表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
はじめてのまおう~《勇者に俺ツエーさせるRPG》   作者: どたぬき(仮)
始まりの魔王 高橋直の章
10/1802

1-10 僕の仲間に名前つけたみたい

 朝は明るいが…曇りで日の様子は重かった。

「おはよう、」

「おはよう、」

 よく考えれば共同生活なんだよな…神様と…そういえばベット一つしかないぞ…。ここ。

「私はほら、いつでも家に帰れるし、寝る必要性もないから、あなたが寝てね。」

 絶対後でベットとか別室作ろう。

「後これ…。」

 昨日も見た気がする、パンとスープ…あれ?僕は無言でスキャナーのもとに行って。

「スキャニング」

 ライ麦パン(硬焼き):1DP 細かい野菜の支給スープ:1DP

「味気ないわね…。一応欠点言っておくと、同じアイテムとかでも登録するとDPで呼び出したときに同じ味しか出ないからすぐに飽きるわよ。おすすめはやっぱり自分で作ること。」

「できたらね。」

 高校生に料理とか何期待してるんだ。

「さて、今日はダンジョンで釣りだ!」

「おおー!」

「プニィ。」

 そうだ、昨日はダンジョンにドロップ品(自分では手に入らない)とか設定したんだっけ…。のぞくとそのまんま、潮の香りが分と鼻につく。

「思ったんだけどさ…。竿と釣り針は?後餌…。」

「………。」

「用意は…。」

「してあげたいんだけどさ、ほら、干渉禁止とかルールにあるじゃん…。」

 こういう時に後悔するのがルールの基礎である…。いや、記憶してない僕なら絶望してたんだろうな…。海を覗くと時々少し大きめの魚がちらほら見える。入れ食いかもしれないが…。僕はそっと扉を閉じた。飯は食えるんだ…とりあえず気長に考えよう。今のままなら3か月後にはジオフロントのレベルが上がり…ただし防衛できなければ宝箱があるから人がいや、敵が襲ってくるんだろうな…。

まずはレベルアップ…。

「レベルアップってさ、どうやるの?」

「職業とか種族のレベルは、戦闘による経験値…まあ端的にいえば人からMPを奪えばいいのよ。俗称経験値なんだけどさ。それで設定された量より多ければ成立するよ。」

「でも根本的にMPって何?」

「解説するとすごい嫌な気がするし、ファンタジーに言うと、小人さんの数。」

「え?」

「とても小さな小人さんの数なのよ。それにより、人間の肉体の機能とかの一部を肩代わりしてもらい、スーパーパワーを手にできるのよ。」

 なんかナノマシンとか聞いたことあるな。

「そんな感じで、生命に宿ってるのよ。で、これでスキルの設定とか、スキルに使うマナを奪って…で、それで強化することができるのよ。」

「スキル取るのってもしかして、」

「うん、そういうMPを付与してる。生命体に。但し先住民もいるので後から買えるのは労力がいるのよ。」

「そういえば、ここってどこ?」

「魔王城予定地よ。」

 分かるか!

「もう少し詳しく。」

「前回魔王のいる魔大陸とか作ったら割られたので教訓でこちら、陸続きの僻地の”魔の森”に魔王城作ったのよ。…大体人がいる開拓村まで一か月くらい。山脈一つ越えないといけない。」

 相当奥地だけど…。

「そういえばここって魔物とかいるの?」

「いるわけないじゃない。いたら怖いじゃん。」

 …。駄女神が!

「というか、あなた。そんなとこいたら死ぬじゃん。」

 ですよねー。

「ただ、森の奥地だから、それなりに普通の獣はいるし、この世界独特の動物もいるので、それなりに危険よ。村人とかは寄るなーとか言う程度。」

 それなりに危険なんだ。

「ただ、言うほど大きな生き物はいないはずだし…。危険はそれほどでもない。」

 ないわけじゃないんだ。

「さてどうするよ…。」

「名前を付けよう。」

「誰に?」

「この子…。」

「プニィ。」

 スライムちゃんである。が、スラ○○とか定番だし…。

「せっかくだらか、すらり「言わせねぇよ!」ムグムグ。」

 間一髪口を抑えることに成功した。危ない。がこのままだと危ない…。マリン・・・アクア…。ピエール・・・。

「エレノアなんてどう?」

「プニィぃ」

「それは?」

「好きなキャラの名前。愛着あるし…。」

 自分が好きだったスマホゲームのキャラの名前だ。愛着あるしね…メインアタッカーだった。

「それでいいわね…。」

「プニィ。」

 エレノアは喜んでいるように見える。

「結局これはどうするの?」

「うーん、今は蓋閉めて放置で。」

「分かった。塩はどうする?」

「作り方わからないし…。確か海水を乾かせばいいんだよね…。」

「ただ…。」

「気が付いてる・・・。」

「乾かす場所もなければ、水を運ぶ容器もない。」

「容器はあるよ、ほら、」

 そう言ってスープ入ってる器を出した。

「確かに…勉強になるわ。」

「ただ、狩りに行ってくるよ。」

「それがいいわ。部下を増やすか食べるか。」

「分かった。」

「ちょっと、こっちはいろいろやることあるから、まあ、ここにいるけどね。行ってらっしゃい。」

「…行ってきます。」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[気になる点] 女神と主人公の台詞がどっちが喋っているのか分かりにく過ぎてキツイ。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