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はじめてのまおう~《勇者に俺ツエーさせるRPG》   作者: どたぬき(仮)
始まりの魔王 高橋直の章
11/1654

1-11 スライムに手当てされると、ひんやりパッドみたい

「プーニプニ。」

 作られた生命体らしいのだが、こうやっては寝て移動してると謎ではあるな…音もしないし…。そういえば…。

「これ、吸収できる?」

 この槍、後でコピーできるからと思ったが、そういえばステータスで”本体の素材に準ずる”とか書いていあったはエレノアの体はスライムなので、液体型のままだろう。

「プニィ。」

 顔の部分を上下させている、大丈夫だろう、

「あとで、取り込んでくれる?」

「プニィ。」

 かわいい…頷く姿さえかわいい。がこの辺は動物はいるはずなので、その辺を狩ればうまく行くかな…。やり投げ器を付けた槍をぎゅっと握る。しばらく進んでいくと…また、あの時みたいな

犬がいる…毛が薄くて…。が…複数いる。4匹…。勝てるのか?…逃げよう…怖い。少しずつ…少し…。

 ガサガサ

 その音に全部の犬が気が付いたようだ、こちらを向く。ダメだ、逃げれない!

「うわぁぁぁっぁぁあ!」

 叫びながら全力で槍をぶん投げる。それが運よくというか、犬の目のところにぶっ刺さった。

「ギャウン!」

 叫び声とともにあと3匹がこっちに突っ込んでくる、一気にこっちにかみついてくる。か、回避とかできるかよ!腕にかみつかれそのまま押し倒される。あ…死ぬ…。

「助け…。」

 とつぶやいた瞬間、

「プーーーニィー!」

 そう声が聞こえた瞬間、そいつはすっ飛んでいった。そして僕の体の上にはエレノアの姿があった。その威圧感のせいか…。3体の犬がおびえているように見る、そういえば言っていたっけ。

”スライムは筋肉の塊みたいなものだから、小さくても…。”

 強いわな…。

「頼む…倒してくれ、」

「プニィ。」

 二つ返事で頷くエレノアは…かっこよかった。戦闘は…自分が腕を噛みつかれ痛みで意識がもうろうとしてて覚えていないが、圧勝だっと思う。腕が痛い…。

「大丈夫?}

 傷はついている様子はないが…体の中にはあの犬の毛だと思う、毛がちょっと浮いていた、

「ぷにぃ。」

 ちょっと声が柔らかい。そうだ…。

「そこの犬のうち一体と、槍は食べちゃって。後は持っていける?」

「プニィ。」

 そううなづくと、エレノアは、近くの犬の死骸にのしかかるとそのまま…消化していった。そして槍もそのまま、取り込んでいった。すごいスピードでのみ込んでいくが、原理が分からない。

「すごい。」

 単純にそう思った。そして、エレノアは少し膨らむと後の3体も飲み込んでいった。…が溶けてないな…。

「プニィ。」

「行こうか…。」

 無言でうなずくと、僕達は元の小屋に戻っていった。


「おかえり。」

「ただいま。」

 女神はなんかノートパソコンみたいなものを取り出し、唸ってる感じだった。

「どうしたの?」

「いや、設計の足りない所。煮詰めてるのよ。」

「分からないけど…エレノア、そこに置いて置いて。」

「プニィ。」

 頷くと3体の野犬をスキャナーの上に置いた。

「3体か、大量…怪我してるね…。」

「やっぱり無理だったみたい。」

「さてどうするか…。」

 そう言うと女神は腕をじっと見つめた。

「私は緊急事態でないなら手は出せないのよ。けがは少し深いが、魔法で治る範囲よ。だから手が出せない。」

「そういえば魔法って覚えれるの?」

「ダンジョンマスターはスキルを買って、覚えさえることができるのよ、配下とか自分に。それで何とかして。」

「分かった。」

 タブレットをポチポチ…

「ダンジョン全景から、ダンジョン構成員一覧から、個別指定できるわよ。ただこれに出てくるのはダンジョンであなたに声をかけられた”名前のついている生き物”に限るから注意ね。」

「分かった…でこれか…。」

 

 ダンジョン構成員

  ダンジョンマスター:ナオ

  ナオの下僕:エレノア


「でそこを開いて…スキル取得って選べばいい。」

「これ?」

 触ってみると怪しいのがあるな…。


ダンジョン構成員

  ダンジョンマスター:ナオ

   アイテム支給

   給料設定

   スキル設定

    スキル取得

     戦闘技術系~

     生活系術系~

     魔術魔法系~

     特異特性系~

 

 これか…。魔法でいいのかな。で回復っぽいのはこの4つ。

  

