

「僕は、両方から教わったんですよ。戦闘は主に実践を師匠から、戦略は先生からですね。」

「ふむ、そうなると意外とというか…。」

「じゃ、やっちゃうよ―。」

 そう言うと、みんなが円陣を組む。そしてスキルオーブを使ってみるが反応はない。

「どうも、これはダメみたい。」

「じゃ、こっちの譲渡を拡散するから、こっちにちょうだい。」

 その言葉には全員が疑問を持つが、リューネは手元からスキルオーブを投げて渡す。

「何するの?」

「久々なんだよね。こっちの効果にお願い、こっちの分は回収しておくよ。」

 そう言うとケイが、長谷川を指さす、それに合わせて光が一瞬全体に広がった…気がした。

「これでいいよ、そっちはどうなるの?」

「ああ、譲渡の対象をエムント王に向ける代わりに、そっちのを”溜めて”こっちに使った。」

 ナオ君の謎そうな顔はさらに謎だった。いや、勇者たちもそうだった。

「私のスキルが”溜め攻撃”とスキル譲渡でそれで”魔素栄養”譲渡する効果を”拡散してその拡散して、固まった分を”溜めたのよ。でそれを使って”自分から自分に譲渡した”後の分は拡散した分でみんながスキルを覚えた。って事。」

「さすがに非常識だな…。スキルとレベルを操るとか…。」

 教授も呆れたようだ。僕も呆れてる、そんな効果あったのか。

「これで昔は数回、スキルを拡散して覚えたの。その時のコンボだね…。スキルにはこうやっていくつも相性が合って、これで、指定した人全員に魔素栄養LV10が入った。ついでに魔素栄養自体は

”食事が魔素になる。食事は可能だが、追加で成長のステータスに補正が付く。”」

 ケイちゃんがギルドカードを見ながら答えてる。

「で、後半は、攻撃で捕食してMpを回復とか、キラリと相性がいいはず。」

 リューネが仕事が終わった感じで着席する。

「ふと思ったのだが、有名な指先姫の指先という奴は、前は聞けなかったが、今は聞けるのかね?」

「何それ?」

 エレノアたちも不思議な顔だった。エムント王はリューネの様子をうかがっていたようだ。

「そういえばコクヨウちゃんにも言ってなかったよね、”指先”って奴。」

 そう言うと上空を指さし、突き出す。それに巨大な衝撃波が付いてくる。流石に全員驚いたようだ。

「これは?そういえばこれ、教えてもらってませんね。」

「種明しするとこれ、単に爪振ってるだけ。どうも変身の機能で、変身中にスキル使うと専用技は”本体のサイズ”で機能するみたい、私の竜格闘とか。でこれは本当に”つついてるだけ”。」

「そんな機能があったんですか。それはちょっと生活が楽になりそうです。」

 流石、長谷川さんである。

「こうやって見るとあの時と声も…いややることも違うのだな…。」

 エムントはじっと長谷川を見ていた、実際彼は戦場で何回も味方としても、敵としても戦っていたのだ。ただしそれは恐怖の対象だった。今のリューネの顔は優しく、慈愛に満ちていた。

「あの時は本当に…ごめんなさい。ナオ君を失ったショックで全般的にいらいらしてた。世界に絶望してた。」

「そんなに素直になれるならもっと…いや速くお互い和解すればよかったな。そうすればもっと悲劇のない事があったかもしれない。そして私は誓おう、君たち未来ある若者たちを私は助ける。」

「いいの?貴方をだましたかもしれない、これから害、あるかもしれない。」

「もう私もれっきとした”人類の敵”だが、民を思う心は変わらない。それに、いやな言い方すれば、君たちといれば私も生活が楽になる。それで十分じゃないのかね、結託するのには。」

 エクトネーゼ王の言葉に全員が苦笑いした。

「後は、これをもってシステムにフィールドバックしてくるわ。後、ルールがもう少し改定になるかも。そのときは連絡するから、みんな頑張ってねー。」

 そう言うと、いつの間にか会場に混ざっていた、スーツ服の女性が、影もなく消えていった。

「あれは何者かね?」

 エムントの疑問も最もだった。

「あれは女神…この世界を作りし、上位存在だそうだ。あの神像のモデルだよ。」



これで第一部”始まりの魔王”編終了です。次章からは新章となります。

 ここまで見て頂いたり、多大なブックマーク及び応援感謝いたします。作者は頑張って書いていますが応援メッセージ、評価等があると奮起するので、できれば、できる範囲で良いので、応援のほどよろしくお願いします。

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