1-1 勇者召喚で定番の危機感じてみた。
久しぶりでもあります。よろしくお願いします。この小説は時々フラグ管理及び誤字脱字修正で大筋は変更されませんが、記述が変更される場合があります。よろしくお願いします。
「おおー、召喚成功したぞ!実験成功だ!」
ここは…なんだ…。
「よく来てくださいました勇者様よ。」
白いひげを蓄えた、豪華は服を着たおっさんがいる、確か僕たちは学校について、朝礼が始まる前だった。
「ここは?」
東雲姉ちゃんの声だ。
「………ん?」
メガネ…いや、委員長だ…。
「なんだ?ここ?」
茂樹か…。声のほうを向くと3人…僕入れると4人、男女2名か…。周囲の感じからして…。ここは石畳というか、ゲームで定番のヨーロッパっぽい…。周囲の人間はこちらをじっと見つめている。なんか化け物を見てる感じだ…。謎のぼわぼわした服着たおっさんと、ドレス来た女性…そしてマント付けた髭のおっさん…。
「あなた方は…召喚されたのです。だと思います。」
召喚…異世界?勇者?
「言葉はわかりますか?分からないなら手をあげてください。分かるなら、お答えください。」
わかるな。隣の学者風の…偏見だが僕の…が手を上げる。
「ここは?どこ?なにがあったの?」
東雲は泣きそうな顔で周囲を見渡している。僕はぎゅっと握ったカバンが印象的に思えた。…呆然としてる…。委員長もそうだな…。うつろにあらぬ方向を見つめている。
「異世界?勇者…。」
茂樹は呆然としてるようだ。
「声は聞こえるようだが…やはり失敗なのか?」
偉そうなおっさんがひそひそしゃべっている。
「いえ、大丈夫です。聞こえてますよ。」
流石に話が進まないから言ってみる。
「それは良かった。伝説の召喚魔法を使いやっと人間が呼び出せたのだ…いや勇者と指定できると書いてあるから、勇者なのだろう。」
すごい適当だな、おい。
「ぬぷぷぷぷ。…ここは異世界で、かつ…。転生物…。これはチートキターでいいはずです。」
相変わらず委員長はしゃべり方が…いや、チート?
「まずは、、だ。まずは。を肉体を確認させてほしい。」
「肉体?」
なんだそれ?ゲームじゃないんだぞ。
「ああ…。知らない可能性があったのだな、知らん可能性あるな、この水晶に触って”ステータス”と言うと自分のステータスが見れる。で、お主たちには、まず、ステータスと言った後、後でいい”開示”と言ってくれ。」
「きたー、ステータス異世界定番来たー。」
ちょっと待て、委員長…開示だと大方他人に見せる羽目になるぞ…。がここは仕方ないまずは…。
「「「「ステータス。」」」」
名前:高橋 直
職業:なし
STR:1
VIT:1
INT:1
MID:1
AGI:1
MAG:0
スキル:なじ
称号:なし
所持金:なし
装備:異世界の服(学生服) 異世界の靴
何もない、普通か…。
「おおー勇者だ!」
「…ぬぷぷぷぷ。剣士ですか。」
「賢者?」
…なんかみんな定番だな…。いや思い出せ、定番異世界ものだと、無能のレッテル張られるやつは大抵変わったチート持ちのはず。…これはやばい…。
「「「開示!」」」
名前:田中 茂樹
職業:勇者
STR:122
VIT:25
INT:26
MID:222
AGI:255
MAG:255
スキル:加速LV1 光魔法LV1 収束LV1 剣術LV1 勇者の力LV1
称号:勇者 異世界からの来訪者
所持金:なし
装備:異世界の服(学生服) 異世界の靴
名前:東雲 惠
職業:賢者
STR:12
VIT:6
INT:226
MID:22
AGI:25
MAG:255
スキル:溜め攻撃LV1 攻撃魔法LV1 支援魔法LV1 回復魔法LV1
称号:賢者 異世界からの来訪者
所持金:なし
装備:異世界の服(学生服) 異世界の靴 異世界のカバン(小物入れ付き)
名前:長谷川 喜利
職業:剣士
STR:12
VIT:6
INT:12
MID:12
AGI:15
MAG:5
スキル:拡散LV1 剣技LV1 防御LV1
称号:異世界からの来訪者
所持金:なし
装備:異世界の服(学生服) 異世界の靴
僕以外の全員が開示する。委員長が剣士、…東雲が姉ちゃんが賢者…。茂樹が勇者…意外だな…全員。僕は巻き込まれかな…。が仕方ない…。
「開示。」
「直の奴何もないでやんの。」
「これは…。」
「…。」
姉ちゃんの残念そうな目が痛い。
「おおーこれが勇者。しかもスキルが凄い。こちらの賢者も…この未知の魔法は何だ?、なんて天才的な!剣士の方も?これは?」
僕れも異世界チートあれば…なんで僕だけ…。というか、もっとおかしい、なんで僕だけ、異世界からの来訪者とか言う召喚された称号がない?
「これなら、全国統一も夢ではないかも!」
周りの兵士のざわめきが凄い。
「王様、こんな無能なやつ勇者でもなんでもない。こいつは!」
「確かにそうかもしれません…この世界の物は大抵生まれてすぐに何らかの職業を発現します。なしとか見たことない。」
実際そうだが…実際そうだが…このパターンやばいかも。
「いえ、それは皆様どんな方かも知りません。まずは皆様こちらの部屋にどうぞ、」
「直君…。」
「東雲、大丈夫だ。」
「うん…大丈夫だよね…。」
そう言って、僕たちはそれぞれ、個室に案内され…妙に豪華なベットで…寝た…。