回復魔法LV1(魔法系) 回復を専門とした魔法のセット、ヒール、レジストアップ、代謝増幅の三つがセット。 上級魔法 必要DP 60000DP  

光魔法 LV1 (魔法系) 光を伴う魔法のセット   回復光、灯火、発光の三つ。中位魔法。              必要DP  4000DP、

手当LV1  (魔法系) 回復系の基礎となるスキル。手を当てた相手の傷を治す。LVが上がると効果アップ。成長すると派生する場合あり。  必要DP  5000DP

回復LV2(魔法系) 接触した対象のけがを治す。LVに応じて距離、程度、範囲がアップ。直したけがの程度に応じて疲労しMPを消費する。必要DP 10000DP


 なんか値段がおかしい気がする。

「解説すると、手当、回復は成長するとヒールとかハイヒールの内容超すのよ。制限が薄いって奴。手当は消費がほぼないし、回復は効果が高い。逆に汎用性だけの効果が深くないものは安い。」

 あれ?

「えっと…自動回復とかはないの?」

「…さすナオ。」

「略さないでも。」

 褒められてるのか、貶されてるのかわからない。が、自動回復っぽいのはわからなかった。

「一応いくつか用意してある、それが、代謝増幅とかかな、レベル上げればスキルで付与できるものも増えるので、そこにヒールエリアとか用意してある。」

 そうなんだ、レベルとかあるんだ。自分にもあるしな…。が、ちょっと待てよ…。

「手当って、手が触れた範囲なんだよね…。」

「そうよ。」

「スライムの手ってどこ?」

「………。さすナオ。」

「いや、だから略さなくても。」

「そういえば、エレノアちゃんって、変形取ってるから。どこでも手なのよ。」

 …決定だな。手当をエレノアに・・・。スキルをたーっぷ。した瞬間エレノアの体が白く光る、

「うん、これで、スキル覚えたよ、スキル一見て。」


名前:無し(未設定)

種族:スライム:LV3

職業:ユニークモンスター、ナオの下僕

ソウルレベル:LV3

HP:20

MP:24

STR:20

VIT:7

INT:15

MID:12

AGI:6

MAG::17


スキル:吸収LV1 融合LV1 変形:1 模倣LV1 超触覚LV1 忠誠の一念LV1 手当LV1

称号:始祖の存在 ナオの第一眷属 ダンジョンユニークモンスター

所持金:なし


「確認できた?」

「うん。エレノア、お願い。傷に吸い付いて。」

「プ、プニィ。プニィプニィ。」

 すごい恥ずかしがっているようだが…。しばらくして、自分の傷に吸い付いた…傷も治っていくようだ、痛くなくなってくる。後細かいスキル入れていくか…というか生産系スキルとかあるんだよな…。

そういえばあるかな…。もしかして、いろいろ解決するかもしれん。が…。ちょっと思ったことがある。生活系・・・。


 言語:アルマッサン語(東大陸共通言語)取得2000DP、アルブレット語(西大陸共通言語)取得2000DP、日本語(魔王の共通言語)2万DP


「そういえばスライムとかってこれあればしゃべれるかな?」

 女神がタブレットをのぞき込む。

「一応召喚された勇者は基本、言語は西大陸後、東大陸語をマスターしてる状態で召喚されるわ。ただこの自動翻訳は日本語が混ざる場合は日本語のみしか翻訳しないからね。」

「いや、スライムってこれでしゃべれる?」

「基本は無理、口ないし、複雑な発声器官ないからできない。」

「変形あれば?」

「人間の要素を食べさせてあれば。」

「聞くだけなら?」

「一応意志で何となく察している命令が、正確な形で伝わる…んだと思う。そのくらいの利益はあるわ。」

 これは少し後回しだな…。後、もう一つ…。あった。

 

 水泳LV1(生産系):泳ぐのが得意になる。溺れにくくなる、2000DP

 解体LV1(生産系):動物等の肉や骨を解体して、区分けできるようになる。4000DP


 この二つが欲しかった。…自分じゃなくて、エレノア…パイセンとか言うかなってレベルだな…。スキルぽちっと…。おおー、二回光ってる。

「何買ったの?」

「エレノアに、水泳と解体覚えさせた。」

「なにさせるの?」

 傷の具合はいい感じだから、これでいいはず。

「下の海で、エレノアに魚取りさせればいいんじゃないかって思ってさ。後、肉も解体して一部取っておけば…」

「ふむ、それは面白いわね…。とりあえずやってみましょう。とりあえずエレノアちゃんに解体した奴を、解体した状態でスキャナーに読ませて?」

「うん。お願い。」

「ピキィ。」

 そう言うとエレノアはスキャナーの上の犬を一体…グネグネし始める。そして、しばらくすると肉と、血と後骨と分けられた犬の…姿があった。それを全部早速スキャニングした。

「そうすれば、召喚とかショップに解体前(生物)と解体後の両方が出るわよ。DPで量産可能。」

「おおー。」

「まあ、後の分も吸収させちゃって・・。」

 後の分も吸収させておく…ただ、犬の肉が食いたいかと言うと別である。

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